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☆癒しのとき・宝箱☆

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是非、皆さまにもご覧になっていただきたい わたしの宝箱
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#短編

【詩のようなもの】あれ?

【詩のようなもの】あれ?

いろいろ物議を醸しだしている

マイナンバーカードですが

そのことについてちょっとした話を

先日病院に行く機会がありました

診察も終わり受付に行くと

処方とかいろいろ入っている

クリアファイルから

マイナンバーカードを出して

こちらになりますと渡されたのですが

微妙に違う名前のと言うか

別人のマイナンバーカードを渡されました

雰囲気的には

山田一郎と西田一朗みたいな

違いな

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【詩】爽やかな

【詩】爽やかな

彼女の誕生日

もうすぐ来るはずの紅葉の季節

カメラを持って

君の後ろ姿を見ながら

ファインダーをのぞく

空気は少しひんやりしてきた

木々の葉はまだ緑色

爽やかな空気を感じながら

彼女の髪の毛は

柔らかく揺れる

後ろを振り返っては

悪戯っ子みたいに

駆けだす

待ってと言いながら

早足で追いかける

石畳は光を反射して

彼女の足元を照らす

二人の歴史

久しぶりに来た

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【詩】元気?

【詩】元気?

道化師と言われても

おもろい奴と言われても

それでいい

淀んだ空気には

光は眩しいくらいで丁度いい

根っからおもろい

明るくて優しい

ふざけてるけど

笑えるからゆるす

間違ってないから

そう言われても

笑って返せる

子供たちが寄ってくる

かわいい保育園の児童

一緒に遊んでと

かわいい子供たち

笑顔の先生の周りに

寄ってくる子供たちは宝物

昨日亡くなった親友のこと

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【詩】じゃない

【詩】じゃない

本心を話してくれる

いつもは見せない顔を

見せてくれる

あなたの顔を見ると

手を貸したくなる

小さい約束は守らないことも

気の置けない仲間の証拠

つい自慢をしたり

誰かの悪い話をしてくれるのも

わたしだから

正直に恋人やお金や

あらゆることでマウント取るのも

他の人には言わないこと

わたしが買った新しい靴

あなたが同じのが欲しいと言ったのも

仲がいい証拠

誰かの愚痴

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本日は晴天なり

本日は晴天なり

 「秋」と「本日は晴天なり」、どちらを選びますかと男は言った。
 その男に会ったのは去年の暮で、暖冬と言われる割には肌寒く、暗く底冷えのする日だった。この男の陰鬱な顔をもう一年も見ているのだと、不思議な気持ちになる。なぜ自分がこの男と一緒にいるのか皆目思い出せないが、この男と自分は何か特別親しい間柄だったらしい。らしい、というのはさっきも言ったように男との関係を何も思い出せない為で、それも道理、自

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【詩】Fake

【詩】Fake

努力 根性 やる気

俺に染みついた

がむしゃらになれば

どうにかなる精神

大人になるとわかる

すでに物事は俺らの

知らないところで

なんとなく出来上がっていて

透明のシナリオが置いてある

小さい脳みそで考えて

違和感しかねえ

ってわかっても

気持ちの持って行き所は

シャボン玉

霧の中に手を入れる

青写真は決まってて

準備は万端

俺らの期待とは裏腹のお膳立て

円を

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【詩】さあ出発だ

【詩】さあ出発だ

黒のパンツに黒のジャンパー

右手には革の手袋

夜にかけるサングラス

なのにやけに目立つ

赤マント

ライフルのような水鉄砲

隣に立つのは

細身の女性

体の線が見えるスーツ

爪は長く赤い

口元からは歯が二本見える

大きな石が付いた指輪が目印

ビニールを膨らませて出来た

刀を背負って

後ろに構える

ハーフパンツの体格のいい男

紙で出来たロケットランチャー

肩に乗せる

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【詩】裏路地

【詩】裏路地

ビルのてっぺん

鉛筆の先のように尖る

鋭利な刃物みたいな

芯の先に点滅する光

裏路地

ピンクに染めた長い髪

未成年の顔した女の子と

手をつなぐ中年男性は

鈍く光る看板の前で

意味ありげに頷く

毎日見る

普通の日々の時の欠片

喧嘩してるような

ボリューム高めの

外国観光客の会話

薬を買えるだけ買うから

どこから来た人かわかる

差別とかはない

目立つだけ

今日もニ

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【詩のようなもの】ベストフレンドについて

【詩のようなもの】ベストフレンドについて

たまに思い出したようにやってみる

AIさんに書いてもらう

久住ハル風な『ベストフレンド』

いよいよAIの成長を認めないといけない笑

皆さんがAIを使って作品を作っているのが

理解できるレベル

AIで書いてあるのはとてもきれいで粗がない

その代わり深さが無かったけど

これから深さも書いてきそう

(作者によっては本人のクセのようなものがよかったりするから

それが失われると文章はきれ

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【詩】路上ギター

【詩】路上ギター

遠くを見ているような気持ちで

路上ライブの

心もとないギターの演奏を見る

彼の前にいるのに

見知らぬ彼のことは見ていない

小銭を缶に入れて

良かったですと一言

もし良かったらこれをと

CDを渡してくれた

路上ライブをたまにする友達に

自由そうに見えて

そうでもないと

現実的な話を聞く

妬み嫉みで嫌味なことを

言う人がいたり

意味の分からないルールを決めて

勝手にその

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【詩】ベストフレンド

【詩】ベストフレンド

ピアノを弾きながら

恵まれないと歌う

いらないモノだけあって

欲しいものは

池のボートの上で揺れている

かりそめの瞬間は

良く出来ている

スクリーンに映るリアルは

嘘みたいで

羨ましいなんて

誰に言ってんだか

アルコールは飲むものじゃなくて

浸かるもの

本当のことを言えだなんて

言ったらグラスが床に落ちるように

パリンと割れる

虚像とリアルの間を行き来して

どこに

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【詩】月が待っている

【詩】月が待っている

打ち寄せる夜に始まる

太鼓の音と暴風雨の音

歩は進めそうで進めない

妖怪だか妖精だかわからない

漂うモノが僕を悩ませる

立ち上がってコップの水を

飲むことさえ出来ず

床の色を確かめている

錠剤を舌の上で転がし

溶けていくのを感じる

何も考えない

特効薬ではなく対処療法

ボールペンで書かれた

スケジュール

一つ一つバツを付けていく

リスケの発想は持てない

ソファーに座

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【詩】これから

【詩】これから

からっからになった

花瓶の中

しおれた花が

ぐにゃりとなったまま

固まってる

サングラスをかけた

優しい文字の山に

愛はない

ロープだと思ったのは

今にも切れそうな蜘蛛の糸

繋がっていたわけではない

すがっていた

僕と君の間には大きな渓谷がある

水差しで水をかけたサボテン

かけすぎて芯から腐る

水をかけて欲しかったのは僕で

甘えたかったのは僕で

寂しかったのは僕

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【詩】明日へ

【詩】明日へ

人の数は日々変わる

星の数も日々変わる

幸せになる人も

不幸になる人も

日々変わる

一発当てようと

セミナーにお金をつぎ込んで

一発で借金が転がってくる

生きる指針が転がっているなら

拾って飲み込みたい

永遠に続く変わることのない

幸福の法則があるなら

迷うことなく従おう

迷って悩んで転んで

立ち上がってまた倒れる

上手いことの後に

またうまいことがあって

ずっと

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