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ほっかいどう暮らし178 留萌市 ニラ豚スープカレー

2018年5月、ご近所の飲み友達のコーイチさん(50代初め)と2人で増毛町の「えび祭り」に行きました。

大行列に並んで購入した「朝獲れ甘えび」は新鮮で甘く、濃厚なエビの旨みを感じました。

本当に美味しくて、おすそ分けしたご近所さん達にも大好評でした。

その「増毛えび祭り」、コロナの影響で中止になっていましたが今年は4年ぶりに開催されるのだそうです。

先日の週末の夜、コーイチさんと僕、それとうちの妻の3人でお酒を飲んでいた時のこと。

「えび祭り開催」のニュースを聞いたコーイチさんが

と一人盛り上がる。

ん〜...増毛までは車で片道3時間近くかかりますし、何より僕は行列に並ぶのは好きではない...。

なんとか断る理由を考えていたら、うちの妻が

...それで日曜日コーイチさんと2人で増毛町へ行く事に...。

5年前とは言え一度行っているので、とても人が多いことは学習済み。駐車場に入るのも大変だった記憶があります。

そこで今回は早い時間に行ってお昼前には帰ろうと、朝5時に出発する事にしました。

5月28日(日) えび祭り当日

5時に支度を終えてコーイチさんからの連絡を待っていましたが、いつまで経っても何も言ってこない...早朝なので電話も掛けづらい...結局

また寝坊かっ!!

しかも予定の時間から1時間半も過ぎているっ。すぐに用意をさせて7時には出発しました。

天気のいい日本海に面した道路を走っていると、突然コーイチさんが

「答えのないクイズ大会やろうぜっ!」

と言い始める。

そして「どういうこと?」と聞く間もなくクイズが出題され

コーイチさん 「『キックの鬼』と呼ばれた沢村忠の必殺技は『真空飛び膝蹴り』ですが」

僕 「はっ?サワムラタダシ??」

コーイチさん 「それでは

ないからっ!そんなものっ!!

「だいたいあんなほのぼのとした話に、どうして必殺技が出てくるのさっ?!」

と言ったら、コーイチさん

「だからぁ、『答えのないクイズ大会』って言っただろぅぅ」

だって...いったいこのクイズ...何が面白いんだ??

そんなことをやりながら、なんとか10時前には

増毛町に到着。

漁港に用意された広い駐車場のハジのハジの方に車を駐めて、エビの販売を行っている「遠藤水産」さんへと向かいました。

ご近所さんへのお裾分け用にいくつか買おうと思っていた「甘エビのパック販売」は、すでに売り切れっ!

聞くと「完売になったのは30分くらい前」らしい。

「だから早く来れば良かったんだよっ!寝坊しやがってっ!!」、と言いたいのをグッとコラえて「えび箱 1㎏」の列に並びましたが...

先も見えない大行列っっっ!!

まだまだ列は長くなっていく様子。「いくら何でも、こちらも売り切れで買えないなんて事は..ないよなぁ」と不安を抱えながら30分

無事引換券を手に入れました。

その後「えびの箱を持ってお祭りを見て回るのも面倒だから、帰りに引き換えようぜ」とコーイチさんが言うので、そのままお祭り会場へ行きました。

この日は増毛町のメインストリートを歩行者天国にして

「増毛春の味まつり」が行われており、大変に賑わっていました。

コーイチさんと2人で会場を散策しながら

「えび汁」を味わったり

地元の酒蔵「国稀酒造」さんをのぞいたりして、楽しく過ごしました。

国稀酒造さんでの「振る舞い酒」や有料の試飲コーナーで日本酒を楽しんで

すっかり調子が良くなったコーイチさんが

「ちょっと早いけどお昼ご飯を食べようぜっ。せっかく増毛まで来たんだから豪華海鮮丼とかさぁ」

なんて言っている。

海鮮丼と言ってもこの人混み、近くのお店に入るのも大変そう...。

するとコーイチさん

「じゃあここから車で少し行った所に、旨い海鮮丼が食べられる穴場の店があるから行ってみようっ!」

と強く言うので、駐車場に戻り車で向かいましたのは増毛町舎熊に2021年にオープン、地元食材にこだわったメニューが味わえるという『増毛の食堂 南ん家』さん。

しかし

...やってない...。そこで

「いつもいつも、コーイチさんの案内してくれる店は休みのところばっかりじゃないかっ!もうこのパターンは飽きたよっ!!」

と文句を言ってやったら

コーイチさん 「だからぁ、何度も言っているだろう。店が休みなのは

そうじゃなくてっ!先に調べるとかさっ!!

案の定、「南ん家」さんのホームページを見てみると

「6月17日(土)夏季営業スタートします!」

と、ちゃんと書かれている。

さすがに「悪かった、次からは気をつけるよ」なんて言うかと思ったら

コーイチさん 「まぁ、閉まっているものは仕方がないだろ。ここから10kmも行ったら留萌だから、そこでちょっといい店に入ろうや

まったく...どの口が言うんだか...。

しかし「ミシュラン掲載の店」と聞いて、ふと以前雑誌で見たお店を思い出し、向かいましたのは留萌市花園町にあります

カリー ザイオン さん

2017年「ミシュランガイド北海道」でビブグルマンに輝いた、スープカレーの名店なのだそうです。

早速入店してみたものの、スープカレーのお店に入るのは僕もコーチさんも2回目。何を注文していいのかよくわからない...。

そこで一通りメニューをながめて、なんとなく親近感が持てるからと言う理由で注文しましたのが

ニラ豚のスープカレー

さらにお店の方にお薦めいただき

「玉子とじ」にしていただきました。

待っている間に他のお客さんが何を注文しているか聞くともなく聞いていると、常連さんが多いのかほとんどのお客さんが

「野菜(カレー)にブロッコリー、かぼちゃ、ゆで玉子」

「チキン(カレー)に揚げ納豆とチーズW」

などとトッピングも楽しんでいる様子。

「今度来た時は、知ったかぶりしてトッピングも頼もう」と2人でコソコソ話しているところへ、やってまいりました

ニラ豚スープカレー 玉子とじ

カレーはとても良い香りがして、味はどちらかと言うとあっさりした感じ。

中にはシャキシャキした食感のニラがたくさん入っています

「カレーにニラ?」とも思いましたが、独特の香りがカレーによく合ってご飯が進みます。豚肉もいっぱい入っていてけっこうボリューム感もあります

お薦めいただいた玉子は正解でした。カレーにマイルドさが加わって、とても好きな味

ごはんが進むっ!うまいっ、うまいっ!!

ごちそうさまでした。名店の味、堪能いたしました。

すっかりお腹も心も満たされて、「それじゃあ帰りますか」と車に乗り込もうとしたその時

...そう言えば...

えびは~~~っ?!

おしまい


ちなみに、その後急いで増毛に戻り「遠藤水産」さんで引換券を見せると

「えび箱の引き換えは2時半まで大丈夫ですよ」

とのことで

無事引き換えることができました。

家に帰って、みんなで食べた甘エビは

最高においしかったですっ!


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