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ペンが好きすぎて、文具メーカーの採用にエントリーすらできなかった話

本当に好きなものを仕事にする勇気は、私にはありませんでした。

ペンを見つめて数時間

私には、無条件に心躍る瞬間がある。

それは文房具、特にはペンを見ているときだ。

ペンといっても、何千円もするような高級品ではなく、高くても数百円のペンである。

もうかれこれ中学生の頃から、ずっとペンを愛して止まない。

今でこそ能力は落ちてしまったが、中高生の頃は、教室の皆が持っているペンの「商品名、製造メーカー、定価」を一発で当てることができた。

それは本屋に行くたびに、文具コーナーに寄り、数時間ひたすらにペンを試し書きするという私のオタク気質な趣味の賜物だった。

新しいペンが買いたくて

私の受験勉強は、ペンに支えられていたといっても過言ではない。

つまり、新しいペンを買うために勉強していたのだ。

ペンというものは、高い頻度で各社から新作や改良品が出る。

中高生の私はとにかく新しいペンを使いたいと切に願っていた。
でも、今あるペンを使い切らなければ次には進めない。

だからこそ、勉強するしかなかったのである。
やはり、ペンを買うために勉強していたのだ。

もちろん落書きや意味のないグルグルでインクをわざと浪費したこともあったが、その程度では日本の文具メーカーのインクは使い切れない。
またシャーペンもそうそうにはぶっ壊れない。

つまり、相当量の学習時間があってこその、インク切れ、そして故障なのである。

さてさて、読者の方がもしかすると私のことをガリ勉文学少年と思っているかもしれないので、一つお断りしておきたい。
当時の私は陸上部で部長を務め、脳ミソが筋肉に冒されかけていたのである。

私が脳までキン肉マンにならずに済んだのは、魅力あるペンを市場に送り続けてくれた、文具メーカー様のおかげだと思っている。

ペンによって私の脳は鍛えられた。事実、成績も伸びた。

そして、おかげさまで第一志望には、見事に落ちた。

このときばかりは大好きなペンをへし折りそうになった。
文具メーカー様、ゴメンナサイ。

ペンはいつも私のそばにいてくれたのに、、、
受験生に告ぐ!君の成績が伸びないのはペンのせいではないぞ!

好きを仕事には無理だった

こんなペンが大好きな私も、今でこそ離島で農地を耕しているが、就活も一応は経験している。もちろん、文具メーカーの説明会にも参加もしてみた。

そして思った。

文具メーカーは無理だ

私には文具メーカー各社にそれぞれ好きなペンがあり、そのペンを見れば思い出がどんどん蘇る。

ぺんてるのローリーは、大学院時代に苦楽をともにしたに相棒だし、

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パイロットの「juice」は留学先のトルコに持ち込んだ。

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ZEBRAの「ニューハード」は、私の尊敬するおじさまがいつも使っていた。

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私がいつも手紙を書くときに使うのはSAKURAの「Ball-sign

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家庭教師を受け持った姉弟の授業ではいつもUNIの「SIGNO」を使っていた。

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どのペンも私にとっては甲乙つけがたい思い出深い一本である。

ペンを見る度に、研究を通して出会った人々のこと、一緒に勉強した姉弟のことを思い出すことができる。

もし文具メーカーに入社したら、他社の製品と自社製品を比較して、もちろん自社製品をPRしなければならないだろう。ペンオタクの私にそれはできない。

もし文具メーカーに入社したら、ペンのことを考えすぎて、ペンが嫌いになってしまうかもしれない。それも嫌だ。
アイドルオタクが「私生活までピュアだ」とアイドルの裏側を否定するように、ペンオタクの私もペンの裏側を知る勇気はなかったのである

だからこそ、私の文具メーカー就職は無理だったのだ。
事実、私はいかなる文具メーカーにもエントリーシートすら提出していない。

本当に好きすぎると仕事にできない、もはやする勇気がない。
私にとって、ペンはそんな存在だった。

忘れられない一本を選べない

実はというと、この投稿は、以下のイベントにとにかく参加したいがために書いている。何せぺんてるさんは私の相棒「ローリー」の生みの親だからだ

ボールペンの話ばかりしてきたが、今振り返ると、私が生まれて初めて使ったシャーペンはぺんてるの「.eシャープ」だった。

実家に偶然転がっていたこのシャーペンを、小学6年生の私は勝手に学校に持って行った。

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(ちなみにボールペン版「e-ball」のインクの程良いかすれ具合、私のお気に入りです)

鉛筆からシャーペンに持ち替え、一足先に中学生気分を味わおうとした「少し背伸びした気持ち」を思い出すと、今でも鼻の先が少しむずがゆくなる。

ペンの思い出を辿れば辿るほど、忘れられない一本は何ですか?という問いに答えられなくなる自分が居る。そして、

ゴメンナサイ。選べませんでした。

言い訳になるが、これでもだいぶ選んだ方だと私としては思っている。
他にも、高校時代の友人は「エナージェル」信者だったし、今も昔もシャー芯は「シュタイン」を使っている。これらもぺんてるの商品だ。

このような形で、他社も含めてしまうとキリがないのだ。
ボールペンにはボールペンの、シャーペンにはシャーペンの思い出が山ほどある。

昔使っていたペンや、そのペンで記した文字を目にすると、どこか当時の気持ちを思い出すことができる。

今やペンを握らない日はない。

だからこそ、素晴らしいペンとの出会いをこれからも楽しみにしているし、そんな素晴らしいペンで多くの思い出を記録していきたいのだ。

ーーー

自分が書きたいことをひたすらに書くと時間を忘れてしまいますね。
おそらく私がペンを愛して止まないことは伝わったのではないかと思います。

私にとってペンは無条件に好きと言える、数少ない宝物です。

だからこそ、ぺんてるさん!

廃盤になった「ローリー」復活させてください!お願いします!

というわけで、本日はこれにて!
ご清読ありがとうございました!

※トップ画像は実際に私が就活で使用していた証明写真です(笑)

(シェア)この記事を読んで今回のイベントに参加したいと思いました。皆様もぜひ!


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汽笛の聞こえる畑と宿のオーナー|香川県丸亀市の離島・さぬき広島で農家ゲストハウス&島の唐辛子「香川本鷹」の生産・販売。古本屋もぼちぼち。島内最年少26歳。あっ、文系院卒です(観光学修士) ■公式HP:https://00m.in/4HEdI ■note公式マガジン掲載7回