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2023年3月の記事一覧

【読書百遍】『知の編集術』

【読書百遍】『知の編集術』

はじめに、この本が出版された2000年の日本を見てみる。

【編集とは】

この本で「編集」とは、新聞や雑誌・映像の編集より幅広い意味で使われています。
人々が言葉や動作を覚え、それらを使って意味を組み立て、人々とコミュニケーションすること。その全てを意味しています。p.4

【第1章】 編集は誰にでもできる

① 通訳名人と編集名人

② 文化と文脈を編集する

③ 句読点を動かしてみる
【編集

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【読んでみたい本】『情報の歴史』

【読んでみたい本】『情報の歴史』

はじめに

1990年に初版、1996年に増補版を刊行後、長らく絶版になっていた『情報の歴史』の再増補版『情報の歴史21–象形文字から仮想現実まで』が2021年4月に刊行されました。
(監修:松岡正剛 構成:編集工学研究所&イシス編集学校)
1995年までの紙面はそのまま再録し、1996年〜2020年にいたる25年分の年表、そして”情報の文明”と銘打った解説文とダイアグラムを追加。
巻頭には、監修

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【読書百遍】立花隆『知のソフトウェア』

【読書百遍】立花隆『知のソフトウェア』

はじめに

これまでにも、いろいろな著者の【情報のインプットとアウトプット】に関する本を読んできました。
それぞれの分野での、指南書的な内容で、著者の特徴があります。
ジャーナリストの立花隆氏は、情報のウラ取りを重視する。
最近は、現役時代に読み漁った本を、懐かしがりながら読んでいる。(笑)
梅棹忠夫や川喜田二郎、などの定番中の定番。また、加藤秀俊や板坂元。
そして、立花隆や松岡正剛などです。

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【読書百遍】『考える技術•書く技術』

【読書百遍】『考える技術•書く技術』

はじめに

この本が出版されたのは、1973年(昭和43年)です。続編は、1977年(昭和52年)。
一般的に「情報化時代」と言われるようになった時代。

パーソナルコンピューターの出現により、人びとは溢れる情報をインプットし、アウトプットする方法に苦慮していた時代。
そんな中で、情報のインプットからアウトプットを系統立てた内容の本が多く出版されました。
同じような内容の本に『発想法』川喜田二郎

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【情報のインプットからアウトプット】

【情報のインプットからアウトプット】

はじめに

この本『調べる技術•書く技術』は、あるテーマを設定し、それに関する資料収集の方法、人に会って話を聞き、そして原稿を書くまでのプロセスについて、ルポライターとしての 著者の経験を基に書かれています。

【講談社現代新書】ブックレビュー

第一章 テーマを決める

独創的ではないけれど、読み手に鮮やかな印象をもたらす。p.16
チェックリスト
① 時代を貫く普遍性がある
② 未来への方向性

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【読了】『ゆるい職場』

【読了】『ゆるい職場』

最近の若者の離職
要因は、何か!?
最近 出版された『ゆるい職場』を読んでみた。

はじめに

「若手が突然、転職します。」と言ってくる。
さらに「若い連中が、何を考えているのかわからない。」「新入社員との接し方は、どうしたらいいのか。」中堅管理職の声が聞こえてくる。
かつては、待遇や職場環境に不満があり辞める 不満型離職 と言われるものが大半だった。
だから、話し合いをし待遇改善を施せば、ある程

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励みになります【Noteの活用】

励みになります【Noteの活用】

NoteとTwitterに投稿した記事『ネット情報におぼれない学びが』の著者から、コメントを頂きました。

【以下】2023.03.02.

【転載】
ご高覧ありがとうございました😭!
そして、noteによる読書記録のやり方に感激しました。
この本の内容に関連したり、参考になったりする本の書評を次々にご紹介できるのは、これまでの膨大な蓄積あってこそですね。
未読本も多いので、まさに「宝の山」です

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