【napo_SingaporeLife】大暴露!シンガポールに永住したくない6つの理由
シンガポールに引っ越して2ヶ月以上が経過しました。
以前、シンガポールに1ヶ月住んだ感想を記事にしましたが、
改めてシンガポール生活について語ってみようと思います!
日本人シンガポール駐在員のシンガポール生活に対する評価は二極化しているというのが体感です。
・めちゃくちゃ気に入ってもう日本に帰りたくない派
・もう二度とシンガポールに住みたくない派
個人的にはシンガポール生活は楽しいですが、永住するのはしんどいなと思っています。
ではなぜそう思ったのか?
シンガポールで生活していて、永住するのはしんどいと感じたことをお話していこうと思います。
①家賃が高い
世界一物価が高いシンガポールでは人口に対して住宅が常に供給不足であり、家賃が異常なほど高騰しています。
現在は同僚3名とルームシェアをしていますが、家賃は約7万円/月。
会社がある程度負担してくれていてこれなので、一人暮らしなんてしようものなら月に15-20万円はかかります。
スペック
・立地はかなり都会のほう
・駅まで徒歩3分
・3LDKで一人一部屋
・日本でいう団地のようなイメージ
シンガポール人はどうしているかというと、結婚するまでは実家暮らし。
結婚を期に家を買い、ローンを組むのが普通です。
アパートを借りることもできますが、順番待ちな上、未婚者は順番を後回しにされるとか。ひーシビアすぎる。
中国では、大卒のくせにルームシェアでしかない住めない人間のことを蟻族と呼ぶそうです。
日本人を含めた外国人労働者は、大手企業であれば会社がタワマン家賃を負担してくれますが、基本的には知らない人とルームシェアです。
お互い合意の上で知ってる人とルームシェアするのはいいですが、選択肢がなくてルームシェアをせざるを得ないのはちょっとしんどい。
ちなみに筆者は、日本で男友達とルームシェアをしようとしたら、ルームシェアを許容する大家さんが非常に少なく、断念した経験があります。
ルームシェアができない環境も、ルームシェアをしなければいけない環境もどちらも社会として良くない状態だと思います。選択肢は多いほうがいい。
どちらにせよ、こんなに高い家賃を何年も支払いながら生活するのはしんどいなあという感想です。
②食が充実していない
・食文化
基本的に食文化は歴史の中で育まれるものだと考えています。
世界三大料理と言われるフランス、トルコ、中国はそれぞれ歴史が深く、その中で文化としての食事が成長していったのではないでしょうか。
シンガポールは歴史が50年ほどしかなく、農業文化が発達することがなく経済でのし上がった国なので、食文化が浸透していません。
その上、法律や文化がイギリスを踏襲しているためか、外食が美味しくなくて高いです(※筆者の主観です)。
日本に住む人が当たり前のように食べているものも、シンガポールでは輸入食材なので非常に高級です。毎日は食べられません。
・外食
ローカルフードは化学調味料と安価な脂質で覆われ、ブルーカラーの腹を満たすような位置づけです。
一方ちゃんとしたレストランもそれなりにはありますが、まともなものを食べようと思ったら日本の2倍は覚悟しなければいけません。
・自炊
ドン・キホーテがあるので日本の食材が手に入らないということはないです。だいたい日本の1.5-2倍くらいはしますが…
ローカルスーパーでも一通りのものを揃えることができますが、やはり日本に比べると質も選択肢も貧弱貧弱ゥ!
何より、肉や魚、野菜といった生鮮食品が美味しくないんです、、これは致命的すぎる、、、
元々自炊は好きだったのですが、モチベーションが全然沸かず、今は必要最低限しかしないようになってしまいました。
③恋愛に向いていない
シンガポールの合計特殊出生率は1.25で、日本の1.42よりも0.1ポイント以上低いです(2014年)。
それはそうといった感じで、シンガポールは恋愛がしづらいと評判です。
政府公認の婚活サイトもありますが、問題はそこじゃねえだろというくらい恋愛がしづらい国だと思います。
シンガポール社会・家族開発省(MSF)のウェブサイトには、政府公認マッチングサービス会社リストが多数掲載されています。
・文化的問題
まず大部分が実家暮らしorルームシェアであること。
ラブホもほぼなく、シティホテルも高い。
シンガポールのカップルは一体どうしているのでしょうか。
また男女問わずバリキャリ志向が強いこともあります。
リベラル化が進んでいる先進国ほど少子化の傾向が強いですが、シンガポールはまさにそれを地でいっている国だといえます。
・法的問題
法律の面でも政府が恋愛を阻害しようとしているんじゃないかということだらけ。
酒税が高い。ビール一杯1,000円くらい。
夜の10時半以降は野外での飲酒禁止。
性的表現に関する表現の規制が強い。
・歴史的問題
シンガポールはかわいい子が少ないという話をしました。
これについて一説があったので共有します。
シンガポールの8割は中華系の人種です。
100年ほど前から、中国大陸から南下してマレーシア、いまのシンガポールに住み着いたようですが、そもそもは、苦力(クーリー)出身です。
苦力とは、インドや旧中国の労働者、とくに荷担ぎ夫、鉱夫、車夫などをさす。タミル語で雇うということばを英語でcooly, coolieと表記し、それを中国で苦力と表記したといわれています。人間労働力として売買される点では奴隷と同じでした。
南下する過程で、美しい人から先に朝廷に召抱えられるので、美しくないもののみが、苦力として残り、その人たちが南下してきたと言われています。
中には綺麗な人もいますが、このような背景もあるそうです。
信じるか信じないかはあなた次第です。
④行動原理が全く異なる人で溢れている
シンガポールは多民族国家です。
中華系、マレー系、イスラム系、欧米系、いろいろな人が暮らしています。
・不衛生
近所にあるチリクラブのお店に行列ができているのですが、仕入れたカニが気温30℃の野外に置いてあるし、屋台ではゴキブリや鳥の糞を見ながら食事をすることもあります。
彼らの衛生観念どないなっとるねん。
一つひとつには我慢できても、そういう価値観の人たちが社会を構成しているというのがちょっときつい。
自分は日本人の中でかなりガサツなほうだと思っていたけれど、結構な衝撃でした。
東南アジアの中でも特に経済が発展していて、ゴミのポイ捨てで罰金刑になることもあるシンガポールでこれなのだから、気になる人は本当に気になるでしょうね。
・音を垂れ流す
これは本当に理解ができないのですが、シンガポールの人たちの半分くらいはイヤホンを使いません。
電車でYouTubeを見ながら大音量垂れ流しは当たり前。
休憩中の若者4-5人が喫煙所でそれぞれ好き勝手にBGMや音声を再生しています。
ちょっと理解に苦しみます。
・他人に期待しない文化
例えば、ビルから出る人が3人いたとき。
日本人だったら、1番目の人が開けたドアを2番目の人が3番目の人のためにドアに手を添えてあげますよね。
欧米人は紳士なので、1番目の人がドアを開けて後ろの2人を先に通すイメージです。
中国人は、1番目の人が開けてくれたドアを2番目の人がすり抜ける。
自分はやらないからこそ他人にも求めないというか、自己責任論が強く、他人に期待しない文化だなと思います。
まあ、自己責任論が弱く、他人に期待しすぎる文化のせいで、「自分の仕事は早く終わったのに他人のタスクを振られたせいで結局残業してる」みたいな状況が生まれるんですけどね!
なので、これを良いと思うか悪いと思うかはその人次第ですね!
⑤娯楽が少ない
東京近郊だったら、ディズニーやお台場ジョイポリスにチームラボ、水族館にバッティングセンター、温泉…
一方シンガポールはマリーナベイサンズや植物園、USJにポケモンセンター…あれ意外とあるやん。
とはいえ国土が狭く物価が高いので、やはり娯楽は少ない(確信)。
個人的には温泉がないのがつらい。
雰囲気や人がのんびりしているため、短期間の自分磨きにはいいですが、長期在住となるとどんどんインドアになっていきそうな予感がします。
⑥なんだかんだ日本が好き。笑
日本を離れたことで、慣れ親しんだ場所、自分のアイデンティティがあるところって大事だなと思うようになりました。
なので、最期を迎えるのは日本がいいです。笑
筆者の実家は埼玉ですが、母方の実家が仙台にあり、祖父が一人で暮らししています。
身体も衰えてきたので埼玉で暮らそうという話も何度か出たのですが、祖父は頑なに仙台に拘り続けています。
筆者はスピリチュアル的なものをあまり信じない性質ですが、海外生活を通じて、自分のアイデンティティだったり魂だったりが日本にあることを強く実感しました(多分それは埼玉にも同じようにあるのだと思います)。
日本にいたときは、しきたりや過程を重視する日本人の風習をあんなに忌まわしく思っていたのに。。。笑
だって、自分が海外の人を見てその国のイメージを決めているのであれば、海外の人は自分を見て日本のイメージを決めているわけですよね。だったら恥ずかしいことはできないなと思うようになりました!
だからこそ、海外で働くとしても日本人としてのプライドを持って、日本人の良さを活かしていけるように意識していきたいと思います。うわ意識たか。きも。
●まとめ
多趣味かつ貧乏性の筆者にとって、シンガポールに永住はきついということがわかりました!
でもこれは、
・シンガポールに移住するという「行動」
・実際に住んでみた「経験」
・そこで生まれた好き嫌いの「感情」
があってこそ理解できたことだと思いますし、
それを考えるとこちらでの生活は非常に充実しています!
少しの興味と好奇心から海外生活という環境に飛び込んでみてよかったなあと思うことだらけです。
最近トレーニングをせずに身体を休めていましたが、ぼちぼちまたnoteの更新も再開していこうと思います!
改めて今年もよろしくお願いいたします。
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