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80年代〜現代の日本ロックシーンを支えたバンドたちver.1 / ゴシックロック、ヴィジュアルの原型 / Buck-Tick(バクチク)

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90年代ビジュアルの元祖・原型

Buck-Tickはロックを聴きはじめの頃に、「悪の華」のPVをみて、ああ、こんなのがあるんだ!と思いそのままアルバムを購入したのが聞き始め。

ボウイ、ブルーハーツとは違うダークな怪しさに惹かれていたのでしょうかね。。

Xはファッション的にはかなり、当時としては、とんがっていて、全身真っ黒のBuck-Tickの方が入りやすかったような気もします。

あと、髪を立てていたのもXよりも時期は早かったですね。

髪を立てて、又は浮かせて、ブラックな色合いに身を包み、メイクをバッチリきめていた。。

そういう意味でも、90年代に一大ブームとなるヴィジュアル系とよばれる括りの方々の原型とも言えますね。

↓の動画をみるとなんとなく分かるかと。

Iconoclasm

中学生用の英単語辞典で意味を調べまくってわからず、英語の先生に聞いた記憶があるこのタイトル。「Taboo」というアルバムのオープニングはこの、都会的で、無機質で、機械的なスピードチューン。

このアルバムから、方向性がかなりダークになり、リズムも欧州主体のテクノロジー満載になっていきましたね。なので、ラストのJust One More Kissのポップさがちょっと浮いていたような。

Romanesque

まだポップ主体だった時代の、わかりやすいストレートな楽曲。このストレートさも魅力ですね。

スピード

完全にダーク、ゴシックの世界に突入したアルバム「狂った太陽」のオープニング。前作「悪の華」は、割とシンプルな音だったんですが、「Taboo」のような厚みのある音で、彩られております。

日本式ゴシック・ロックの確立

徐々に、音を厚みがあり、ダークで、かつ湿り気がふんだんにあって、闇夜の薔薇の匂いがどこかから漂ってきそうな路線に転換していったわけですが、このゴシック系は、のちにフォロワーが多数出現しますが、Buck–Tickは、間違いなくその原型とおもいます。

モチーフはやはり欧州由来が多く、、

ザ・スミス

救いようのないくらいの歌詞のアルバムがあり、元気のない時は危険、笑、、かも。

ザ・カルト

Joy Division

ボーカルがいきなり自殺。。残ったメンバーがNew Orderとなります。このNew Orderの系譜が電気グルーヴとなります。

この欧州、英国ニューウェーブがルーツですね。どこか陰がある雰囲気。。

さて、このバンドが、ゴシック系に向かって、ポップなイメージから脱却するきっかけとなったのは「Seventh Heaven」というアルバムからなのですが、ほんわかしたイントロに続くこの曲がその先駆けのような気がしますね。後のTokyoやMachineあたりにつながっていくスピード感がたまりません。

In Heaven

J

「Taboo」収録のこの曲もゴシック色満載。中世欧州風味と言いますか。メジャーとマナーをいったりきたり。

悪の華 

ゴシックロック路線のひとまずの頂点ですね。この曲が登場したことで、視界が広がったのでは無いでしょうか。

地下室のメロディ

まさに。。な音。地下室で鳴り響く音。。のような。


初期から際立つメロディ・センス

ゴシックロック系に向かう以前、デビュー当初から現代にいたるまでこのバンドの特色はメロディセンスが素晴らしい点。

特にインディーズデビュー作の「Hurry Up Mode」というアルバムはメロディの宝庫です。

3曲ほど紹介します。

Moonlight

Hurry Up Mode

Fly high

そして、あまり作曲数は多く無いものの、星野さんの楽曲は実は最強。彼のメロディセンスがこのバンドを支えているといえるのかもしれません。

Jupiterは、このバンドのなかでも有数の名曲ですし、日本ロック史に残る楽曲と思います。

Jupiter(星野さんの曲)

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