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先生にもっと裁量を、子どもにのびのびした授業を!小2長男の授業参観に行って。

長男、2年生になりました!
初めてのクラス替え、初めて担任の先生が変わる。

そして、2年生初めての授業参観に、行ってきました。


どうしたら、学校教育が変わる?


すごく正直なことを言ってしまうと、昨年の担任の先生は学年主任の方だけあって、子供達だけでなく、保護者への関わり方もとっても上手な先生だったんだな…ということを実感してしまいました。

だからといって今の担任の先生を、心から批判したいわけではありません。きっと先生の中にも熱い目標や思いもあるとは思うのです。
ただ、授業の進め方や子供への言葉のかけ方を見ていると、すごく画一的で教科書どおりに進めようとしているような気がして、先生の思いが伝わらないなと、、、少し残念に感じてしまいました。

私は学校に通うことで、少しでも息子が、自分の内にある思いを感じて考えて、物事を観察して、自分から取り組んで行くことが自分にとっての勉強なんだと少しずつ分かってほしいなと思うのです。

教科書に書いてあるから、先生が教えてくれるから、ここではこの数式でしょ、覚えるために勉強するんでしょ?って思うようになってしまうと、勉強が楽しくなくなって、せっかくの彼の内なる才能が伸び悩む時期が来てしまうと思うから。

ただ、それはいち保護者としての思いであって、それを公立小学校の担任の先生一人に対して押し付けるのは、お門が違うかなとも思っています。

じゃあ、そもそも今のような公立小学校の教育スタイルはどうしたら変化していくのかな?と考えてみました。


先生に、もっと授業の裁量を。

そして思ったのは、先生の思いのせた授業や子供の関わり方を、もっともっと尊重すべきだ、ということ。

教育大国のフィンランドでは、教師という職業がお医者様と同じくらい尊敬される職業として君臨しているそうですが、そのフィンランドでは、教師一人一人の授業における裁量が、とても大きいのだそうです。

私は学校教育に詳しいわけではないですが、日本では学習指導要領があまりにも細かすぎて、子供への目の前の子供への関わり方が希薄になるのではという懸念があると思っています。

つまり、学習指導要領に則り学校の目標やカリキュラムを遂行しようとすると、目の前の子供が何に興味を持っていて、先生がどう働き掛けて彼らの好奇心を伸ばし、新しい学びに繋げることができるのか、という関わり方は、できなくなってしまう。

今は恐らく、学習指導要領があって、各自治体の教育委員会からの目標があって、学校それぞれの目標があって、学年の目標があって、学級の目標に落とし込む…

いや、現実的に、無理じゃない??

そんなトップダウン的な目標を、例えば、自分の子供一人の心身の成長に対して役に立つのかと考えたら、もしかしたら良いもよもあるかもしれないけど、半分以上は彼にとって意味のないものなんじゃないかな。
それが、子供たちの能動的な姿に繋がるという絵が、私には描けません。

それよりも、例えばざっくりとした学年全体くらいの目標はあるけれども、基本的にはクラスの子供たちと先生とで考えて決めた目標があれば、「誰かにやらされる」のではなく、「自分からやる」行動に転換できて、子供たちの主体性の向上が期待できると思います。

そしてそうなると、先生方の技量が問われるようになります。またもしかしたら先生方の時間的な余裕がさらに無くなるのでは?という懸念も出てくるかもしれませんが、業務の中で無駄なものを排除していけば確実に余裕が生まれてくると考えています。


詰め込み教育から脱するためにも、子供を主体的な学びへ導く


いま話題のChat GPTなど、AI などのテクノロジーが、平均的な人間の頭脳を追い越そうとしています。
現在の公教育で行っている詰め込み式の教育、成績や数値を重視した教育で得られる『覚えさせられた知識』は、AIに代替されてしまう時代が、やってきます。

非認知能力が注目されて久しいですが、幼児期だけでなく、それ以降の子供達の成長においても、自分が好奇心を持って考え、手先や全身の感覚をもって感じ取り、試行錯誤して自ら取り組んだことが、彼らの脳を刺激し成長させる。
自分の「体」つまり感覚を持たないAI に対抗していくには、そうした自分の実体験から得られる知識や思考が、超重要になってきます。

だからこそ、『やらされてる』のではなく、『自分がやりたい・知りたいからやる』方向へ、学校の学び方も転換していく時期なのではないでしょうか。



学習指導要領って、保育所保育指針や、幼稚園教育要領のように、ざっくりと、しかし明確に子供の目指す姿を示すだけじゃ、ダメなんですかねーー??
実情を知らないから言えるのかなー。^^;

もっと先生達がのびのびと、教科書や学校の目標などに囚われず、目の前の子供との関わりを第1に考えた授業ができたら、いいのにな。
そのためには、仕組みを大きく変える必要があるだろうけど、そうしたことを一つずつ考え、少しすつでも行動していく大人に、なっていきたいです。


では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!


hona


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