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ワークマンになるその日まで

私はワークマンになりたい。

私は、ワークマン「丈夫で破れにくいハードタイプ靴下」を履いている。

私は、ワークマン「最軽量オレンジ色シューズ」を履いている。

私は、ワークマン「冷感襟付きインナー」を着て畑仕事を教えてもらう。

私は、ワークマン「反射シール付きウェア」でランニングを楽しむ。

お気づきの通り、私の気持ちはすでにワークマンなのだ。

他方、かの哲学者ハンナ・アーレントは

work(仕事)とlabour(労働)は異なる

と言った。

私は、そして、あなたは

ワークマン?それとも、労働者?

ーーー

超ざっくりいうと、ハンナ・アーレントいわく、

work(仕事)
→「自分自身を表現する」「自分自身が生きていると伝える」ために何かを作り出すこと。

いわゆる、職人みたいな人たちかもしれませんね。

他方

labour(労働)→「生きるため」「食べるため」に行うこと

つまり、labour(労働)は、人生を続けるためには、嫌でも、やらなければならないこと。

別に職人だからといって、靴職人、家具職人みたく、文字通り「職人」である必要はないと、私は思います。

ただ、どんな職に就くにしろ「work」的・「職人」的な気持ちは持っていたいと思うのです。

人生の大半を仕事に費やすのだから、せっかくなら「自分自身が生きてる!」と仕事を通じて感じたいなと。周りがどう言おうが関係なく。

年収2000万円もらえたとしても、ただ「labour(労働)」に自分を犠牲にするくらいなら、

貧乏でもいいから自分自身を表現できる「work(仕事)」に身を投じたい。

またアーレントは

自分のためだけではなく、誰かのため、また誰かと何かを行うことを「action(活動)」と呼びました。

きっとwork(仕事)をaction(活動)として楽しめると、もっと充実した人生を送れるのかもしれませんね。

器の小さい私は、action(活動)を目指して、

「自分のためにやったことが、誰かのためにもなってほしい」

と願うところから始めてみようかな。

というわけで、本日はここまで!

労働、仕事、活動は

『人間の条件』(ハンナ・アーレント著)

という本に出てくる話なのですが、難解で私も全部は読んでません💦
そのくせ、今日は偉そうに書いちゃいました💦

この件について、もう少し深く理解したい方は以下のブログが非常にオススメです。

私のnoteが入門編なら、この方のブログは中級者向け、原著は上級者向けといったところになると思います。

それでは、お読みいただきましてありがとうございました!

もし、哲学に少し興味が出てきたという方は、こちらもどうぞ!

※スペシャルサンクス→株式会社ワークマン。カバー画像は株式会社ワークマン公式HPから引用しました。

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