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ヒトシ
2021年5月1日 11:22
森の入り口に開店した小鳥のレストランは連日たくさんの小鳥たちが訪れて品切れ続出の人気ぶりこの度新しいお客さまが仲間入りされましたスズメ目スズメ亜目ホオジロ科ホオジロ属のクロジくん(多分オス)ですグーグル先生によれば警戒心が大変強く、薄暗い場所にお住まいでなかなか出会うことのない鳥のようですマナーのなってないスズメたちが食い散らかして餌台の周りに落ちている雑穀
2021年4月21日 16:44
かおる風に吹かれて木々の若葉が揺れておどるさわさわと音を立てながら森の香を漂わせる冬枯れの日にはたっぷりと陽光に包まれた庭先が今は繁る若葉の葉陰でこもれびがゆらゆらと遊ぶ枝から枝へ小鳥たちのせわしない声が鳴き渡る目も耳も鼻も肌も舌までも。五感のすべてで森を感じる。芽吹いた萌え木は濃い緑の繁る葉へ。名残りも戸惑いも後悔も置き去りにして季節はもう、春から初夏へと動いてい
2021年4月20日 10:44
富士山を見ると何故か敬語になってしまう強い風のおかげで霞が晴れてくっきりとあらわれた稜線のなんともお美しいそのお姿にぽっかりと浮かぶ綿雲さえも優雅に見えてまだ山裾までたっぷりと湛えた純白の雪が麓の山々が織りなすとりどりの緑をひとつひとつ取り上げて褒め称えるようであなたが今日もそこにいてくれてよかったとただそれだけで本当によかったと心の底から思える今日の幸せ
2021年4月14日 11:18
新緑の森に続く小さな庭の片隅に小鳥の餌台を作ってみたいたずら半分、本気半分初めの数日は誰も寄り付かずさもありなんと思ったがメニューをちょっと変えたら急に顧客が増えてきたコガラ、ヤマガラ、スズメ、ヒヨドリ今では入れ替わり立ち替わり森の入り口の人気店その場でついばむ子もいればお持ち帰り専門の鳥もいてだんだん個性も見えてくる森と庭とわたしの境がとけて
2021年4月13日 16:13
三国にまたがる 軍神の社奥の院に向かう 険し参道楚々と咲いた ニリンソウ親指の先ほどの 小さな花真白な花びら 黄色のしべ詣でる人の こころを癒す見上げる 萌色のトンネル響く囀りと 沢水の冴え音薫風が 若い葉をくすぐる歩を緩めて 手足を伸ばす生まれたての 緑が放った生まれたての 冷たい空気細胞の隅々に 沁みわたる下界に降れば あれこれとやんごと
2021年4月8日 11:56
一度葉っぱを落として春に芽吹く落葉樹と違って一年中緑の針葉樹は風情がないとお思いですか?それは誤解というものです。ご覧ください、このモミの木の若葉の美しさ。深緑の枝の先端が、こぞって新しい芽を吹いてまるでメッシュを入れたよう。触ってみると、柔らかく、まるでぷにゅぷにゅのゴム細工。遠くから見る春山の萌え色はいろんな若葉の集合体。それぞれの色、それぞれの芽吹き。
2021年4月5日 15:01
先走った暖かさが続いていつもより早く深さを増した紅葉の新緑半月前まで見えた萌黄越しの遠景は今はもうすっかりと緑陰に隠れて枝先に遊ぶ小鳥の声を響かせる華やいだ空気も今日はひとやすみ朝からしとと降る静かな雨が清らかで明るい木々の若葉を寿ぐように降り注ぐ春の日は雨もまたよし