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唐辛子農家の葉唐辛子みそ

今季より出荷を前提に本格的に栽培をし始めた島の唐辛子・香川本鷹

ようやく赤く色づき始めてはおりますが、香川本鷹らしい大きな実が少なかったり、成熟するのが遅かったり、完全に唐辛子から洗礼を浴びているそんな毎日です。
収穫がようやく始まったところなのに、何だかすでに来年への反省ばかりが頭によぎります。また業者様にご迷惑をかけ、個人さんへの販売も開始したいなとは思うのもの踏み切れず。

書き始めると後悔と来年への反省ばかりになってしまうので、この辺で。
ただ少ない・遅いなりに、なんとか美味しい実をつけてくれてはいます。

そんな生産者である私がオススメしたい唐辛子の保存食。「葉唐辛子みそ」。
ご飯のお供はもちろん、おうどんやお酒のアテにとってもおすすめです。

というわけで畑から少し唐辛子の枝を拝借。あんまりたくさん取ってしまうと、収量が減るので控えめに。

むしります。花も食べられるので残っていても問題ありません。ピーマンやパプリカもトウガラシ属の野菜でして、唐辛子やピーマンの葉っぱは天ぷらにすると案外おいしい。
むしった葉は粗みじん切り(※油で炒めるので多少大きくても問題ありません)。

続いて、香川本鷹の実。葉唐辛子みそには青唐辛子の爽やかな香りがぴったりです。唐辛子を何本入れるかで辛みが変わってくるので、お好みで調整してくださいね。

ゴマ油を引いたフライパンで葉と実を焦げないように5分ほど炒めます。このとき、むせかえるような辛い香りがしてきますが耐えましょう。

しんなりするとこんな感じ。

5分ほど炒めたら、酒、みりん、砂糖を加えてなじませます。ここでお砂糖を入れると、甘辛いコクのある味になりますので忘れずに。

なじんだら味噌とお好みで白ごまを投入。さきほどの酒やみりんで味噌を延ばすように水分を飛ばします。味噌を焦がすかはお好みで。

ある程度、フライパンの底が見えるまで味噌がなじんだら完成です。
できたてもアツアツでおいしいですが、数日冷蔵庫で味を落ち着かせるとなお美味です。

唐辛子の葉はすぐにしおれちゃうのでなかなか売りには出せないのです、、、生産地ならではの味として島まで食べに来てくださいね!

フライパンに残っていた味噌を使って、

唐辛子ホルモンうどん。この世で一二争うくらいビールに合います。

また同時にしょうゆ漬けも作っていました。昆布を入れたら味がまろやかになるという情報を手に入れたので、昆布も入れよう。これまたごはんに合う一品です。

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今感じている反省を生かせるのが来年だと思うと、農業というものの一種の恐ろしさを感じてしまいます。
気長にやるしかないとはいえ、気焦りしてしまうような感を覚えずにはいられません。

というわけで、本日はこれにて。
ご清読ありがとうございました。

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