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#子どもに教えられたこと
初めての保育参観と、思い出した母の言葉
アフターコロナ、という言葉がややしっくりし始めた今年、初めての保育参観があった。
子どもの通う園は、コロナ禍をきっかけに、毎日の保育の様子を動画で見せてくれるので、なんとなく普段の様子は見ていた。
とはいえ、目の前でリアルに見るのはまたちょっと違う。集団生活の中で、子どもがどう立ち振る舞って過ごしているかを見るのは、初めてだった。
大きなブロック並べて遊んでるなぁ。近くでお友達もブロック積ん
「やりたい」を我慢しない
ワーママにとって、退社から保育園へのお迎え、そして帰宅までの流れは、一大案件ではないかと思う。
できれば、スムーズに拾ってそのまま帰りたいところ。帰ってご飯を作ってあれしてこれして…そんなことで頭がいっぱい。
だけど、そうは問屋が卸さない。幼児というものは、親が迎えにきたら嬉しいし、できればそのまま遊び回りたい。
わかる。わかるよ。うん。
と思いながらも、仕事終わりの心身ではどうもそれに応
30分あればなんでもできる
娘は、ぴったり30分で起きる。
朝寝も昼寝も夕寝も、
ロボットかと思うぐらい、
30分で起きる。
(夜は朝までぐっすりだけど)
逆に、30分はお布団で寝ててくれるので、
フリータイムのはじまりはじまり。
30分あれば、なんでもできる。
自分のペースで自分の身支度主に朝寝の時だが、
ゆっくり顔を洗い、ゆっくりスキンケアし、
ゆっくりブローし、ゆっくり歯を磨き、
ゆっくり着替える。
これだけ
私は、「母親」になる気がなかった。
人は、本当に夢に見ていたことが叶うと、
案外落ち着いていられるらしい。
妊娠がわかった時、私はとても冷静だった。
ゆるーい妊活だったが、
仕事や疲れを言い訳に、授かるのに2年ほどかかった。
念願の我が子。待ち望んでいた命。
そして、次第に実感が湧いてきた。
未来が楽しみになった
なのに、正直に言おう。
私は「母親」になる気がなかった。
妊娠がスタートで、出産がゴールだった。思えば、妊娠初