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情報技術

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#デジタル庁

政府システムのあるべき未来 -民間出身人材のクラウドエンジニアが考えること-

政府システムのあるべき未来 -民間出身人材のクラウドエンジニアが考えること-

デジタル庁が開発した「ワクチン接種記録システム(以下、VRS)」が、新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種に寄与し、国民の利便性向上に大きく貢献したことが評価され、開発を担当したデジタル庁VRSチームは、この度人事院総裁賞(※)を受賞しました。

本プロジェクトでは、官公庁向けシステムとして初めてクラウド最適なアーキテクチャを採用しており、開発コストの大幅な削減、また約2ヶ月間という短期間での開発

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「重点計画」紹介資料デザインの裏側

「重点計画」紹介資料デザインの裏側

こんにちは、デジタル庁デザインチームです。

去る2021年12月24日に「デジタル社会の実現に向けた重点計画」が閣議決定しました。あわせて、この計画について紹介(解説)する資料を公開しました。

このnoteでは、この新しい試みの裏側を少しだけご紹介します。

作成の経緯「デジタル社会の実現に向けた重点計画」は、デジタル社会の実現に向けたあらゆる施策の拠りどころとなる重要なものです。

民間企業

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デジタル庁から、日本の組織変革を推進するチャレンジを始めました!

デジタル庁から、日本の組織変革を推進するチャレンジを始めました!

実は、この7月1日から内閣官房IT総合戦略室の民間非常勤職員として、デジタル庁の立ち上げに携わらせていただいてます。
9月1日には、いよいよデジタル庁が設立されまして、僕はデジタル庁の職員として、人事・組織開発の任にあたってゆくことになります。

最近、取材いただいてテレビや新聞などメディアに出させていただく機会も増え、嬉しいことにご覧いただいた方々から結構連絡をいただきます。

何年かぶりの方か

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デジタル庁とシビックテック

デジタル庁とシビックテック

2021年9月からデジタル庁で非常勤のプロジェクトマネージャー(シビックテック)として勤務することになった関です。

本業では、一般社団法人コード・フォー・ジャパンの代表理事やシステム開発企業の代表などをしています。

また、2021年8月末まで内閣官房IT総合戦略室で政府CIO補佐官として「はっきり言って地味です」と書かれていたデータチームでベースレジストリ関連の調査をしたり、COCOAの立て直

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デジタル庁にこそ、バリューが必要な理由【策定プロセス前編】

デジタル庁にこそ、バリューが必要な理由【策定プロセス前編】

デジタル庁で人事・組織開発を担当しています、唐澤です。私は非常勤での民間人材の一人として、2021年7月1日からデジタル庁の立ち上げにおける組織づくりに携わらせていただいています。

組織づくりというとやることは盛り沢山ですが、その中でも特に、デジタル庁の組織の中核となるミッション・ビジョン・バリューの策定に注力してきました。
9月1日のデジタル庁のスタートと同時にミッション・ビジョンを発表、そし

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ボトムアップで作ったデジタル庁のバリュー【策定プロセス後編】

ボトムアップで作ったデジタル庁のバリュー【策定プロセス後編】

デジタル庁で人事・組織開発を担当しています、唐澤です。
前回のnoteでは、デジタル庁におけるバリューの必要性について共有させていただきました。

後編では、その策定プロセスと、そこでの議論について共有していきたいと思います。

バリュー策定プロセスの全体像そんなこんなで、組織づくりの中核となるバリューの策定を進めることとなりました。

最も重視したことは、「ボトムアップで策定すること」です。

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デジタル庁が立ち上がる今だからこそ、UK GDSの失速について語ろう

デジタル庁が立ち上がる今だからこそ、UK GDSの失速について語ろう

本記事は、CivicTech & GovTech ストーリーズ Advent Calendar 2020 の24日目の記事です。23日は misatokunaga33 さんの、「Code for Fukuoka 2020年振り返りと来年に残すもの」でした。

デジタル庁の役割日本政府は、12月21日に開催されたデジタル・ガバメント閣僚会議にて、デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針(案)を公開し

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