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「くよくよ悩む人たちへ」コラムエッセイ #10
人は常何かを考えている。そしてその中にほぼ必ずと言っていいほど、悩みがあるはず。
彼氏彼女とうまくいかない、お金がない、友達に裏切られた、やりたいことができない。などなど。
人間関係やお金の問題がパッと浮かぶ。
その悩みのタネは「これ!」という具体的なものだったはずなのに、考えすぎると段々と抽象的になっていって、元にあったタネとは全然違う方向へといってることだってある。
最初は「〇〇さんに嫌われてしまったかも」と思い、いつしか「もうこんな俺には生きる資格なんてない」とそんな具合で悩みの妄想を繰り広げていく。
僕だってそう。そんな気持ちに駆られることはあった。悩み抜いた結果、自分の物事の考え方のクセを知ることになる。
最終的には「悩むのが面倒臭い」に到達した。考えを変えてみると、「考え抜く」ということができる。それを他で活かせば良い、と。
だけども、過去なんて後悔でしかないはずだし、未来だって何があるか予測はつかない。そんなことを考えてる暇は、正直ない。
今を見つめるしかないわけです。著名人はみんな口を揃えてそう言いますよね。昔の偉人たちだってそうです。どんなに時間が経ったとしても、どんなに成功した人が言ったとしても、本質的なところは何一つとして変わらないわけです。
夢中になれるもの、好きなものを見つけてください。昔のやりたかったことや時間があったらやりたいこと、そしてお金があったらやりたいこと。
大人になると、人はできない理由を探します。そして言い訳に変えるわけです。
心に目を向ければ、必ず何かあるはずです。自分のやりたいことが。無意識のうちに蓋をしているだけ。
やりたいことがあったとして、お金があればできると思ってる人もいるでしょう。でもそれは本当にお金が必要でしょうか。
例えば洋服屋さんをやりたいとしましょう。カッコいい店舗があって、デザインをして、縫製工場を見つけて、大量にプリントして、おまけにホームページなんかもがっつりつくって。
そんな風に考えるでしょう。
たしかにそれは出来ないですよね。お金がないんですから。貯めるとしても年単位でかかります。だからと言って借金をしてまでするひともいるかもしれませんが、個人的にそれはどうかなと思うわけです。
無地のTシャツを買って、安いミシンを探すか手縫いにするか。どうですか。オリジナルの洋服は作れますよね。やりたいことにお金をかけなきゃいけないなんてないんです。
できる範囲で、やれるところからやるのが楽しいじゃないですか。条件が限られているからこそ面白いアイデアや発想が生まれる可能性も高いです。
昔はそんな風に考えることなんて全く出来ませんでしたが、今ならわかります。
今を見つめること、そして大好きなことを見つけて何もかも忘れる時間を大切にしています。
そうなればクヨクヨしている時間なんてありません。
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