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相談員のお仕事ノート

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わたしが社会福祉士兼精神保健福祉士として長年働く中で実際にお受けしたお悩み相談について書いていきます。 「個人情報漏洩をしない」「否定や批判をしない」といったことに配慮しつつ、リ…
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#わたしの仕事

皆さんはどんな防犯対策をしていますか?

皆さんはどんな防犯対策をしていますか?

 わたしは仕事柄、暴力的な方と接する機会も多く、度々怖い思いをしてきました。

 「そういう方とは関わらない」ということが一番良いことだ、ということは頭では理解しています。

 しかし、福祉に携わる者としては、そうした攻撃的な特性があるせいで地域住民から孤立した方とも何らかの形で接点を持たざるを得ないのが現状です。

 最近では、

 ↑といった、また別の意味で怖い事件も起きました。

 これまで

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福祉職を狙ったストーカーの一例〈後編〉

福祉職を狙ったストーカーの一例〈後編〉

 ↑前回

 わたしは上司に何度も事情を説明して「担当者を他の職員に替えるか、契約解除にして欲しい」と改めて相談しました。

 しかし、あいにくわたしの職場はこれも福祉あるあるなのですが空前絶後の人手不足。

 担当を替われる人がいないため、結局「様子を見る」という一番最悪の、何ら対応していない対応策をとることになりました。

 契約解除も、そう簡単には出来ません。

 警察や弁護士にも相談しまし

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福祉職を狙ったストーカーの一例〈中編〉

福祉職を狙ったストーカーの一例〈中編〉

 ↑前回

 それからそのご家族による連絡攻撃が始まりました。

 まさに「攻撃」。

 わたしが仕事で使っているメールアドレスに、仕事とは一切関係ない私的な内容のメールを、一日に何件も昼夜問わず送りつけられました。

 「おはよう」

 「今何してるの?」

 「どこに住んでるの?」

 「彼氏はいるの?」

 「おじさんに興味ある?」

 「今旅行中。綺麗な景色でしょ。今度ここでデートしよう」

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福祉職を狙ったストーカーの一例〈前編〉

福祉職を狙ったストーカーの一例〈前編〉

 ↑先日このような日記を書きました。

 ザ・メンタル落ちてる系の内容なので、この日記を読んで事情をお察しくださった方もいるかもしれません。

 わたしは、いわゆる「モンスターペイシェント」的な当事者の方々による暴言だけでなく、ストーカー被害にも遭ってメンタルが落ちています。

 以前、とあるご利用者様(70代)に「本当は僕に気があるのにどうして僕の告白を断るの? 僕たちは引き裂かれてしまったね」

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「冷蔵庫は時を止める箱じゃない」 ※閲覧注意!!

「冷蔵庫は時を止める箱じゃない」 ※閲覧注意!!

 今回は、本格的な夏となる前にお手伝い出来た方についてご紹介します。

 わたしはこの方から多くのことを学ばせていただいました。

 主に以下の3つを。

 ①冷蔵庫は時を止める箱じゃない
 ②ギャンブルはほどほどにしよう
 ③いつ誰に見られても恥ずかしくない程度には常に部屋を片付けておくべき

 今回のQさんの概要は以下の通りです。

 ※なお、毎度のことですが、個人情報保護のため事実とは少しず

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「わたしは幽体離脱が出来る」

「わたしは幽体離脱が出来る」

 載せるべきか載せないべきかとても迷ったのですが、この記事を載せることで誰か一人でも救われたら良いなと思うので、載せることにします。

 非常に込み入ったケースなので、今回のQさんの情報は最低限しか書きません。

 わたしがこのQさんと出会ったのは偶然でした。

 出会った経緯については伏せますが、このQさんはクラスで浮いた存在でした。

 クラスメイトや先生等に対して、

 「わたしは幽霊が見え

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