はるこ

夫や二人の息子(青くんと緑くん)との暮らしの記録です。

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最近の記事

15年間の仕事の中で、一番嬉しかった1分の仕事

私は、とある会社で15年働いてきた。仕事内容は、企画や開発など。大きな成果を上げているわけでもなく、仕事が楽しいとも思えていない。そんな中で、特別に嬉しかった1分の仕事がある。 1分の仕事ある時期、私は仕事で英語の文献を読んでいた。その時に、経理のIさんが私に声をかけてきた。Iさんと私は、時々一緒にお昼ごはんを食べたりするような関係。 Iさんが言った。「ちょっと教えてくれる?」 私は少し身構えた。「私にできるかな」 Iさんは紙を差し出し、「この書類、どの国から来たものか、わ

    • 嫌いにならなくていい

      人間関係で問題が起きた時、私は相手を嫌いになろうとしていた。私が相手を好きな気持ちを消そうとしていた。そのために「あの人はあんな悪いことをした、こんなことも言った」と相手の悪いところをあげつらっていた。 でも、私の気持ちは、相手の気持ちに関係なく、私が決めていい。私が相手を好きなら、その気持ちはそのままでいい。 ただ、相手の気持ちによって、私の行動は変える。もし相手が私と一緒にいたいのなら、私は相手と一緒にいる。もし相手が私と一緒にいたくないのなら、私は相手から離れる。

      • ピアノを習いたかったのは、信頼できる大人に会いたかったから

        私は3歳から中学校卒業まで、ピアノを習っていた。 今振り返ると、私はピアノをそんなに好きじゃなかったなと思う。指を動かすのが楽しかったけれど、練習はサボりがちだった。 母に見つかり「練習しないならピアノはやめなさい」と言うと、私は「練習するからピアノを続けたい」と泣きながら訴えた。 どうして私は、ピアノを好きじゃないのに、ピアノを習いたかったんだろう? たぶん私は、ピアノを習いたいんじゃなくて、ピアノの先生に会いに行きたかったんだと思う。 ピアノの先生は、私を対等に扱

        • 「ちゃんとできたら人を愛していい」と思っていた

          私は、私がちゃんとできないことがずっと許せなかった。どうしてか。私は「ちゃんとできたら、人を愛していい」と思っていたからだ。 私は、母を満足させられるようにがんばった。 勉強ができる、人に挨拶ができる、学級委員としてクラスメイトが正しいことをできるように指導する、見た目がかわいい、目がよくて虫歯はない、夜は早く寝て朝は早く起きる、自分で身支度をして出かける。 こういうことができて、母に気に入られたら、私は母を愛してもいいと思っていた。それができなければ、私は母を愛してはい

        15年間の仕事の中で、一番嬉しかった1分の仕事

          失敗の効用

          最近、いくつかの失敗をして、気がついたことがある。 洗濯私は普段、息子たちのTシャツやズボンを、吊るして乾かしている。でも、この前うっかり、乾燥機にかけてしまったのだ。 私は、シャツやズボンを乾燥機にかけると、しわしわになったり硬くなったりすると思っていた。 実際に乾燥機にかけてみて気がついた。しわになっていない。 乾燥機に乾かしても大丈夫なんだ。 今私は、彼らのシャツやズボンを毎日乾燥機にかけている。 長期的に考えれば、硬くなるなどのダメージはあるかもしれない。でも

          失敗の効用

          人と話すのが苦手な私の、失敗と喜び

          人と話すのが苦手。自分の気持ちを伝えられない。相手からの言葉に苦しくなる。人と話すのが怖くなる。 そんな私が経験してきた、失敗と喜び。 自分の気持ちを、まずは自分で持つある時、私の知り合いが落ち込んでいた。スマートフォンをなくして、恋人と連絡が取れなくなったそうだ。「結婚したいと思ってたのに、、」とのこと。 しばらくして、その知り合いに会ったら、「最近出会った人と結婚する」と言っていた。私も思わず「えっ、前に結婚したいって言ってた人はどうしたの? あっ、ごめん、今言わな

          人と話すのが苦手な私の、失敗と喜び

          一番の願いは叶っている

          あなたは苺が好きだとしよう。ある時あなたは知り合いに会った。知り合いは苺を持っていた。あなたが「苺をちょうだい」と言うと、知り合いは「あげないよ」と答えた。 そんな時、あなたはどうするだろうか? (あなたが私のように心の狭い人の場合) 相手に「ケチ」と言う。 何もしない。 あなたが相手に「ケチ」という場合、あなたが相手に悪い評価を伝えている。相手を嫌な気持ちにさせようとしている。 あなたは苺を食べて、いい気持ちになりたかったのに、なれなかった。あなたはマイナスを感じた。

          一番の願いは叶っている

          嫌いなのは好きだから

          人間関係で嫌なことがあって、私が相手を嫌いになることがある。その後、思い出さなくなる人と思い出す人がいる。この違いを考えてみた。 思い出さなくなる人は、今はもう、興味がない人。 何度も思い出す人は、未練がある人。 一緒にいろいろなことをしたかった。 もっと話をしたかった。 その人の考えを知りたかった。 助けてほしかった。 助けてあげたかった。 仲良くしたかった。 私の願いが叶わなかった人。好きだから仲良くしたかったのに、それが叶わなかった。その想いが残っているから、思い

          嫌いなのは好きだから

          やり過ぎとやらな過ぎ

          私は家で、息子たちと簡単な料理をしている。そのことを人に伝えた時、私はこんな風に言っていた。 やり過ぎか、やらな過ぎになるんだよね。 やり過ぎてる時は、自分が辛くなったり、息子たちが「やめて」と言ったりする。だから、やり過ぎてたなと気がついて、減らす。 でも、少し減らすならいいんだけど、減らし過ぎて、やらなさ過ぎになるんだよね。そんな時は、同じことをしている仲間と話してみる。すると、もうちょっとやってみようかなと思える。 やり過ぎとやらな過ぎの間、ちょうどいいところをず

          やり過ぎとやらな過ぎ

          私が思いがけず高い評価をもらった時

          私は組織で働いている。その組織では、定期的に上長からの評価がフィードバックされる。 私は、基本的にがんばるタイプだ。良い結果を出そうとがんばる。自分のできることを探して見つけて実行する。そんな私の評価は、私が期待しているほど高くない。 でも、私が思いがけず高い評価をもらったことが2回ある。 1回目は、私がプロジェクトリーダーをしていた時だ。 私はその頃、プライベートで辛いことがあり、とても落ち込んでいた。表立っては言わなかったけれど、仕事なんてどうでもよかった。家に帰

          私が思いがけず高い評価をもらった時

          がんばったのは、なんのため?

          私は、いろんなことをがんばってきた。その方法が間違っていて、うまくいかなかったり、人を傷つけたりしてきた。あんなことしなければ良かったと思うことも、たくさんある。 でも、そもそも、なんでそういう事をしてきたんだろう? 私は、人に喜んでほしかった。そして、私が安心したかった。 方法は悪かったかもしれない。でも、その奥には、こんな大事な気持ちがあったんだ。それを知ることができてよかった。

          がんばったのは、なんのため?

          その人のいいところ、100個

          えとみほさんの有料記事を読んでいたら、ある人の「スピーチのコツ」を紹介していた。 その方法とは、大学ノートを買ってきて、2ページごとに人の名前を書き、その人たちのいいところを100個ずつ書く、というもの。 おうち教育サポーター※にとうさんの記事を読んでいたら、他の先生が児童を主観的にほめていることを紹介していた。 2つの記事を続けて読んだこともあり、私は「いいところ100個」を試してみることにした(私は教員ではないので)。 ノートを広げ、人を書こうとした。すると、まず

          その人のいいところ、100個

          一番の願いが叶えば、あとはなくてもいい

          この前、総合病院に行った。 受付のスタッフが「○○さーん!」と大きな声で患者さんを呼んでいる。半分怒鳴っているような状態だ。 診察室に行ったら、換気中で寒かった。 検査は、待ち時間が長かった。 私は、病院に文句を言いたいわけではない。 一番大事なのは、病院が、スタッフや患者や彼らの家族を守れることだ。 大事なことをしていく上で、細やかな気遣いをしてもらえれば、もちろん嬉しい。でも、それは二の次。一番大事なことができてから考えたらいい。 待ち時間が短くなるのは嬉しい。

          一番の願いが叶えば、あとはなくてもいい

          映画「ラブレター」

          岩井俊二監督の「ラブレター」という映画を思い出した。 あの映画の中で気になっていたことがある。男性の藤井樹が、崖から滑落して、もう戻って来れないとわかった時、彼は松田聖子の「青い珊瑚礁」を歌った。彼の友人が「あいつ、松田聖子なんて大嫌いだったのに、なんで最期にあの歌だったんやろな」と言うシーンもある。 なんで嫌いな歌手の歌を歌ったのか? 考えてみれば単純だった。彼は、松田聖子が好きだったのだ。 あの映画にはいろんな要素が入っている。 同じクラスに、同姓同名の男女。 文

          映画「ラブレター」

          怒るのは悲しいから

          例えば、家にりんごを置いておいたら、家族が食べてしまったとする。 悲しい。私が食べたかったのに、食べられない。 その気持ちを、自分で感じたり、穏やかに家族に伝えたり、友人に話してみたりできたらいいと思う。 でも、もし、その悲しみを言えなかったら。または、食べてしまったものはどうしようもないのに、どうにかしたいと思ってしまったら。 悲しみを表せない時に、代わりに怒れを使うこともあるだろう。 不可能なことを可能にするために、間違って怒りを使うこともあるかもしれない。(怒

          怒るのは悲しいから

          「テレビ見ないで、ママ友との会話、大丈夫?」

          タイトルは、私が「毎日20時に寝ている」と話した時、相手が言った言葉だ。 結論、大丈夫。 理由、私にとって、ママ友は仕事仲間だから。 仕事で人に相談する場合を考えよう。 例えば、プロジェクトメンバーが、全体方針に合わないことをしている、どうしたらいいかな? この企画をやってみたい、なにかアドバイスしてくれる? ママ友に相談する場合も同じだ。 朝、保育園に行く準備が遅くなってしまう、どうしたらいいかな? ピアノ教室に行ってみたい、口コミ教えてくれる? 仕事での相談と、子

          「テレビ見ないで、ママ友との会話、大丈夫?」