ふるさと難民の皆様へ
ミカンが余ってて、困ってる島民がいるんですが、、、
ふるさとはどこですか?
皆様のふるさとはどこですか?
まずふるさとの定義をしないといけないかもしれませんね。
もし出生地や育った場所だとすれば、私の場合は大阪府摂津市。
摂津市はというと、基本的にはベットタウンで、今の島暮らしから比較すると、住宅街といってもいいかもしれません。
大阪府摂津市はふるさとなのかもしれませんが、なんか「ふるさと」って感じがしないんですよね。
実家はあるんだけど、、、
もはや移住して数ヶ月ですが、島のほうが「ふるさと感」があるように思います。
うさぎ追いしかの山
おそらく島の方がふるさとっぽいのは、きっと私の思い描くふるさとへの憧れに近いからだと思います。
いうなれば、
うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川
ですね。残念ながら島の山にうさぎはいないですが、小川が流れ、池もあります。
加えて、カブトムシもいるし、海も近いし、島の人がスイカをお裾分けしてくれたりと、都会にはない景色や人的な交流があります。
ふるさと難民と消費的ふるさと
「都市にはふるさと難民が多い」
こんな話をつい先最近耳にしました。
つまり、都市の人は、自分の住む街を「ふるさと」だと思っていないのです。
通勤・通学で違う街に行って、一日の大半をそこで過ごす。
都市部では小学生でも電車に乗って通学しているのも少なくないわけですがら、そりゃ、地元に愛着湧かないですよね。
いうなれば、家には「寝に帰る」といったところ。
(※かくいう私もふるさと難民です)
またよく似た領域の用語として、「消費的ふるさと」があります。
ふるさとは今や、消費されるもの。
ふるさと難民たちはいつの間にか、勝手に自分たちでふるさとイメージを構築しているのです。
そして、こんな現象が起こります。
「あれ、ここ初めて来たのに、なんか懐かしい」
ふるさと難民の皆様へ
この記事をお読みいただいている方の中にも、ふるさと難民の方がいらっしゃると思います。
私自身もふるさと難民として、島にいます。
だからこそ、思うのはふるさとを求めて、いつか島に遊びに来てほしいなと。
移住・定住だけが全てではないと思います。
実際、島にはニ地域居住されている方も少なくありません。
移住・定住しなくても「地域の担い手」になるのは十分に可能です。
島だけでも、
・耕作放棄地や高齢者の家の草刈
・管理できなくなったミカンの木の収穫
・家の裏まで迫りくる竹やぶ
といったような困りごとはたくさんあります。
これ、皆さんと一緒に楽しめませんかね?
年に数回程度なら、草刈りもみかん狩りもきっと「むっちゃ楽しい」と思います!
都市部にはない、超非日常として。
なんなら草刈りやミカンを収穫してくれたら、お昼ごはんくらい用意するよという島民も居ます。
ミカンが余って困ってるなんて、私は島に来るまで想像もできませんでした。
「地域の担い手」として年に数回遊びに来てもらえれば、「顔と名前のわかる」関係が構築できるかもしれません。
そうした時、ふるさとはきっと消費の対象ではなく、本物のふるさとになると思います。
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島根県雲南市で「草刈り応援隊」(食事付き)で様々な都市から50名が集まるそうです。
食事付きとはいえ、労働についてはボランティアです。
ただ草刈りをするのはしんどくても、
何か地域の中で役割が与えられ、貢献しているという意識があると、年に数回草刈りやミカン収穫も十二分に楽しめるのかもしれませんね!
今はコロナでなかなか「遊びに来て」とは言えない状況ですが、近い将来の旅行プランに入れておいてください!
ちなみにこのみかんも収穫できなくて困っていたみかんです。
島民のおっちゃん(70代)がボランティアで収穫するという、、、、
というわけで、本日はこれにて!
ご清読ありがとうございました!
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