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フリーエディター&ライター 東京在住。家族は夫と長男、長女、次男と犬。 出版社に勤務後…

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フリーエディター&ライター 東京在住。家族は夫と長男、長女、次男と犬。 出版社に勤務後、フリーランスに。書籍をメインに、雑誌、WEBの編集・執筆の仕事をしています。女性と子どもが一生のテーマ。お笑いとお酒が好きです。https://ameblo.jp/hnt-my/

最近の記事

「不登校は親の責任」・・・なの!?

「不登校は親の責任」 どこかの市長さんが言ったらしい。 もうだいぶこういうことからはかけ離れ、楽しんでいる境地にいると 思っていた当事者の親である私でも、やっぱり「反応」してしまう。 この言葉に「反応」してしまうのは、100%違うと思っていても、 何か引っかかることがあるからなのだろう。 おそらく何も現実を知らないこの市長さんの意見はまあ置いといて・笑、 「不登校は親の責任」というのは、ある側面ではそうかな、と 思う。これが「不登校は親の”せい”」だったら、鼻息荒く ”違う

    • グランドキャニオンでも、舌打ちしますか?

      舌うちってなんだろう。 普段、めったに混んだ電車に乗らない生活をしているが、 月に1回ほど朝の通勤電車に乗ることがある。 地下鉄で降りようとしたとき、混んでいたのでちょっと 足元がもたついて男性に少し寄りかかるような形になって しまったのである。 「・・・ちっ」 確かに聞こえた。 「あー私の嫌いなあれ、舌打ちですね」と冷静に思うとともに、 わずか数秒のうちに 「わざわざ自分が不快だということを 小さな音で表すってどういう心理なんだろう」 「きっと幸せではないんだろうな」 「た

      • ダメな自分を愛してください❤︎

        う○ちをもらすことについて語ります。 介護の話じゃありません。 私の話です。 パブリックイメージもないことですし、正直に今日起こった話をお伝えしたく、 ペンを取りました・笑。 本日、時間差で夫とお風呂に入りました(エッチな意味ではなく、割と日常です)。 私が湯船につかり、出ようとすると夫が「・・・あれ?なんか浮いてる。ごみ?」 見てみると、ごみにしては茶色いのです。 以下、ライブ感を持って夫婦の会話を再現します。 私:「もしかして、うんちかもしれない。私かもしれない!」

        • 家庭に笑いを!

          かなりヘビーに落ち込んだときに いつもユーモアが私を救ってくれた。 ユーモアがあれば、多分死ぬまで生きていける・笑。 あのね、家族のことでちょっと気持ちが沈んだときって あるじゃん? そんなときは笑える気持ちにもならないと思うけど、 無理に笑わなくてもいいの。 グッズに頼る手もあるのよ。 私が実際やってよかったのは、 レインボー柄のアフロカツラと宇宙人マスク・笑。 これ、自分がかぶったり、子どもにかぶせたり(宇宙人マスクは 窒息しちゃうといけないから、大人のみ)します。 そし

        「不登校は親の責任」・・・なの!?

          自分が主役の人生

          「相手にどう思われるかばっかり考えてると 自分を生きられなくなるよ」 と娘に言ってからびっくりした。 これ、私のことじゃん、と。 通信制高校は(学校にもよるが)実は意外と行事・イベントがある。 入学するまで通信制高校にかんして全く不勉強で、 スクーリングのときなどをのぞき、 人と関わらないで済む学校だと思っていたのである。 もちろん何校も一緒に見学したり説明を聞いたりしたんだけど、 「そうは言っても通信制高校だし、そんなに積極的に参加することはないよね」 とたかを括ってい

          自分が主役の人生

          不登校の親だって、おならする

          子どもが中学に行かないのに、当時(中学1年生のとき)、 母親である私はよく中学に行ったものである・笑。 公立のこぢんまりしたその中学校は、なぜか 不登校へのケアがかなりちゃんとしていたと思う。 別の公立中に通い、不登校になった同級生のママ友に聞いた、 学校の対応の不満を「ええ、そんなことあるの??」って感じで 他人事のように聞いていた不登校当事者の親は私である。 それくらい学校には気を遣ってもらった。 むむ。 ここがポイントね。 「気を遣ってもらっちゃった」のである。 それ

          不登校の親だって、おならする

          不登校の子が自宅で勉強するには

          学校に行かない子の場合、メンタルの次に親が気になるのは、”勉強の遅れ”である。今思えばそもそも”遅れ”という概念がおかしいのだけれど、当時の私は ごく普通の不登校の子どもに悩む母親だった。 中学の入学式、そしてその次の日に学校に行ったきり、3日目からまったく学校に行かなくなった娘。ただ、もともと勉強は嫌いではなく、高校、大学と進学したい気持ちがあることはわかっていた。 「おそらく、中学でももう教室に入ることはなさそうだなー」と、またもや確信。 そこで、いざ「進学したい」と

          不登校の子が自宅で勉強するには

          ”自転車に乗れない“人、いますか?

          風を切ってみたい。 それが私の願いである。 自転車に乗れない人って、全人口の何%くらいいるんだろう。 子ども3人 自転車に乗れないことの不便さよ。←五七五調でお読みください。 しかも車も持ってない。まあ東京だから車はなくてもなんとかなるけど、 家族旅行に行くときはいつも電車で、まるで民族大移動のようだった。 前後に子どもを乗せて自転車をこぐお母さんは、私からするとサーカスレベル、いや、シルク・ドゥ・ソレイユレベルだし、 おばあちゃんが”けんけん乗り”する姿を見たときの敗

          ”自転車に乗れない“人、いますか?

          不器用で、無垢で、ばかなものが好き

          音楽座ミュージカル『泣かないで』観てきた! 今回が3回目の鑑賞。初めてみたのは10年以上前だったかな。 自分でも驚くほど泣いてしまって、ハンカチを持ってなくて 困ったことを覚えている。舞台を見てこんなに泣いたのは初めてってくらい。 正直、ミュージカルは苦手なんだけど、そんなのどーでもよくなる。 2回目からはタオルハンカチを忘れず持参・笑。 久しぶりの再演だったのでほんとーに楽しみで。 今回も泣きました。 原作は遠藤周作さんの『わたしが・棄てた・女』。 もともとはこの作品が好

          不器用で、無垢で、ばかなものが好き

          引きこもりにくい家のしくみ

          おそらく卒業まで小学校に行かないだろうと確信したあと、いきなり娘の居場所探しをした理由―――。それは、義弟の影響が大きい。 彼は、スーパーヘビー級の引きこもりなのだ。中学生から、ずっと。 私はかつて夫との結婚を反対され、なかなか大変だったのだが、その大きな理由が彼。いま現在も、義母と2人暮らし。8050問題を絵に描いたような暮らしをしている。 私は結婚して20年以上になるけれど、夫の実家で彼を見たのは合計3回程度だろうか。 「見た」というより、「見かけた」といったほうが正し

          引きこもりにくい家のしくみ

          いちばん話を聞いてほしいのは・・・

          かつて育児の大変さをどれだけの人が 本気で聞いてくれただろう。3人の子を順番に保育園に 送り(3人中2人は夫担当)、フルタイムで働き、お迎えに行き・・・。 でもまだ「母親」は分母が大きいからよかった。つまり、共感してくれる人が 多いのだ。 それが「ふとうこうの母親」になると、分母はとたんに小さくなる。 ごく親しい友人や知人に話すとき、相手の反応が薄いときは静かにイラだった。 「どうだ、すごいだろ!私って大変だろ!こんな私ってかわいそうでしょ」と 悲劇の母親を演じてた(←当時

          いちばん話を聞いてほしいのは・・・

          せっかち母さん、学校に呼ばれる

          仕事柄、情報集めは得意だ。 行けても行けなくてもお金がかからなくて済む、つまりお金的に失敗しないで済む(ここが小狡い!)、自治体のサポートを中心にさっそく居場所探しを始めた。そして学校に行けない、その区域の小学生が集まって勉強したり遊んだりする場所を見つけた。 何日も続く、“今日も休みます”電話。なぜ休むたびに「すみません」と謝らなくちゃいけないのかと、電話するのもつらくなったころ、「自治体の○○に行かせてみようと思います」と担任に告げた。 その日のうちに、藤井聡太さん

          せっかち母さん、学校に呼ばれる

          やっちまった娘の居場所探し

          なぜ学校に行きたくないのか。 じつはそんなことはどうでもいいことだったのだが、最初のころはそれさえわかれば解決できると思うもの。まあ、実際はいろんな理由がある。そしてそれは、結局のところ、本人にもわからない。 いろいろ見ると「親のせい」とか書いてあるものも多くて、それを心のなかで否定しながら心を平らにしようとしていた。 幸いなことに、何がなんでも学校に行かせよう、学校に行くのが正解だとは思ってなかった。私自身、学校が苦手だったこともあり。 では何をしたのか。 まず私

          やっちまった娘の居場所探し

          実は第三者は「なんとも思っていなかった」不登校

          衝撃の事実である。 第三者は「ひとんちの子が不登校であっても、なんとも思っていない」らしい。 ・・・そんなの当たり前でしょ?って。私もひとんちの子だったら、そうだったと思う。・・・っていうか、娘が不登校になるまで、私もひとんちの子が学校に来ないって「へえー、そうなんだ」って言ってたわ。 でも当事者は違ったのである。長女はいわゆる「不登校」で、小学校6年生のおわりから、中学校3年間教室に一度も入らなかった。現在は通信制高校で、行ったり行かなかったりしながら(笑)、毎日を送ってい

          実は第三者は「なんとも思っていなかった」不登校

          空耳で脱力

          突然ですが、カラスの鳴き声が「バカー、バカー」って聞こえたこと、 ありませんか? 私はあります。 夕方ならいいけど、午前中から犬の散歩中に「バカー、バカー」 って言われると、力が抜けます(笑)。 あと、エレベーターのアナウンスで5階に着いたとき、 「誤解です」っていつも聞こえません? 私は聞こえます。 「そうだったんですか、誤解してごめんなさいね」って 気持ちになります。 炭酸の「気が抜ける」を相当な大人になるまで 「”か”が抜ける」だと思っていました。 いまでも”か”が

          空耳で脱力