マガジンのカバー画像

サイバーパン粉の道草

14
無邪気なサイバーパン粉。
運営しているクリエイター

記事一覧

BAD HOP THE FINAL

 久々にとてつもなくポジティブなヴァイブスに溢れたものを目撃した。特にガチなヒップホップヘッズというわけでもないタイミングから今までインターネットの端っこからひっそりと見守っていた、2010年代以降の日本語ラップシーンを牽引していた存在、BAD HOPによる目の前でのアンセムのつるべ打ちには興奮して頭がクラクラし始めると同時に、ドーム中が、そして俺の横にいる青年がとにかくずっと全力でシンガロングし

もっとみる

Taylor Swift / THE ERAS TOUR

 昨夜、2月8日木曜日のテイラー来日公演2日目、東京ドームでのライブを友人と共に観に行った。

 ライブを見終わってからはずっと脳内で”Cruel Summer”が流れ続けている。今はまだ冬だし、なんならこれから花粉症シーズンだったりで、マッドな恋愛模様が個人的に展開されているわけでもないのだけれど。まあ、でもテイラーの書く歌詞はけっこう好きだな、とライブの前日くらいに思い出したようにYouTub

もっとみる

オレとオマエのサマーソニック

 ネットやテレビなどのニュースでもサマソニ初日の熱中症に関する報道が話題になっていたけれど、現地は実際ほんとうに暑かった。俺は幼なじみと共に2日目のサマソニに参戦するため真昼の海浜幕張に殴り込んだ。もちろん前日のニュースを事前に確認していた俺は、夕方までは幕張メッセの方で観れるアクトを観ていく方針に切り替えた。当初は15時頃から野外のマリンステージにてThe Kid LAROIのライブを見る予定だ

もっとみる

部屋とブラックメタルとラップとフォークソングとKamuiとアイドルと俺

 夏だよな?どう考えてもあの曲がり角から顔を覗かせているのは、やはり夏だろう。見慣れているような、でもまた前会った時とは少し違った顔つきをしているようにも見える。

 最近は夕方くらいになってもまだ陽が明るくて、深呼吸をすると春というよりは初夏っぽい匂いがするし鼻もムズムズしなくなってきた(と言いたいところだがずっと花粉症の薬を飲んでいた影響かまだ少し鼻に違和感がある)。まあ、細かいことはどうでも

もっとみる

MESSED UP

 花粉症のせいか不安定な気候のせいかわからんけれど今月はなんだか疲れる一ヶ月だった気がする。実際この文章を書いているいま現在も謎の疲労感を感じている(たいしたことは何もしていないが)。まあ、「疲れた」ってひとりで言うくらいのことは許してもらいたい。

 今年が始まって3ヶ月が過ぎたわけだが、すでに映画も音楽も今年のものだけで良さげなものが多過ぎてちゃんと消化しきれていない。特に音楽の方はSpoti

もっとみる

最近好きなアルバムをな

季節の音楽というものがある。今は夏だからサマーソングということになる。TUBEからTWICE、Calvin Harrisまでいろんなひとたちが爽やかでノレる音楽を作ってくれている。冬でもMISIAからTWICE、マライアキャリーとかが色々出している。俺は、そういう音楽をドンピシャのタイミングで聴くとなんか腑に落ちすぎてしっくりこないことがよくある気がする。そういう聴き方があまりにもふつうの行為であ

もっとみる

専門的でない、気軽に書き流した文章 Vol.2

おしゃれになるという目標を掲げるに際して気づいたこと

俺はおしゃれになりたいのではなく、スタイリッシュにラクな格好がしたいだけなのだと思う。
いかに堂々とラクな格好が出来るかが、俺にとっての戦いなのだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ポストマローンの新作を聴いて思ったこと

ポストマローンを風呂で歌わせたら最強の風呂歌選手権になってしまうのではないか

もっとみる

FIRST TIME IN A LONG TIME

「光」は様々な色が層になって重なることで生まれるグラデーションから出来ているのだな、という割と当たり前のことを最近よく考えている。
Kanye Westの「Donda」と「Donda 2」、Big Thiefの新作、そしてTHE SPELLBOUNDのデビューアルバムを聴くとそれをより確信出来た。
これらの音楽の強さは、希望や絶望、その他あらゆる感情が混ざり合うことで生まれているように感じる。新し

もっとみる

専門的でない、気軽に書き流した文章 Vol.1

セミの声はインダストリアルミュージックっぽい。
猫とか犬は「にゃー」とか「わん」とかいう有機的な響きのある鳴き声に感情をのせることが出来てるカンジあるけど、セミはひたすら無機的な「ミンミンミンミン」とか「ツクツクツクツク」って鳴き声を半永久的に鳴らし続けてて、なんかずっと聴いてるともはやカッコよく聴こえてくるような気もする。トラップ系のトラックの高速ハイハットにも聴こえてくる。

というか、日夜あ

もっとみる

すごい村と巨乳メイドドラゴンと自由意志と決定論

突然だが、最近グッと来たモノTOP3を紹介していこうと思う。

まず最初は、クレベール・メンドンサ・フィリオ監督の映画「バクラウ」

この作品に関してはあらすじを言うとネタバレになってしまう。
別にネタバレしても大丈夫だろみたいな作品の方が多かったりするが、この作品に関しては別だ。
普通に見てると最初は「おい、これ何についての映画なんだ??」みたいな感じで物語の真相が隠されたまま話がグングン進んで

もっとみる

ゆってぃに学んだ精神 〜ワカチコワカチコ〜

暇つぶしにちょいと書こうかな。

最近は同年代でもすげーヤツがどんどん出てきていてビビる。
長谷川白紙の「エアにに」を聴きながら一人でにやける時もあれば、荘子itがマジで何を言ってるのかわからない時もある。彼は映画や本に詳しすぎる。
長谷川白紙も結構なに言ってるかわからないな。まあでも、俺はブチ抜けているヤツが好きなのでなんだかんだ楽しい。

あとは、もう同年代の話じゃなくなるけど、フィッシュマン

もっとみる

部屋とYシャツとタイソン

誰にも求められてはいないのだけど、今回は俺のおすすめというか、読んで面白かった本をいくつか紹介しようと思う。
まあ、典型的な文系人間で、俺は読書も好きなんだ。読むペースはかなり遅いが。

ということで、まず1冊目はマイクタイソンの自伝、「真相」

これを読む前はタイソンのことに関しては全く詳しくもなかったというか、クレヨンしんちゃんの漫画でしんちゃんがなんかのタイミングで「マイクタイソンパンチアウ

もっとみる

花束ぶんぶん丸

米津玄師の「Pale Blue」を最近ちょくちょく聴いてる。

この曲の歌詞を何度か読んでみたけど、これ実は「身勝手な男性性」についての歌詞なんじゃないだろうかと思う。
普通に読むと女性目線の別れについて書かれたものとして読めるけど、なんていうか、そのまま受け取るとちょっと淀みがなさすぎるというか。
これはむしろ、女性への気持ちを「望み通りに」終わらせるための、男性側による想像的な女性視点の歌詞な

もっとみる

ヒップホップ貞子

暇なのでまた適当になんか書こうと思う。

この一年くらいはラップを中心に音楽を色々探したり聴いたりしていたのだけど、最近やっと俺の中で好みなラッパーが固まってきたように思う。
ロックを中心に聴いてる時もそうだったのだけど、やっぱりスタンダードなものよりブチ抜けているカンジのものを好きになる傾向はある。
具体的な名前を挙げると、トラヴィススコットとかダニーブラウンとかタイラーとか、そんなカンジ。

もっとみる