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病を治し、運命を好転させていく方法002 なぜ治らないのか?

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「病を治し、運命を好転させていく方法001」
https://note.com/hiroreiko/n/n22e9d707f301

ではまず病の話からしよう。

なぜ病は治らないのか?


持病とも言える病にさんざん悩まされる。病院に通い、薬も飲んだ。運動もし、健康食品やサプリも飲んだ――。にもかかわらず不快な症状は消えない。悶々とする日々。いったいつになったら治るのだろう?


あなたにはこんな症状がないだろうか?


毎日続く頭痛。頻繁に襲ってくる胃の痛み。ジンジン響く腰痛。慢性湿疹。原因不明の難病。心臓病。高血圧。糖尿病。がん。心筋梗塞。脳梗塞。自己免疫性疾患。


これでよくなるはずと信じてもうまくいかない。希望は立ち消え、元のもくあみ。出口のない道のりにホトホト嫌気が差してくる。なぜだろう? いつまでも治らないのは――。


これって体質? 器質? 持って生まれたもの・遺伝? トラウマ? 不摂生? 生活環境? 栄養・食事? 運動? 


でもなぜ同じようにしていてある人はいたって健康、なのになぜ自分だけこんな目に遭わないといけないのだろう……?


病が治らないのには「原因」がある。


健康法をやり、健康食を心がけてもよくならないのには「原因」がある。何か、その症状を引き起こす原因がある。健康法をしているその裏側に悪くしている原因がある。その原因を突き止めていない。だから不快な症状が続くのだ。


考えられる原因いくつか。

原因1)食べ過ぎ・飲み過ぎ

原因2)間違った食事

原因3)自堕落な生活

原因4)関わる人や場の影響

原因5)食を楽しんでない

原因6)からだからのメッセージ

原因7)抵抗力・免疫力低下によるダメージ

原因8)人間関係のあつれき

原因9)薬の使い過ぎor自己流こだわり過ぎ

原因10)ストレス(腸過敏)

原因11)適切な指導者がいない

……のいずれかだろう。

私のことを話そう。私はアトピー体質だ。ちょっとしたことでかゆみが出、かさかさ、じゅくじゅくをくり返していた。副作用の強いステロイドを塗れば一時的にかゆみは治まる。だが皮膚の奥に眠る火だねは消えない。しだいにムズムズとしはじめ、ステロイドが効かなくなる。


ステロイドはからだに悪い。副作用があると言われていた。根本的には治らない。そこで年末も押し迫ったある日のこと。ステロイドを止め、自然療法で行く決心をした。


年が明けるとほかのマイルドな薬でしのいだ。だが、しだいに猛烈なかゆみが襲ってきた。かいてもかいても止まらない。血だらけになりじゅくじゅくになり皮膚が削れた。


負けるものか! 私は決心した。玄米・菜食・果物を中心とした。お菓子好きな私は代わりにサツマイモを摂った。ぬるま湯の風呂に何時間も入り、アクを出した。皮膚は黒ずみ、吹き出物が出た。野菜中心の小食としたことで消化機能は復活、お通じがよくなった。


それまでお菓子好きで、油もの、カレーやパスタ、ラーメン、うどんなどご飯もの・麺類が大好きでお腹一杯にならないと気が済まなかった。幼い頃から父の圧力を感じ、反動で食べていた。


当然消化は悪い。いつもヘドロのような便になり、腸内に汚れがこびりついているようだった。お腹を壊すときは肩こり、頭痛、副鼻腔炎が起き、湿疹がひどくなっていた。


腸は第二の脳や心臓に値する。草木にたとえれば根っこに相当するのが腸だ。水分が多過ぎれば根腐れし、養分が吸えなくなる。人間の場合、ストレスを感じれば、腸に影響する。


腸には脳と同じシナプス小胞(神経細胞)が多数存在する。だから精神や神経がやられると、腸に影響し、消化能力が低下、病原菌の影響を受けたり、バリアー機能が低下、からだにとってよくないものを吸収する(原因2)。


ただ、ストイックに健康な食生活にしてもカンタンには治らない(原因5・10)。


だが……、ことはそうカンタンにはいかなかった。何十年も抱えていた持病だ。少々食生活を改めたところでカンタンには治らない。

くり返す猛烈なかゆみで夜も眠れない。両肩には生け花の剣山をさかさまに乗せたようなチクチクとした痛みが常時襲ってくる。からだはほてり、かゆくてしかたない。がまんできずかきむしる。トイレで酸性水を振って冷やし、薬を塗ってなんとかしのいだ。


夜は短時間睡眠。風呂場で痛みをしのぎうたた寝をする。風呂に入っている間だけは傷みから解放される。全身を襲うかゆみと痛みは交互にくり返し、この世の終わりかと思うほど悩まされた。なんでオレがこんな目に遭わなければならないんだ! と天を仰ぎ、嘆く。かかないと決めたのにかいてしまった日には自己嫌悪にさいなまれる。


聴けばひどいアトピーはがんと同じくらい治すのがむずかしいと言う。なぜならこれと言った原因が特定できず、環境・体質・食生活・人間関係……etc.さまざまな要因が複雑にからみ合って起きるからだ。


「病に感謝すること」「間違った食生活を正すこと」よく言われる。しかしこれだけ苦しめられて病に感謝なんてできない。やけくそになり、ある意味ワガママになった。そうしたらいままでがまんしていた自分に気づいた。がまんがストレスになり、病気の一因になっていたことに気づいた。


代替医療を推奨する医者のススメで食を正してもカンタンにはよくならない。なぜか? 義務感でしていたからだ。ほんとはしたくないのに治すためには守らねばならない。「犠牲者」「被害者」「義務感」にしばられていた。だから治らなかったのだ(原因10)。


そう気づいたとき食事療法をゲームのように楽しむことにした。みずから「選んで」やっている。決して押し付けられているのではない。そう想うとやる・やらないも自由になり、解放感が生まれた(原因5)。


どんなにからだにいい健康法、いい食事をしてもよくならないのは、したくないと義務感でやっているからだ。したくないのにさせられている=という被害者意識が健康になるのを邪魔するのだ。


これは人生にも通じる。こうすればよくなるという教えがある。だがそれをやってもよくならない。なぜか? 「義務感」でやるからだ。


最近の風潮として「好きなことを仕事にしよう」「好きなことで生きていく」というスローガンが流行っている。だがその割に心からの笑顔がなかったりする。好きなことをやっているハズなのに。


それは「好きなこと」をいやいやながらやっているからだ。好きなことをしたら苦になることはない=ワクワクしながら遊びのように仕事ができる。一見理想的な人生のように想える。しかし人に認知され、お金を稼ぐと決めた途端にきつくなり、負担感が増し、好きなことが嫌になる。砂を舐めるようにつまらない作業に思えてしまうのだ。


健康食も一緒。自然食がいいと言う人がいる。しかし一部の人はあれを食べちゃいけない。これには添加物があるとやたら”神経質”になる。神経質になり、ストレスが生じ、腸が敏感に影響を受け、消化がうまくできず、免疫力を下げていることまで想いが至らない。


それよりか気の置けない仲間とおにぎりをほおばりながら楽しい語らいを持つ。そうすればオニギリ1個がすごい栄養となって吸収される。


私はあるときからチャレンジと称し、アトピーと戦い克服していく戦士をイメージした。よくならなくても開き直り、できる限り踏ん張った。そうして3か月が経ったある日。知人を訪ねた際、ひざ裏、ふくらはぎ上部の湿疹がかゆくなりかくとタラーっと血が流れた。ここまで徹底してきたのにまだ治らないのか! 愕然とし、落ち込んだ。その直後奇跡が起きた(原因2)。


血が出たところの下からピンク色の皮膚が再生されてきたのだ。それまで食いしん坊だった私は食を見直し、生活を正してきた。その結果アップダウンをくり返しながら着実に治る過程を進んでいたのだ。正しい道のりを歩いていた。一見悪くなっていたように観えたのは好転反応。悪いものが出ていたのだ。


ただ道の途中はいつ終わるかわからなずお先真っ暗だった。正しい道を歩いていけば、よくなるはず。情報を取捨選択しながら、最善の策を取って行った。それが奏功した。


病が治らないとき、それには何か理由や原因がある。その大本をひも解き、治す解を見つけていけば、かならずや状況はいい方向にいく。なぜなら悪くなったのならその逆を行けばよくなっていくはずだからだ。


ただその答えを見つけるのはたやすいことではない。西洋医学、東洋医学、体質・気質・性格・生活環境・生まれ持った業(トラウマ)・食生活・人間関係・仕事……etc.さまざまなことが影響する。これから病と人生をテーマにさまざまな難問をひも解いていこう。お楽しみに。



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