人事のプロが選ぶ、人事・採用担当者におすすめの映画5選
こんにちは。note担当の小笠原です。
少しずつ暖かくなり、春が近づいているのを感じます。
新年度を迎え、人事・採用担当の方は忙しい時期ですよね。
でもちょっと一息つきたい……そんなときには、楽しめて仕事にも役立つ映画を見るのはいかがですか。
人事のプロが選ぶ、人事・採用担当の方におすすめの映画を社内で聞いてみました。
このインタビューで初めて知ったのですが、HR Forceの社員はみんな映画が大好きでした。
1. 最適な人材配置を行いたい人へ
能力を見て、適材適所に人を配置できない……そんな方におすすめなのが、2015年に公開されたこの映画。
『マイ・インターン』
【人事の方へのおすすめポイント】
①思い切った采配による組織活性化
若いメンバーばかりの会社に、突然70歳のインターンが入ってくる。
大変なことも多そうですよね。ジュールズも、最初はシニア・インターンに対して不安を持っていました。
ですが、この作品では経験豊富なベンの存在が組織にプラスの影響を与えていく様子が描かれています。
若いメンバ―たちは彼の助言や仕事観から学び、ベンは若者たちと働くことで社会とのつながりを見出します。
ここからわかるのは、両者が求めているものを確認したうえでの、思い切った采配も必要だということです。
②ベンの観察眼と行動力
作品全体を通して印象的なのが、ベンの観察眼と行動力。
上司であるジュールズの働いている姿はもちろん、社内の様子もよく見て行動しています。
ジュールズがずっと気にしていたデスクの書類の山を片づけたり、同僚の仕事のサポートをしたり……
献身的に働くベンの姿を見て、ジュールズも、次第に彼を信頼するように。
個人的には、夜のオフィスでピザを食べながら2人が談笑するシーンが好きです。
ジュールズとベンの交流を通して、新しい環境で人間関係を構築していくためのコツが学べる作品だと思います。
新入社員や中途社員を受け入れる側の立場の方はもちろん、4月から新しい環境で働く方にもおすすめです。
2. 組織カルチャーを確立したい人へ
強い組織カルチャーをつくるにはどうしたらいいのか。
人事や採用担当の方だけではなく、チームを率いたことがある人なら、1度は考えたことがありますよね。そんな方におすすめなのが、こちらのドキュメンタリー。
タイトルの「リディーム」とは「取り返す」という意味だそうです。
『リディームチーム:王座奪還への道』
【人事の方へのおすすめポイント】
①チームを導くコーチの存在
「コーチK」の愛称で知られるマイク・シャシェフスキーが、チームを鼓舞し、やる気を引き出していく様子は圧巻です。
面白いのは、ゲストスピーカーを招き、選手たちに生の声を聞かせるという指導スタイル。
軍人や、引退したオリンピック選手などを呼び、実体験に基づく話をしてもらうことで、選手たちのモチベーションや当事者意識を高めていました。
社内で研修を行う際の参考にもなりそうですね。
②ロールモデルの重要性
このドキュメンタリーでは、個人プレーを得意としていた選手たちが、国の代表として団結していく姿が描かれています。
そのキーパーソンとして描かれているのがコービー・ブライアント。
2020年に不運な事故で亡くなったこともあり、今見ると、また感慨深いものがあります。
作品の中で「優れた人物に続いて、みんなが行動し始める」という言葉がでてくるのですが、ここで言う「優れた人物」とは、コービーのこと。
彼の影響を受けて、徐々にチーム全体が変わっていくのを見ると、ロールモデルがいることの重要性を実感します。
ちなみに、バスケのルールを全然知らない私でも、楽しめました。
3. 採用戦略の立て方を知りたい人へ
採用戦略ってどう考えればいいの?とお悩みのあなたには、2016年に公開された、こちらのサスペンス映画がおすすめです。
『女神の見えざる手』
【人事の方へのおすすめポイント】
①ロビー活動の考え方
映画冒頭にある、「ロビー活動は予見すること。敵の動きを予測し対策を考えること。」というセリフ。
人事目線で考えると、「敵」は採用市場の動きや、競合の動き。
自社がどうしたいかだけではなく、他の要素を考慮するのも重要ですよね。
採用計画の策定や採用広報などにおいて、戦略を立てる際に必要な考え方がつまっている作品です。
個人的には、自分たちの有利なポイントについてブレストするシーンが、勉強になりました。
人事の方だけではなく、企業戦略を考える方や経営者にもおすすめです。
②担当者の信念
戦略があれば何事も上手くいく、とは限りません。物事を遂行するためには、意志の力が必要ということも教えてくれる作品でもあります。
刻々と変化する状況の中で、勝利のためには手段を選ばない主人公の姿勢。
信念がないと、物事を大きく動かすことはできないというのは、どんな仕事でも当てはまる考え方だなと感じます。
4. 組織開発・人材開発において大事な考え方を知りたい人へ
組織開発・人材開発で、おさえておくべきポイントを知りたい方におすすめなのが、2013年に公開されたこちらのコメディ映画。
『きっと、うまくいく』
【おすすめポイント】
①ハッとさせられるランチョーのセリフ
常に既存の価値観に疑問を持ち、自分の哲学を語る型破りなキャラクターとして描かれるランチョーのセリフが素晴らしいです。
「成功ではなく、優秀さを追求しろ。成功は自ずとついてくる。」
「才能が生かせる仕事を探すんだ。」
人の可能性を広げるという観点で、人事にも響く考え方ではないでしょうか。
才能については、HR Forceのミッションにも
タレントの才能をもっと開花させ、活かす企業を増やそう
必要とされる場所に、才能あふれるタレントが集まる社会をつくろう
とあります。
ランチョーがHR Forceに入ったら、大活躍するのでは……
②個性的なキャラクター
ランチョーの親友であるファラン、ラージューの3人はもちろんのこと、ランチョーに反発するキャラクター、惹かれていくキャラクターなど、個性豊かな登場人物が多く出てきます。
この作品を魅力的にしているのは、ランチョーの価値観に対して、様々な反応を描いている点だと思います。私自身、自分の価値観を見つめ直すきっかけにもなりました。
同じ出来事でも、立場や考え方次第で、捉え方が変わることがよくわかるので、組織開発に関わる人はもちろん、自分のキャリアに悩んでいる人も必見です。
5. スタートアップの組織形成を学びたい人へ
スタートアップ時の組織形成は、創業から長い中小企業・大企業とは全く別物。
長年人事を担当していたとしても、スタートアップに転職してから、四苦八苦している方もいるのでは。そんな方におすすめなのがこちらの映画。
『ソーシャル・ネットワーク』
【人事の方へのおすすめポイント】
①組織の創業~発展期の描写
この映画には、創業~発展期に出てくる課題が上手く描かれています。
オブザーバーとの関わり方や、組織拡大における人間関係の変化などは、どんな企業でも悩むようなことですよね。
人間関係の問題に関しては、特に考えさせられる作品だと思います。
②斬新な採用手法
映画の中では、常識では思いつかないような方法や、強引なやり方で課題を解決することもしばしば。もし自分だったらどのように解決するかを考えながら観ると、より面白いです。
インターンの採用では、「ハッキングと飲酒をしながら競争」させ選抜する場面があり、衝撃的でした。「実務に近い形で選考をする」という要素や考え方は、実際に取り入れることもできそうです。
おすすめの映画5本、いかがでしたでしょうか。
今回は5本しか紹介できませんでしたが、他にもたくさん出てきたので今後も紹介していきます。
私は『マイ・インターン』が特に好きです。改めて、人事の領域って幅広いなと感じ、自身の仕事を見つめるきっかけにもなりました。
今後は、映画以外も紹介していきたいと思います。
皆さまからも、紹介してほしいジャンルのリクエストを募集しています。
ちなみに、今回紹介した映画すべて、予告編が公式でYouTubeに落ちていたので、興味を持たれた方のためにリンクを貼っておきます。
予告編URLまとめ
<マイ・インターン>
<リディームチーム:王座奪還への道>
<女神の見えざる手>
<きっとうまくいく>
<ソーシャル・ネットワーク>
<この記事を読んで、HR Forceに興味を持った方はこちら>
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https://www.hr-force.co.jp/
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