後輩から「お米」を買った話 〜知り合いパワーに賭ける〜
佐賀県で新規就農した後輩の女の子から、お米を買いました。
お米を買うにあたっての、自己問答をお届けします。
「誰が作った分からない安い米」vs「後輩が作った少し高い米」
「米無くなるの早くない?」
移住生活も、もうすぐ1か月になろうというとき、ふと思ったのは、
「米無くなるの早くない?」
無論、私が食べているからなのですが、、、
明らかに前に広島市内で一人暮らししてた時よりも早い。
少し理由を考えてみると
①麺を食べる機会が減った
→私は麺類が大好きなのですが、いかんせんスーパーがない島暮らしでは「まとめ買い」が前提になるので、生麺を沢山は買えないわけで。
②ちゃんと料理をするようになった
→広島市内で一人暮らしをしていたときは、同時に筋トレにハマっていたので、食事が単なる栄養補給みたいになってしまっていた節がありました。その時の反省から、島に来てからは一汁二菜を心掛けています。
ちゃんとおかずを作ると、ごはんが進む(笑)
③外食・中食をしなくなった
→飲食店がない島では「なんとなく今晩は外で食べたいな」「今日はお惣菜でも買うか」がありません。仮に出かけたとて、街から島帰ってくる船の最終便は17時半発なので、晩御飯は絶対に島で食べることになります。
ざっとこんなところかと。米は島暮らしのライフパートナーなんだな。
ただ、米を運ぶのって重い。キツイ。しんどい。
島外への買い物は、小さなリヤカーを引いていくんですけど、これを引いて歩くのキツイのよ。。。
後輩が新規就農したってさ
米を運ぶのキツイなぁと思っていた頃、facebookで後輩が佐賀県で新規就農したとの投稿が。
彼女はfacebookで玉ねぎを販売していたのですが、、、
ここで、私の頭の中を雑念がよぎります
「この子の会社、米作ってないかな?」
というわけで、一応聞いてみると
「私の働いてる農園、主力商品がお米です笑笑」
との回答が。いやぁ聞いてみるもんだな。
値段を聞いても、スーパーで買うよりも少し高い程度だったので、購入させてもらうことに。
ここまでは、まぁ、先輩と後輩のちょっとイイ話だと思いましたよね?
実は他の米も検討してました
後輩よ、すまない。ネットで他の米も見てました。
調べれば、出てくる、出てくる、安い米。
実際、パートタイマーの私には金銭的な余裕があるわけではないので、
「やっぱ安い方にするか」と心が揺れ動きました。ごめんなさい。
でも、なぜ最後に後輩の米を選んだのか?
それは、やはり、「せっかくなら知り合いから買おう」です。
「知り合いが丹精込めて作った」という事実があれば、より一層美味しく感じられるのではないかと思ったわけです。
むしろ、その事実によって、日本で「一番美味しい」米になるかもしれません。
誰が作ったか分からない米よりかは、知り合いの米の方がいいなと。
届いた!
背景の生活感は無視してください(笑)
綺麗なお米が届きました。
前にスーパーで私が買った同価格の米よりもはるかに実がキレイで、割れ米もほとんど無いのが印象的です。
また何よりも
こうやってメッセージをもらえたのが、
一番の嬉しさであり、一番の旨味成分なのかなと。
というわけで、いただきます!!
ーーー
私自身もゆくゆくは作物を販売したいので、この経験は忘れないようにしたいなと。
実状、小さな島で広大な作付面積を確保するのは難しいので、大量生産や薄利多売のビジネスは無理だろうと思っています。
つまり、「少し高くても唐崎からなら買ってやろう」という方と巡り合いたいのです。
そのためには、自分自身のことはもちろん、日々、どのようなチャレンジをしているかを知ってもらう必要があるのかなと思っています。例えば、
「市の臨時職員を経て農業にトライした」っていうストーリーも、もしかすると、そこに価値を感じてくれる人がいるかもしれない。
「絵本のレビューをしている奴が、なぜか農業にチャレンジしている」というストーリーも、ウケる人にはウケるかもしれない。
この意味で、noteは私を知ってもらう活動の最前線なのです!!
ブックレビューなんかは、単に好きでやってるんですけどね(笑)
もし私が作物を販売し始めたら、ご購入を検討していただけると嬉しいです。
というわけで、本日はここまで!
美味しいお米を毎日食べられると思うと楽しみです!
島での農業チャレンジについては、こちらもどうぞ!
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