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坪田愛華さん

今日、NNNドキュメント『愛華さんの望み ~地球を救う一冊~』を観た。

1991年、坪田愛華さんは、学校の宿題として環境問題をテーマにした漫画『地球の秘密』を書き上げた。

そして、その直後に12歳の若さで急逝した。


番組では、愛華さんと『地球の秘密』を元にしたミュージカルの模様が紹介されていた。

長年上演されてきたという劇は、エコロジー色やファンタジー的な要素が強いようだ。

私は偶然にも、つい最近『地球の秘密』を初めて読んだのだが、そういう要素は確かにあった。

しかし、あの漫画で印象的だったのは、科学的な事柄への理解力とそれらを纏める構成力だ。

12歳が描いたとは思えなかった。

このことは、もっと注目されるべきだ。


彼女の作品が海外でも紹介されるようになったのは、そのメッセージ性やプロットの妙だけでなく、厳密な科学的精神に裏打ちされていたからであろう。

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