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イノベーションの思考法 №002


✔︎ 大企業の人がイノベーションをうめないのではなく、大企業の仕組みがそれをさせないのだ
✔︎ レジリエンス=復元力が、人を組織を成長させる
✔︎ 成功する方法は、成功するまでやり続けること

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#イノベーター育成 】大企業の人がイノベーションをうめないのではなく、大企業の仕組みがそれをさせないのだ

現実には日本企業の組織は、「縦割り」、「リスクへの恐れ」が根強く染みつき、イノベーションを阻害する要因となっているケースが多い。縦割り組織の内部にいる従業員は、一般的に組織のヒエラルキーに基づき自分の役割が決められるため、その役割を超えて発想することは難しい。
多少の向き不向きはあるが全ての従業員にイノベーターとしての素養はあり、「動機付け」、「新規事業を真剣に検討する場」、「事業構想の考え方」等を提供することにより、本人にそれを気付かせ、内発的動機に基づく現場での行動変容につなげることは可能である。
事業構想の起点は、本人の未来に対する問題意識、好奇心、経験や原体験による各自の視点にあり、そこから不確実な未来に対してどんな世界を作りたいのかを考えることが求められる。

大企業は本当に優秀な人が多い。大企業と比べると、スタートアップは経験もスキルも思考力も社会的能力も欠如した無能どもが足掻いて足掻いて足掻いているだけにしか過ぎない。

スタートアップを渡り歩いてきた身として、昔は大企業で働く人をどこかバカにしてきたところがあった。しかし、複数のスタートアップでの事業立ち上げを経て、大企業向けの新規事業戦略コンサルをするようになって、こんな答えに辿り着いた。

しかし、無能どもの悪足掻きが世界を変え、優秀な人たちが現状維持にさえ苦しんでいるのは何故だろうか。

それは大きくまとめると2つある。

1つは「衝動」だ。世界を見つめディープイシューに気付くことはままある。それに対して、優秀な人たちは新聞を読むように流し読みをするだけに止まるが、無能どもは衝動に駆られる。それを解決するという衝動に。

その結果、無能どもはハードシングスをモノともしない。壁にぶつかった時、どう乗り越えるのか、を考えるのだ。

しかし、上司に指示されて仕事として取り組んでいる優秀な人たちは壁にぶつかった時、いかに自分が悪くなかったかを考える。上司に言い訳するために。

もう1つは「武器」だ。リーンスタートアップ、デザイン思考から始まり、ティール組織やOKRなど、無能どもは常に「エクスカリバー」を探している。無能どもは自分たちに足りないものがあることを理解している。だから常に試行錯誤の中から自分たちに最適な武器を探している。無能どもが持っている一番の武器は「無知の知」だ。

だが優秀な人たちはもっとも強い武器を持っている。それが「企業」そのものだ。そのリソースしかり、組織力しかり、金しかり、ブランドしかり。その武器で戦えば、何も考えなくとも多少は勝つことができる。

けれども、その武器は「錆びたエクスカリバー」だ。今は多少は勝つかもしれないが、近いうちに朽ち果てることが約束されている。なのに、優秀な人たちはそれを磨こうともせず、それに気付かないふりをして、ただ無思考にその剣をふり続けている。磨けばまだ使えるのに!

優秀な人たちこそが、無能を師として、無能から学び、無能のように動くべきなのだ。彼らが無能の「衝動」と「武器」を手にしたとき、日本は再び立ち上がることができる。

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#バリュー #価値観 】 レジリエンス=復元力が、人を組織を成長させる

個人も組織も、誰もがレジリエンスを必要としています。長期的に最も成功する組織は、最もレジリエントな組織である
レジリエントな組織を作るには、失敗から学ぶこと。隠さずに、失敗を受け入れること
自分について、お互いについて、正直なフィードバックを得ること
フィードバックを求め、オープンに受け入れなくてはいけません
相手について改善すべき点があると思ったら、それを直接、率直に伝えて、解決するカルチャーを育てる
物事がうまくいかないとき、腰を据えてフィードバックを受け止める必要があります。なぜうまくいかなかったのか、何を学ぶことができるか、何を改善できるか考える
失敗を隠す組織は、レジリエンスがつきません。失敗から何も学ばないから

イノベーションに必要なのは「挑戦」だ。そして挑戦につきものなのが「失敗」で、挑戦するために必要なのが「心理的安全性」だ。そして、失敗から学び成長し、成果を出し、目標達成を目指すために必要なのが「レジリエンス」だ。

組織にも、チームにも、レジリエンスは欠かせない。イノベーションのために、それは必要不可欠だ。

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#俯瞰 #自己否定 #自己管理 】 成功する方法は、成功するまでやり続けること

「自分の視点」「相手の視点」「俯瞰した視点」この3つの視点を持っているのが麻雀が強い人だそうです。
そして、仕事が出来る人の中でも、3つ目の「俯瞰した視点」を持っている人は実はとても少ないです。
俯瞰した視点は、大局を見据えた押し引きの大きな判断軸となります。難しい局面も視点をあげてみれば実は簡単な話なのです。
現役最強との呼び声も高い多井隆晴プロが麻雀が強くなるコツについて聞かれたところ、「自己管理と自己否定」と答えていました。
仕事も麻雀同様、運にも環境にも左右されます。

たまたま運が良くてうまくいったのにそれを自分の能力と勘違いしたり、ブームに乗っただけなのに自分の実力と勘違いしてしまった会社の経営者は、遅かれ早かれみんな消えていってしまいます。
最後にゲームを制している人はいつも、忍耐強く、我慢強く、最後までゲームを投げ出さなかった人だけです。

麻雀を通じて精神力を鍛え、より強靭な「忍耐力」を身につけましょう。それは人生における大きな武器になると思います。

成功する方法は、成功するまでやり続けること。

どんなに辛いことがあっても「忍耐」してやり続ける。

「自分の視点」だけでは、天狗になり、足元がおろそかになる。
「相手の視点」によりすぎれば、自分がなくなる。
「俯瞰した視点」だけでは、単なる評論家になってしまう。

その3つの視点があれば、何があっても、どんなに傷だらけに転んでもそれを学びとして「経験」を積み上げることができる。
その3つの視点を持って成功するまでやり続ければ必ず成功することができる。

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