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番外編|彼の日本語


昨年、半年間限定で日本の大学に留学した彼🇳🇱
独学で日常会話やLINEでの会話(漢字の変換も)ができるまでに日本語を習得しているが、まだまだ言い間違えも多い。

そんな彼の言い間違い日本語が
時にかわいく、時に不思議で
もっと日本語が上手になる前にこれまで聞いた言い間違いワードを
今日は番外編としてここに書き記そうと思う。🤭

さっそく、、私が一番好きだったのはこれ。
「ちっちゃいだけ」
小さいと言いたいんじゃなくて、
「少しだけ」「ちょっとだけ」と言いたい時によく『ちっちゃいだけ』と言っていました。

わたしはこの言い間違いが勝手にきゅんポイントだったので、あえて訂正せずにしておいたのですが(自己満)、、

その後「ちょっと」をマスターしてしまった様で全く言わなくなったので、
お気に入りだったのになあ… また聞きたいなあ…と、私は少し寂しく思っています。笑😂

その他はこんな感じ。
箇条書きにしてみます。

・だめろ〜!(黙れ〜)
・ひはんする(落ち込む)
・〜けろ、(〜けど、)
・他の人たち(人々)
・行け!(行って)
・優しくにして(優しくして)
・チョコビ(直行便)←New!


他にも、大学で覚えた「〜してもよろしいでしょうか」や、「〜というわけではないですが、」をどうしても使いたくて
『抱きしめてもよろしいでしょうか🤗』『食べたくないというわけではないですが〜🍚』など、応用していた時期もありました笑。

わかりました〜
かしこまりました〜
というフレーズも好きなようで普段からよく言っています😆
(なんかあえて女の子のような声色で言うのが好きだったみたい)


彼のような他国で生まれ育った人が
新しく覚えた言語を話して少しずつ上達していく様は、小さい子の成長を見守るのと似たような気持ちになります。👦

どうしても自分の解釈で教えてしまいがちなので、誤ったことを教えないようにGoogleで言葉の意味を調べることもしばしば。
そのおかげか、彼に教えることで自然と私も日本語の勉強になっていたりします📖✨

さらに小さな気遣いではあるけど
私は関西出身なので普段は関西弁で、彼と話す時は標準語で話しています。
単純に初めて覚える日本語が方言だと、後々テキストなどの標準語とのギャップに苦労するだろう。というのと、
関西弁をぺらぺら流暢に話す外国人になってほしく無い。
という私の個人的な思いで、彼にも標準語を刷り込んでおります笑


そんな些細な努力も虚しく、、
彼が日本に来て京都や大阪で過ごしてから、
私の家族(全員大阪弁)や大学の現地の生徒さん、寮のマネージャー(こてこてのおばちゃんとおじちゃん)と過ごす時間も増えたことで、大阪弁を話したい思いもあるのか、
「わからんわ」「知らんわ」と言うことが増えた…
近頃は「〜やで」をマスターしようとしている模様。。😮

彼は極道やヤクザのゲームが好きなので、その影響もあって「なに見とんねん」とか、少々柄が悪い言葉も覚えてしまいました🥹🥹🥹
(これに関しては絶対わたしや家族には使わないで!と釘を打っています。あと、外でも言うなよ!?とも。笑)


あ、思い出した余談ですが、
以前、ベルギー人の彼の友人に良くないオランダ語を刷り込まれかけましたが、
他国の言葉でも、なんとなくこれは人前で言ってはいけない言葉な気がする、、というのはわかるものですね😂

あと、そうそう、良くないと言えば、
(連想ゲーム並みに色んな話思い出す笑)
街中にいる勧誘の人の言葉も彼は意味をわかっているけど、
"全く聞こえてないし意味もわかってない"というふりをして、景色ばかり見て歩くようにしている。
と言っていてさすがだな〜と感心した。
話してる人の方に目線をやったら、(あ、この外国の人、僕の話していることを理解してるな…?)と悟られてしまうから。だそう😂
相変わらず賢い。。

最悪話しかけられても「Don't Speak Japanese!」と言って去るという術も持ち合わせているので、私は日本に初めて来た彼のことを何も心配せずに過ごせている。
それは放牧的な感覚に近い。(笑)🌳
一人で注文もできるし、一人でマップを見て出かけて帰ってくることもできる。

私がオランダに行った頃は一人で外出は絶対にしなかったし(日本の治安の良さは特例ということもあるけど)、
お金もどれが何か、日本円にしていくらなのか等、未だに分かっていない。🫠
(いつも買い物の時はカード払いか、彼に私の財布を渡して代わりに払ってもらっていました)


異国の言葉を覚え、異国の地に来てからもひとりでなんでもできてしまう逞さは、わたしも見習わなければと思ったのでした🧚


最後まで読んでいただきありがとうございます𓂃𓂁


p.s.実はこの記事、彼が日本にいた頃に書きかけのままずっと下書きに眠っていたもの。
ついに書き終えてうれしい!(作家のセリフ)

お写真は「ニットと同じ色だね!」と私が言うと、ストロベリーポンデリングを両手で持って服の前に見せてくれた彼のかわいいおてて。笑

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