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2020年3月の記事一覧

私のマザー・コンプレックス

私のマザー・コンプレックス

私は男性を見る目がない。

本当にない。どのくらいないかと言うと、3回結婚して3回失敗した上に、推している男性アイドルですら必ず変なスキャンダルを起こす。

私が選ぶ男性は、100%の確率で何かしら難がある。

◆親から貰った愛情があれば、クズ男問題は何とかなる難がある男性は、殴る、嘘をつく、借金がある、謎の束縛をする、税金を払っていない、コミュニケーションが出来ない、女性を人間として見ていない、

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味噌汁飲んで

味噌汁飲んで

「死んでほしいよ」

 結衣は溢れ出た言葉に自分でも驚いた。ポロポロと涙が頬を伝う。

「なるべく苦しんで誰にも迷惑をかけずにひっそりとどこかで死んで」

 ダンダンダンッと、テーブルを叩きながら言ったセリフは、昨日友人に愚痴っているときに思いついたものだった。刺々しい言葉に、使った側まで傷つく。そんな言葉でも一度口から出た後だと、躊躇いもなくスムーズに出て行ってしまうものだ。
 宗助は女性のよう

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男尊女卑『女性』という名の呪い

男尊女卑『女性』という名の呪い

 17歳のとき、付き合っていた彼氏の友達の家に遊びに行った。男性が4人、家主の男性の彼女が1人、合計5人の中に私が1人加わった形だった。

彼氏は2つ年上の先輩で、集まっていたメンバーも全員年上だった。そこで忘れられない出来事が起きた。

唯一そこにいた女性に、なぜか私だけが皿洗いを命じられたのだ。

皿洗い=女の仕事私の地元がある九州は『男尊女卑』の意識がいまだに根強く、16年前は「女は男の後ろ

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湊かなえ作品の犯人は、いつも私みたいなクソ女

湊かなえ作品の犯人は、いつも私みたいなクソ女

小説家 湊かなえ。

彼女はイヤミスの女王と呼ばれている。読んだ後嫌な気持ちになるミステリー=イヤミス。読後感の悪いミステリーの女王、という事らしい。

私は、湊かなえ作品が好きだ。

◆私が湊かなえ作品に惹かれる理由湊かなえ作品は、いちいち私が「好きです」と口に出す必要がないくらい、恐らくみんなが好きである。それでも私は湊かなえ作品が好きだとあえて特筆すべき人間だ、というように思う。

なぜなら

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