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著…大嶋信頼『「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』

 自己肯定感が低い人と高い人の違い、自己肯定感を上げられるアイディアが分かりやすくまとめられている本。

 後半はややスピリチュアル寄りな感じだったので正直言ってわたしはだいぶ読み飛ばしてしまったのですが、前半や、ところどころは参考になりました。

 例えば、自己肯定感が低い人は、

 ●周りの人の言動がとても気になり、影響を受けやすい

 ●自分は何もかもが中途半端だ…という気がして、どんなに努力しても達成感を得られない

 ●「自分と他人は対等ではない」と思っているのが他人にも伝わり、軽視され、「愛される」よりも「蔑まれる」方が多くなる

 ●損な役回りを押し付けられる

 といったデメリットが多くて余計に自己肯定感が下がっていきます。

 逆に、自己肯定感が高い人は、

 ●周りの人がどんな言動をしても「自分」を一定の状態に保てる

 ●ちょっとしたことでも達成感を得やすい

 ●大切に扱ってくれる人が寄ってくる

 といったメリットが多くて更に自己肯定感が上がっていきます。

 この本では、自己肯定感を上げるためのアイディアとして、

 ●美味しいものを食べる
 ●トイレ掃除をする
 ●「みんなとつながっている」と唱える
 ●思い出の物を整理する
 ●4〜5歳の自分をイメージして、その自分にポジティブなキーワードを唱えてもらう

 といったことを紹介しています。

 どれも、特にお金をかけずにすぐ出来るのが良いなと思います。

 きっと、自己肯定感って、「誰かが上げてくれるもの」ではなく、「自分で上げなきゃ上げられないもの」なのでしょうね。

 また、部屋が汚い人の「片付けられない理由」についての著者の考察が興味深いです。

 「それは、自己肯定感が低くて〝自分がゴミ以下〟と心のどこかで思っているので、カバンの中のゴミですら〝大切なものだったらどうしよう?〟となってしまうから……」

(P46から引用)

 自己肯定感が低い人は自分をゴミよりも低く見る…。

 もしかしたら本当にそうなのかもしれませんね。

 なんとも悲惨なことですけれど…。

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