hyorie

日々感じたことをテーマに文字を綴っていきます。エッセイ的な立ち位置になるかと思います。…

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日々感じたことをテーマに文字を綴っていきます。エッセイ的な立ち位置になるかと思います。千葉生まれ千葉育ち。文章のほかに歌を歌ってます。

最近の記事

音楽論 コラムエッセイ#15

俳優さんでいうところの演技論じゃないけど、アーティストの音楽論を話してみたい。 それは決して「音楽とはなんぞや」みたいなところじゃなくて、その人はどういう工程で楽曲を作りあげてるのかなって。 メロ先なのか歌詞先なのか、制作するときは降ってくる感じなのか、ギターを持って弾いてからなのか、とか。他の方のやり方がめちゃくちゃ気になる。 俺は完全に歌詞が先行でその後にイメージに合ったメロディをつけていくんだけど、メロ感を優先したいので、最初に書いた詩の中にメロがハマらない言葉は

    • 音楽的ダイレクトな感覚 コラムエッセイ#14

      ライブって生にダイレクトの感覚を得られるっていう最大のメリットがあると思ってて、それこそ繋がりもたくさんできるだろうしね。 けど自分の性格上、歌うことに関しては人前に立つのにものすごく労力を使っちゃう。人前で話す分には全然なんだけど、歌うってなるとこれまた別物で。色んな葛藤があってさ。 ライブなんてやらないとか言ってるけど、心の中では本当はやりたいんだろうなって。逃げてるし避けてるだけなのかもしれない。 いついつにライブです。いついつにレコーディングです。予定を立てるっ

      • 地位とか名誉とか権力とか コラムエッセイ#13

        地位とか名誉とか権力とかさ、お金もそうだけど持っちゃうと苦労する事ばっかだと思うんだよね。 社長の俺はもうそんな事する人間じゃないとかさ。例えば清掃員のおばちゃんに教わりながら掃除手伝うとか。絶対にあり得ないことじゃん。 でもそれは社長っていう肩書きを持ってしまったが故に起こることだと思ってるのね。でも昔は違ったでしょ?って。やれることは増えたかもしれないけど、自らはもうやろうとしないことも増えてると思うんだ。 何かを得えれば得るほどそれと同等に失っていくものが多いって

        • 悲しいニュースがないと コラムエッセイ#12

          俺たちは何かしらの悲しいニュースがないと、自分の今の現状を再確認することができないこのマズさをひしひしと感じてます。俺もぶっちゃけ忘れてた。 「生きてることは当たり前なんかじゃない」って言葉 は俺たちの脳内に刷り込まれてるけど、部屋に飾ったどんなにお気に入りの絵画だって日が経てば部屋に馴染んでしまうように、初めて飾った日の高揚感のまま日常を過ごせる人っているんだろうかって。 灯したロウソクが溶けきって消える人もいれば、風がなびいたせいで一瞬で消える人もいるし、なんなら他人

        音楽論 コラムエッセイ#15

          サブスクと今後の音楽業界 コラムエッセイ#11

          サブスクで音楽を聴くようになってめちゃ助かってる。何万曲って聴けるし。聴く音楽の幅というかそもそもの間口が広がった。 サブスクの方が楽でいいしもうCDなんていらねえよって思ってたけど、いざ自分が作るってなるとパッケージ化したいっていう想いも出てきました。一種のプロダクトとして「モノ」を所持して欲しいなと。 時代には完全逆行してるけどね。ストリーミングは加速していくだろうし、そのレッドオーシャンの中で新たな形態でのブルーオーシャンが存在してきそうだし。 でも、一度出した

          サブスクと今後の音楽業界 コラムエッセイ#11

          「地位とか名誉とか権力とか」#11

          地位とか名誉とか権力とかさ、お金もそうだけど持っちゃうと苦労する事ばっかだと思うんだよね。 社長の俺はもうそんな事する人間じゃないとかさ。例えば清掃員のおばちゃんに教わりながら掃除手伝うとか。絶対にあり得ないことじゃん。 でもそれは社長っていう肩書きを持ってしまったが故に起こることだと思ってるのね。でも昔は違ったでしょ?って。やれることは増えたかもしれないけど、自らはもうやろうとしないことも増えてると思うんだ。 何かを得えれば得るほどそれと同等に失っていくものが多いって

          「地位とか名誉とか権力とか」#11

          「自分が望むもの」コラムエッセイ#11

          本当に自分の望むものはこれだ、 というものがわかってきたような気がします。 最近は人があまり羨ましくならなくなりました。 もちろん素敵だなって思う人は男女問わず山ほどいる。けれど俺のなりたいものではないとわかったので。というかなれないので。 ゆらゆら揺れてると色んなものを持ってる人を羨ましくなっちゃうじゃん。際限ないし。それだと何より苦しいし、その人持ってるものを全部叶えるなんて無理なんだから。かくいう俺は今まで何に対しても、誰に対しても、ないものねだりだった。 自分の

          「自分が望むもの」コラムエッセイ#11

          「くよくよ悩む人たちへ」コラムエッセイ #10

          人は常何かを考えている。そしてその中にほぼ必ずと言っていいほど、悩みがあるはず。 彼氏彼女とうまくいかない、お金がない、友達に裏切られた、やりたいことができない。などなど。 人間関係やお金の問題がパッと浮かぶ。 その悩みのタネは「これ!」という具体的なものだったはずなのに、考えすぎると段々と抽象的になっていって、元にあったタネとは全然違う方向へといってることだってある。 最初は「〇〇さんに嫌われてしまったかも」と思い、いつしか「もうこんな俺には生きる資格なんてない」と

          「くよくよ悩む人たちへ」コラムエッセイ #10

          普通が普通に普通といわれる コラムエッセイ#9

          僕は今家族と住んでいる。父親がその名の通り大黒柱なわけだが、大黒柱すぎて困っているところがある。 とりあえず父親の意見は絶対で、僕の意見はほぼ通らないと言っても過言ではない。それは幼少期からそうだった。何を言っても意見は通らず、彼なりの正論を下すだけ。次第に、僕は自己主張をしない人間になった。 うちには父親が決めたルールがあり、それを1つでも抜かすと怒られる。 例えば話にするとかなり独特なものになるので省くが、自分が思っているより「普通」なことが多いのかもしれない。

          普通が普通に普通といわれる コラムエッセイ#9

          「つづけるということ」コラムエッセイ #8

          好きなことを続けるということは突き動かす何かしらの原動力が必要なだと感じる 人には理由があってそれを自ら選択し、継続していくということになる 継続していくにはきっとそれなりの時間と、お金と、根気やモチベーションといったものが必要だろう そして達成したい目標を誰かに宣言したり結果を求めることが多いように感じる。 僕の中では実は、それらを感じることなく好きなことを続けるようにしている。 宣言するような目標を立ててしまうことそもそも萎えてしまうし、どんな結果がどうとかも正

          「つづけるということ」コラムエッセイ #8

          「音の鳴る街でみた彼女」コラムエッセイ #7

          ある街で女性を見かけた。白髪混じりの、というかほぼ白髪の小柄なおばあちゃん。洗髪をしている気配はなく、季節に合わない、ボロボロの衣服。おそらくホームレスなんだろう。 そんな彼女は推測するに帰る家はなく、一年中外にいることが前提なような気がした。肌は夏場の浜辺に生息するサーファーやオーガニックな生活を好む女性よりも黒く、しかも健康的ではない黒さ。 そんな人柄の彼女は何やら沢山の荷物を持っていた。 それはペットボトルや、空き缶が大量に入った袋。1袋がものすごい質量なのに、そ

          「音の鳴る街でみた彼女」コラムエッセイ #7

          「29歳最後の日」コラムエッセイ#6

          僕は今日で、29歳を終える あと数時間で30歳になる 自分の中では29から30歳になることに関しての思い入れや、感情の変化はなくて、ただただ数字が1つ増えるだけという感覚。 記事にして今現在執筆しているということは何か心の中では気にしている証拠なのかもしれない。だけどネタにしか過ぎないなと思ったりします。 29歳の1年間を振り返ってみても、正直に言えば心に残るような出来事はなかった。丁度前の会社に就職したタイミングだったかな。そこで8ヶ月ほど仕事をして辞めて、無職にな

          「29歳最後の日」コラムエッセイ#6

          「独りが好きと言いざるを得なかった」コラムエッセイ#5

          人付き合いについて 悩んだことはあるだろうか 大抵の人はある、というか ほぼ全員に当てはまるはず 僕は独りが好きだ だけど、好きではない 話すのは好きだし 人の話を聞くのも好き なにより その人が何を好きで どんな気持ちでそれをやっているのか どうしてそれをやろうと思ったのか そう言ったような ルーツを聞いて回るのが好き だから根本的には 人と関わったり コミュニケーションを とったりするのが好きなんだ まず話すことで相手のことを知れる そして自分のこともちょっ

          「独りが好きと言いざるを得なかった」コラムエッセイ#5

          「人は還る」コラムエッセイ #4

          人は還っていく、そう思うんです。 ある人には、人 ある人には、モノ ある人には、場所 それぞれの人に それぞれに還る場所があります 今回「還る」という 表現をしたのには理由があって 家に「帰る」や故郷に「帰る」 といった意味合いではなく、 生ける人生において 様々な地点を経由したり、 様々な過程を経て、 根源となるところへ戻る というある種 限定的な意味を持つ 「還る」という表現 僕の場合は「モノ」に当てはまります それはギターであったり それは作曲することであ

          「人は還る」コラムエッセイ #4

          「ボクのノート」 コラムエッセイ#3

          5月の終わりから、 僕は日記をつけることにした 初めは「モーニングノート」 という形式で 朝の起き抜けに思ったことを書き殴り、 脳を浄化していくという アーティストに向いたやり方だった 自分も音楽創っている身として やってみようと思い続けていたものの 書き殴るというよりかは 「あれ、これ日記なんじゃ」と 気づいてしまったわけです なのでその日以来、 時間帯問わずに 書きたいことを書きたい分だけ 書くようにしています 僕はなにかと言葉にするのが好き 人にとって響くよう

          「ボクのノート」 コラムエッセイ#3

          コラムエッセイ #2

          陽がほんの少し落ち着いた17時過ぎ 最寄りの駅に向かうと 当たり前だが沢山の人で溢れかえっている スーツを着ていて おそらく仕事から帰ってくる人 友達や恋人と遊んで帰ってくる人 夕ご飯の支度に必要な食材を買う主婦 駅前のベンチで 濃いめロング缶のお酒飲んで 騒ぐおじいちゃんたち その人たちのストーリーが そこにはあるわけです。 そして、その人それぞれの ストーリーを勝手に想像し、 楽しくもあり、反面羨ましいわけです 週末となれば、 家族連れが街に繰り出します

          コラムエッセイ #2