井関耕平 / Kohei Iseki

福島県大熊町で『百姓』という生き方を実践する21歳。「己の生存に己で責任を持つ」を主題…

井関耕平 / Kohei Iseki

福島県大熊町で『百姓』という生き方を実践する21歳。「己の生存に己で責任を持つ」を主題に、子々孫々の生命と地球を涵養する術を探究中。

記事一覧

「糸状菌の培養」という遊び

ヒューゲルカルチャーというものをご存じだろうか。 「パーマカルチャー」のデザイン手法の専門家たちが、世界中で砂漠の緑化再生のためにも使われている技法だ。 このヒ…

【移住】第0章から第1章へ【4月からの進路】

おはようございます。はじめましての方ははじめまして。 2月頭から愛車のサンバーでぷらぷら中国地方に向け旅を始め、 埼玉、山梨、静岡、愛知、三重、京都と転々とし、 …

『生かすものは生かされる』

僕がこの地に立っているだけで、 ただ生きているだけで、 呼吸をしているだけで、 植物は、僕が排出した二酸化炭素を糧に生きる。 そして僕たちは、植物が光合成によっ…

次なるステップ『里山ワンダーランド』

報告が遅れてごめんなさい。 ボクはいま岡山県久米南町上籾地区という限界集落で、 アメリカ人のカイルさんとその仲間達が主宰する 「パーマカルチャーセンター上籾」で…

非電化工房を卒業しました。

遅ればせながら、 2020年3月31日、 非電化工房を卒業しました。 去年の4月に弟子入りしてから丸1年。 長かったような短かったような 愉しいことばかりではな…

「覚悟」の決め方

初めての事には人間は必ず怯える。 先のことがどうなるか分かれば人間は怯えないで済む。 先のことがどうなるか大体分かれば、 たとえそれが良い未来じゃなくても、覚悟…

なんのために生きるのか。

今日は少しだけ重い話だ。 「自分はなんのために生きているのか」 耳にするのが痛い人もいるかもしれないけど 誰もが1度は考えたことがあると思う。 ボクがこれを初め…

「おまえってなにやってんの?」

中高時代の友達によく聞かれます。 聞かないけど心の中で思っている人たちもたくさんいる気がする。 この質問って答えるの意外と難しいんですよ。 ちゃんと伝えようとし…

「糸状菌の培養」という遊び

「糸状菌の培養」という遊び

ヒューゲルカルチャーというものをご存じだろうか。

「パーマカルチャー」のデザイン手法の専門家たちが、世界中で砂漠の緑化再生のためにも使われている技法だ。

このヒューゲルカルチャーを福島県大熊町で作りたいと思ったのは、2022年の4月。ちょうど大熊町で農業を始めた頃。

大熊町では、3.11の原発事故による放射能の影響で「野焼き」が禁止されている。

そのため地域のいたるところに、伐採した丸太や

もっとみる
【移住】第0章から第1章へ【4月からの進路】

【移住】第0章から第1章へ【4月からの進路】

おはようございます。はじめましての方ははじめまして。

2月頭から愛車のサンバーでぷらぷら中国地方に向け旅を始め、

埼玉、山梨、静岡、愛知、三重、京都と転々とし、

足場が解体された清水寺の新年初みくじで「凶」が出て、

鳥取から島根を、四国を一周し、広島の離島 大崎上島を訪ね、無事に岡山に到着。

岡山から千葉に向けて発つ最後の日の朝、ワンコに太ももを思いきり噛まれ、

出発後すぐに凍結路で滑

もっとみる
『生かすものは生かされる』

『生かすものは生かされる』

僕がこの地に立っているだけで、

ただ生きているだけで、

呼吸をしているだけで、

植物は、僕が排出した二酸化炭素を糧に生きる。

そして僕たちは、植物が光合成によって創り出した酸素で呼吸している。

僕たちはただ生きているだけで他を生かしていて、生きている間は常に他に生かされている。

生かすものは生かされ、生かすものが生かされる。

人生とは常に他人ありきなのだ。

4月から始まった『パーマ

もっとみる
次なるステップ『里山ワンダーランド』

次なるステップ『里山ワンダーランド』

報告が遅れてごめんなさい。

ボクはいま岡山県久米南町上籾地区という限界集落で、

アメリカ人のカイルさんとその仲間達が主宰する

「パーマカルチャーセンター上籾」で研修生として過ごしています!

カイルさんは、左官職人で、パーマカルチャー(後で説明する)や自然建築、ストローベイルハウス(藁と土で創る家)の指導者で、なおかつ生物資源学の博士号を持っていて、なにより猫のことをとにかく愛している最高に

もっとみる
非電化工房を卒業しました。

非電化工房を卒業しました。

遅ればせながら、

2020年3月31日、
非電化工房を卒業しました。

去年の4月に弟子入りしてから丸1年。

長かったような短かったような

愉しいことばかりではなく、大変なこともしんどいことも寝不足なことも本当に色々なことがあったけど

なんとか1年最後までやりぬきました。

高校時代までは親や教師、友達、常識に合わせてなんとなく生きてきました。

「なんとなく生きる」ことが良いとか悪いとか

もっとみる
「覚悟」の決め方

「覚悟」の決め方

初めての事には人間は必ず怯える。

先のことがどうなるか分かれば人間は怯えないで済む。

先のことがどうなるか大体分かれば、

たとえそれが良い未来じゃなくても、覚悟を決めれば怯えずに済む。

そもそも「覚悟」って何?

「よし!覚悟決めるぞ!」のように精神論で自分に言い聞かせるのは覚悟とは言わない。

安心してください。

覚悟の決め方、あります、

覚悟の決め方結論から言うと、覚悟の決め方は、

もっとみる
なんのために生きるのか。

なんのために生きるのか。

今日は少しだけ重い話だ。

「自分はなんのために生きているのか」

耳にするのが痛い人もいるかもしれないけど

誰もが1度は考えたことがあると思う。

ボクがこれを初めて考えたのは中2とかだったかな、

当時、自分が出した答えは

「俺が幸せになるために生きる!自分ファースト!」

クラスが明るくなるように率先して真ん中に立って、みんなを巻き込んでワイワイガヤガヤしてたから

自分が楽しくなきゃ、

もっとみる
「おまえってなにやってんの?」

「おまえってなにやってんの?」

中高時代の友達によく聞かれます。

聞かないけど心の中で思っている人たちもたくさんいる気がする。

この質問って答えるの意外と難しいんですよ。

ちゃんと伝えようとしたら長くなるし分かりづらくもなる、、

だからいつも
「修行している」
「生きる力を学んでる」
「ヤバいことしてる」
「愉しいことしてる」

とか一言で済ませちゃう。

「伝えたい」とかほざいてるくせに肝心なリアルでの現場では

もっとみる