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自分が主役の人生

「相手にどう思われるかばっかり考えてると
自分を生きられなくなるよ」

と娘に言ってからびっくりした。
これ、私のことじゃん、と。

通信制高校は(学校にもよるが)実は意外と行事・イベントがある。
入学するまで通信制高校にかんして全く不勉強で、
スクーリングのときなどをのぞき、
人と関わらないで済む学校だと思っていたのである。
もちろん何校も一緒に見学したり説明を聞いたりしたんだけど、
「そうは言っても通信制高校だし、そんなに積極的に参加することはないよね」
とたかを括っていた感じだったのだ。
蓋を開けてみたらけっこうあるではないか、そういう行事やらグループ学習のようなものが!
娘は「通信制高校に入るような人は、こういったことが苦手、できれば参加したくない人たち」「コミュニケーションがちょっと苦手な人たち」
が多いと(ちょっと安心して)思っていたようだ。私もそうだった。
ところが入ってみたらいわゆる陽キャも入れば、
行事をめちゃくちゃ楽しむ人、コミュニケーション能力に長けている人も多くて
びっくりというかショックだったようだ。そして、落ち込む必要もないのに
「なんで私はできないの・・・」となってしまうことが多々あった。

時々休みつつも、そういった行事には行けるときだけ行っていた(欠席扱いになっちゃうし)。
先日も、あるグループワークに行くつもりで前日まで完璧に準備していたのに、
直前になっても起きる様子がない。
そして結局欠席。私はなんとも思ってなかったけど、その日の夜、娘が泣きながら
自分を責めていた。自分が欠席したことで迷惑をかけてしまった、みんな怒っているかもしれない、と。
冒頭の言葉は、それを聞いて私が放ったものである(もちろんその前後にいろいろと話をしている)。

いやー、私が私にびっくりだよね。もういま、めちゃくちゃ「自分を生きたい」
と思っていたところだったから、思わず出ちゃったのかも。
いい人と思われるのをそろそろやめようと思って実行しているところなのだ。
そして、娘に、私の口から出たことばに「ありがとう」という気持ちになっている。

もうすぐ梅雨明けだね。



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