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2021年8月の記事一覧

ぶどうに助けられたこと。

ぶどうに助けられたこと。

新型コロナウィルスのワクチン接種2回目が終わりました。
37.9度の発熱でしたが、平熱が低いのでなかなかヘビーな体感でした。

用意しておくといいと教えてもらって、心底よかったものは「お茶漬け」です。さらさらと五臓六腑にしみわたりました。

そして果物では。ぶどうがチャンピオン!わたしには。

毎年、山梨県出身の叔母がおいしくて立派なぶどうを送ってくれます。
今年は、そろそろ届く時期にあの豪雨。

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シゼントトモニイキルコトから野菜が届きました。

シゼントトモニイキルコトから野菜が届きました。

こんばんは。

今朝、今金町のオーガニック生産者シゼントトモニイキルコトの野菜が届きました。

ご近所の八百屋さんには知り合いの生産者から直接入荷する野菜も多いし満足しているのですが、時々は生産者から購入します。

ながーいキュウリ。クロサンゴですね。2本分の長さです(!)
真ん中で切って並べると薄切りしやすい形です。

もう一つのは、名前はわからないのですが、キュウリの一種と思われます。

ほの

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昆布はどこからどこへ行く⑥細目昆布・余市編

昆布はどこからどこへ行く⑥細目昆布・余市編

ウニがおいしい海は、昆布がおいしいのです。
利尻昆布の礼文や利尻の海、稚内から雄武、紋別。羅臼昆布の羅臼の海。日高昆布のえりもや浦河の海。
ウニの名産地のオンパレードです!
時期によってウニの味が違うのは、その時の昆布の味ってことなんです。

北海道の日本海沿岸の夏の味も、やっぱりウニ。

そこには、昆布四天王ではないけれど、目立たないけれど、地元ではなくてはならない昆布があります。その名も細目昆

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三平汁はすぐ出来て味わい深い魚のスープ。

三平汁はすぐ出来て味わい深い魚のスープ。

こんばんは。

北海道の三平汁といえば、まず、鮭と野菜のスープです。

アイヌのオハウに倣って、和人が作ったと言われています。

昆布だしに野菜と鮭。アイヌは保存食の鮭の燻製で作ったと上の記事にありますが、北海道の郷土料理では、塩鮭が多いのではないでしょうか。

鮭は山漬けなら尚良し。
鮭を山のように積み上げて塩漬けにし、寒風にさらします。
頃合いになれば、上下を入れ替えます。
じんわりじんわり。

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北海道食べる通信とやまの会のこと。

北海道食べる通信とやまの会のこと。

「食べる通信」は読むと食べるを同時に楽しみながら生産者のことを知る雑誌です。
「北海道食べる通信」の夏号はやまの会がテーマです。

やまの会って何ぞや?

道南せたな町・今金町の、志を同じくするオーガニック生産者のグループです。

映画「そらのレストラン」は彼らと、同じ志を持つうみのひと西田船長、そして道産チーズの先駆者、近藤さんをモデルにしています。

彼らのゆるやかなつながり。メンバーそれぞれ

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昆布はどこからどこへ行く⑤羅臼昆布・後編

昆布はどこからどこへ行く⑤羅臼昆布・後編

こんばんは!

きょうは羅臼昆布のダイナミックな旅のお話です。

羅臼昆布を日本で一番使っているのは富山県なんです。

そして、昆布の消費量が日本一。たまに2番目。昆布を使い切る知恵が詰まっているのも富山県。

昭和のころのこどもが昆布をガムのようにかじっていたというのも富山県。(令和になったらどうなのかな。。たまにいるかな。)

羅臼昆布は買うときには割高なのに、どうして県民の日常に根付いたので

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北海道に天然青海苔があるって知ってますか?

北海道に天然青海苔があるって知ってますか?

こんばんは。

函館の青海苔がやってきました。

送ってくださったのは、はこだて海の教室実行委員会です。

この会は、函館のこどもたちに豊かな海をつなげ、
海っていいなー!とこどもたちが感じることを、
海のある函館っていいなーっ!!ってこどもたちが誇りに思うことを目的に、青海苔活動をしています。

函館の町は、昔、遠洋漁業(鮭をとりに大型船アラスカまで行っていました)の基地だったり、それよりずーっ

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昆布はどこからどこへ行く④羅臼昆布・前編

昆布はどこからどこへ行く④羅臼昆布・前編

こんばんは。

羅臼昆布はわたしにとって、遠いものでした。

原因は、そのお値段です。高いです。

でも、わたしたちが買うようになるまでの工程を知り、使い勝手を覚えたら、今は推しの昆布になりました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

❓工程を知ると値段の高さを感じないの❓

いえ、高いものは高いです。それでも、味が濃いので少しで効果がある、とか、やわらかくなりやすいので具として食べられる、とか、おつまみ昆布で

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昆布はどこからどこへ行く③日高昆布

昆布はどこからどこへ行く③日高昆布

こんにちは!

きょうから8月。昆布漁はこれからお盆くらいまで、スパートかけている時期です。

きょうは日高昆布のお話です。

わたしが初めて昆布産地で漁師にお話を伺ったときの写真です。
えりも町です。

こではでは船から水揚げした昆布をケーブルを使って干場まで運んでいます。
黒い昆布がぶらさがっているのが見えますか?

日高昆布はえりも岬の東から西にかけて、23の浜で水揚げされます。太平洋は波が

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