古きよき伝統と新しいものが混ざりあう町
夕方頃から遠野まつりへ。
地域ごとに伝統舞踊や山車を出していて、まちなかが賑わっててなんだかおもしろかった。行けてよかったよ。
ちょいひさしぶりにべっちょに会って、「ひーさんも山車押しましょう!」とのお誘い。揃いのはっぴも貸してくれて、なんとなくうれしい。
涼しかったからさらりと帰れるかと思ったけど、山車を結構な距離押しながら歩いてたから最後は汗だくになって、べっとりと遠野まつりを満喫。
なんでもそうだけど、やっぱり実際にやるからおもろいんだよな。
なんだかんだ、とても楽しかった。
そして、べっちょのお師匠さまやりょうこさんががしし踊りを舞ってるところを鑑賞。
見てて思ったんだけど、伝統舞踊に移住してきた若い人たちも参加して舞っているって、なんだかいいよね。
昔から伝わってきた伝統の中に新しいものを受け入れてくれた感じがする。
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少し前に陸前高田にある「けんか七夕保存連合会」の大介さんに祭りの話を聞いたとき、こんなことを言ってた。
「大人のエゴで震災前の形に戻して、震災後の状態しか知らない子どもたちが祭りを続けられなくなっちゃうよりは、俺ら大人が我慢すればいいだけ。
いままでけんか七夕が900年続いてきたのは、その時代に沿って形を変えるところは変えてきたからだと思うんだよね。時代に合わせて、祭りの芯だけ変えなきゃいいのかな。」
大介さんからその話を聞いて、伝統あるものをどうやって繋いでいくかってことを考える上ですごく大事なことを教えてもらったような気がした。
いまは田舎の人口は減っているから祭りをやろうにも高齢化してるし人手が足らなくて、祭り自体をやめる地域もあったりする。
でも、それを外から来た人にお手伝いに来てもらったりして、何十年ぶりに復活できた祭りも高田にいくつか出てきた。
そのへんはなんとも言えないところだけど、もしかしたら内心では「外から来たやつがなにを…」みたいな気持ちになっている人もいるのかもしれない。
でも、その地域に伝わるものだからと言って外から来た人を受け入れずにいるよりも、多少形態が変わってしまっても、祭り自体がこれから先も存続できている方がいいんじゃないって思う。
べっちょのお師匠さまやりょうこさんが舞っているのを見てたら大介さんの言葉を思い出して、そういうことを思いました。
なんとなくだけど、遠野は伝統と新しいものがどんどんうまく融合しているような感じがしてて、すごく好きな地域。
新しいものを受け入れる勇気がある町って、なんとなく楽しいよね。
いままでは祭りは見るだけで関わってこなかったけど、来年は高田の祭りで自分もお囃子で横笛とかやりたい気持ちになりました。
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