「マイペース=ゆっくり」とは限らない 〜ガツガツしたマイペース〜

マイペースな人って、「ゆっくりしている」イメージありませんか?

私自身も、たぶん、かなり「マイペース」な人間なのですが、「ゆっくりしている」なんて言われたことはありません。

そう、たぶん「ガツガツ」してるのです。

結果が全てなんて、ウソ。

結果さえ出せれば、それでいいのか?

たぶん、組織の中ではそうではない。

「最低限のルールは守った上で、結果を出してね」

という不文律が組織にはある。
ましてや結果を出す奴を妬んだり、結果以外のところで、のし上がっていく奴もいるのだ。

ただ一方で、最低限のルールを守るという不文律が、それを可能にさせているのだろう

そのため、最低限のルールすら守れないことがある私からすると、これは非常に困る。

別にルールを破りたいのではない。
この感覚の原因は、ルールを守っていては、みんなと同じペースで前に進めない・置いてけぼりにされてきたという私の過去にある。
本当はルールを守りたいと思っているが、それでは間に合わないのだ。

だから、別の方法で切り抜ける。
これが私のやり方であり、ある種、逃げ方でもあった。

結果を求めて、逃げてきた。

結果を求めて逃げまくった代表格が「勉強」である。

結果、つまり、点数さえ良ければ、周りはそれで満足してくれた。

私は皆と同じ方法で勉強をしていなかったと思う。
逃げ道を探して、「自分なり」を探したのである。

ただ私は偶然にも「自分なり」の方法で、点数が取れる人間だったので、誰も私を否定しなかった。

点数教育は、結果が全てだ。極めてわかりやすい。
良いかどうかは別にして。

一方で、前職では、結果うんぬんの前に、上司に、

「なんで俺の言うとおりにできないんだ!」

と指示に従えないこと自体を頻繁に怒られた。

当時は「結果さえよければ、方法なんてどうでもええやろ。別に嘘ついたり、不正してるわけでもないし」と思っていたものの、
結局は訳が分からず、とりあえず謝っていたばかりいた。

もし少し強くなった自分で過去に戻れるのなら、

「それができたら、小学生の頃から苦労してねぇよ」

と、上司に言ってやりたい。

ただ一方で、こんなことを思う奴は、組織に向いていないのだと思う。

私をよく知る友人は

「唐崎は、会社員にしろ、公務員にしろ、そもそも組織ってモノに向いてないと思う」


と言っていたが、多分、こういうところなのだろう。


「一旦、自分なりにやらせてもらえないですか?」

だから、次の仕事を選ぶ時に、思った。
一旦、正式に組織に属することは諦めようと。

俗に言う正社員として、組織に所属するには、

「言われた通りにやる」

ことが最低限必要らしいからだ。

要は、独立である。

ただ今は、将来の独立を目指す一方で、最低限の収入を得るために、パートタイムで市の臨時職員として働いている。

もちろん市役所のルールの下にいるので、そのルールの範疇でしか動けないこともある。
ただ、行政特有のキツい縛りがあるせいか、ルール化されていない「提案」については逆に寛容だったりもする。

ざっと言えば、上司たちが私の

「最終ボツでもいいんで、一旦、自分なりに、やらせてもらえないですか?」

を受け入れてくれているといったところだろう。

だからこそ、働き始めて間もないとはいえ、与えられた仕事はもちろんだが、新しく自分から提案した取り組みについても、

「こんな感じで進めてるんですが、問題ないですか?」

というやり取りを沢山している。

上司たち曰く、そもそも行政職員はあまり提案しないそうなのだが、とはいえ、提案したことをそのまま任せてくれてもいるので有難い話だ。

別に、私自身は、自分のチャレンジが途中で打ち切りになっても最悪構わない。

なぜなら、チャレンジの成功や失敗よりも、チャレンジしたという事実の方が重要だからだ。

そのため、今の状況を見渡すと、前職において、「自分なり」を怒られるのが嫌で、提案を諦めていたのがウソみたいである。

「マイペース=ゆっくり」だとは限らない

私はある程度「自分なり」、
つまりマイペースでやらせてくれるなら、非常にやる気が出る。

ただ、私にとって、マイペースの意味は「ゆっくり」ではなく、「ガツガツ」であることが多い。

ガツガツしているときに、「まぁまぁゆっくり行こうよ」と声をかけられても、はっきり言って

「なんで?」

と思う。

ただ、これはこれで、また揉め事の火種になりそうな気もしているし、
一方で、のらりくらりやっていかないと、体力や気持ちが持たないと段々分かり始めているのも事実だ。

つまり、先ほどは元上司の愚痴を書いてしまったが、
私も私で、度の過ぎた自己中心的な人間なのである

そのため、やはり目標は独立に据えるのが「組織に向いていない」私にとって、最適な逃げ方なんだと思う。

逆に、この目標が頓挫したら、どんな条件・立場でも組織に忠誠を誓おうと思っているし、もはやこのような危機的状況では仕事を与えてもらえるだけでも有り難い話かもしれない。

だから、逃げるなんて言うと、後ろ向きかもしれないが、もう諦めがつくまでやってみようかな。

 
自分なりに、マイペースで、ガツガツと。

あっ、のらりくらりとね。

ーー

アクセル全開で頑張りたいという日もあれば、朝から何もしたくないという日もあります。

特に後者の場合は、「マイペース」と自分に言い聞かせているのですが、先日ふと、今までの自分を振り返ると、マイペースのときってガツガツしてたなと。

ガツガツしてたときは、極端に人付き合いが悪くなったこともありました。

マイペースがガツガツしてる人、私は何人か知ってます。

たぶん、そういう人って、いわゆる「真面目ちゃん」で、休んだり、遊んだりするのが下手。
休みすらガツガツ計画しないと休めないタイプだったりもします。

結論は出ないのですが、そんな人たちの箸休めとして、この記事が存在できたらいいなと思います。

というわけで、今日はここまでです。
お読みいただきましてありがとうございました。
 
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