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「29歳最後の日」コラムエッセイ#6

僕は今日で、29歳を終える

あと数時間で30歳になる

自分の中では29から30歳になることに関しての思い入れや、感情の変化はなくて、ただただ数字が1つ増えるだけという感覚。

記事にして今現在執筆しているということは何か心の中では気にしている証拠なのかもしれない。だけどネタにしか過ぎないなと思ったりします。

29歳の1年間を振り返ってみても、正直に言えば心に残るような出来事はなかった。丁度前の会社に就職したタイミングだったかな。そこで8ヶ月ほど仕事をして辞めて、無職になってお金がなくて。みたいな生活を後半はしていました。

でも、最後の最後でほんの少しだけ心の豊かさというものをゲットできたような気がする。

たしかにお金があれば困ることはないし、いろんなモノが買えたり、どこにでも行けたり、様々な体験ができる。

けどそうでなくても楽しく生きていける方法だってあるってこと。

それをここ2ヶ月くらいで学んだ気がします。

そして巷で言われる、「想像してた30歳はこんなんじゃなかった」なんて言葉があるけど、まさに僕もそれを感じてる。

けれどそれはどんな30歳であればいいのか。家族を持ち、子どもがいて、立派な家が建ち、役職がついて、みたいな思いなのかな。

たしかにそう言った僕目線からみた順風満帆な人生の人だってたくさんいるだろうけど、その人たちなりの苦悩や苦労がある。

自分にとってベストな30歳でなきゃ本来なら意味がないはずなのに、やっぱりみんなの理想が詰まった世間体という言葉で片付けられてしまうのかもしれないね。

僕自身もそんなナニモノかわからない思想や概念に押しつぶされそうなこともあるけれど、ヤーヤーと外野から声を出すくせに、意外と他人のことは気にしていないもんです。

どんな状況であっても、こころの幸せは人類全てに通じている。身の丈に合わない幸せを求めるから、必然的に辛くなってしまうんだなって。

その状況が人によっては本当にどうしようもできない事柄もあるかもしれない。その時は、じゃあこの状況がどうしたら良くなるか考えたらいいんじゃないかな、と少しだけ心が豊かになった僕は思いました。

自分に向けて、

ひとまず1年間お疲れ様。この世で歳を重ねることができたこと、それはすごいと思う。朝起きて誰かにおはようと言えることが、当たり前と感じてはダメだよ。これからはもっと心の自由を手に入れて、どこへだって羽ばたける力を身につける1年間にしてください。

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