著…京極夏彦『17歳の特別教室 地獄の楽しみ方』
わたしは京極さんの言葉の紡ぎ方がとても好きなので、その京極さんがこの本の中で、
とおっしゃっているのがとても意外でした。
数多くの作品で妖しくも美しい文章を執筆してきた京極さんですら、伝わらない・伝えられないもどかしさを抱えているのですね。
雲の上の方ですが、なんだか少し親近感が湧きました。
また、
という文にも共感しました。
…いや、共感した、と思うのは誤りなのでしょうか。
共感したような気がする、と思うのが正しいのかもしれません。
すべての読書は誤読である、小説の場合すべての誤読は正解であり読み手によって多様な解釈が出来るものなのだ、と京極さん自身がおっしゃっているのですから。
奥が深い…。
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