カラフル農園を目指して!! ~第二回起業・営農コーチング~

先月に引き続き7月も愛知県でレンコンや蓮を育てる「田島蓮園」の田島さんに起業・営農コーチングをしていただきました。

前回の様子はこちらから!

今回は前回よりも少し具体的に唐辛子「香川本鷹」の栽培・加工だけでなく、ほかの作物の作付についても話し合いました。

ぜひ一度お読みください!!

唐辛子以外の作付を考える

画像1

唐辛子を育てるといっても、基本的に唐辛子はピーマンやししとうの仲間なので、夏~秋に収穫される作物です。

つまり、冬場は青果としての販売はできません。

もちろん乾燥させて販売するのが主なビジネスになるとは思いますが、現状の狭い作付面積では、とてもじゃなく十分な収益にはならない・・・

秋冬も何かを植えなければ、、、

マイナークロップはどうか?

そんな中で話題に上ったのが、マイナークロップ

画像2

基本的には地域の土壌にあった作物を育てるのが、やはり合理的なわけで。
しかも、その作物に独自のストーリーがあれば、なおグッド。

島の農地の特徴は、島の農家さん曰く、

「土には砂が多く、雨が少ない」

といったところ。唐辛子が長く育てられてきたのも、たぶん島特有の気候にあるのではないかと私は感じています。

唐辛子は、砂地に強く、雨量が少ないと辛味が増すといったような性質があるらしいのです。だからこそ、島のに根付いたのかなと。

あれれ、香川本鷹がそもそもマイナークロップじゃない??

秋冬何を植えるのがいいのだろう?

マイナークロップはすでに唐辛子でクリアしそうなので、はてはて、唐辛子以外に何を商品としていくべきなのか・・・。

ということで、今、目をつけているのは人参です。特には

カラフル人参

画像3

これは単に「インスタ映えしそう!」と言う理由ではなくて、島という特殊な物流事情にあります。

島から何かを発送するには現在、「郵送」しかありません。
いわゆる、ゆうパックです。

農協に卸そうにも島の農協は野菜を引き取らないし、そもそも農協に卸すほどの農地面積を獲得できるとも思っていないので、


何とか個人のお客様や飲食店様にアプローチしたい。

となると、自分で島から発送するということになります。

葉物は収穫時期を逃すと、だんだんしおれたり、花が咲いてしまう恐れがあります。

根菜類は越冬できたり、比較的保存も効くので、物流面で難ありの島でもなんとかなるのではないかと目論んでいます。

少量多品目のむずかしさ

小規模農家が生きる道として、よく議論に上がるのは

少量多品目

の生産です。いわゆる野菜をセット売りするやり方ですね。

画像4

ただこれの最大のデメリットは収穫時期が揃わないことです。

実際、私が家庭菜園で育てているナス・きゅうり・おくら・ピーマン・ミニトマトを実家に送るだけでも、案外収穫時期がそろわず、ちょっとイライラしてしまいました

田島さんが「初心者に少量多品目はおすすめできない」というのは、おそらくこの点にあるのだろうなと、最近実感しました。
ここでイライラしない人だったり、綿密な収穫計画を立てられるノウハウがあれば大丈夫なのでしょうが・・・

カラフル農園を目指して

かといって、農地面積は狭い。

うーんと、田島さんと頭をひねった結果

「少量多品目は無理でも、同品目で何種類か栽培できないか?」

と思ったわけです。これが先ほどの

カラフル人参

を候補に挙げている要因です。同じ野菜で幅を出す作戦ですね。

カラフル人参に注目しているのはオレンジ・紫・黄色といった見栄えはもちろんですが、唐辛子の赤色と合わせて、ブランドイメージとしても「暖色」を軸に運営できないかという希望もあります。

暖色で言えば、赤かぶ赤大根なども混植出来るかもしれません。

つまり、暖色を基調とした

カラフル農園

で勝負できないかと思っているわけです。
加えて、長い目で見た時、島には放棄された沢山の柑橘類があります。
これもオレンジや黄色といった暖色です。

とりあえず、私のイメージからは暖色ということにしようかな、、、?

ーーー

夢は膨らみますが、実際はひたすらに農地の雑草と戦う時間が大半でして、、、

あぁ、井戸から水をくみ上げる方法も考えないと・・・

考え出すと悩みは尽きません(笑)

なんとか唐辛子にせよ、人参にせよ、彼らがすくすくと育つ土壌を少しずつ広げられればなとは思っています。

ちゃんと作物が収穫できるようになった暁には、どうぞご購入を検討いただければ嬉しいです。

皆様に購入を検討いただけるように、noteでは、
私がどんな目標や思いをもって作物を栽培しているのか、
を都度都度投稿していこうと思っています。

というわけで今回はここまで!
お読みいただきましてありがとうございます!

唐崎だから「カラ」フル農園?(笑)
ダジャレも一興、、、

この記事が参加している募集

私のイチオシ

いただいたサポート分、宿のお客様に缶コーヒーおごります!