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詰め込み教育の復権

「3か月でマスターする世界史」。

受験参考書のタイトルではない。

今年の4月から放送されている、NHK・Eテレの教育番組である。


Eテレの番組が1つの教科・科目を扱う場合、通例1年がかりで放送していたはずだ。

内容は未確認だが、これは昭和式の「詰め込み教育」の復活を宣言するものと解釈できる。

来週からは「3か月でマスターする数学」が放送されるようだ。


「NHKも変わっちまったな」と悲観する必要はない。

学校の勉強や受験勉強などは短時間で終わらせて、他の時間を自由に過ごしたほうが有意義である。

おそらく、生活が勉強一色になることに弊害があるのであって、それを防ぐための短期集中型の詰め込み教育なら大いに結構だ。


詰め込み教育では自分で考える能力が育たない、などと心配するには及ばない。

遊びやスポーツ、読書や社会活動を行う時間が増えれば、自然にその分だけ主体性が育まれていくことだろう。

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