私が思いがけず高い評価をもらった時
私は組織で働いている。その組織では、定期的に上長からの評価がフィードバックされる。
私は、基本的にがんばるタイプだ。良い結果を出そうとがんばる。自分のできることを探して見つけて実行する。そんな私の評価は、私が期待しているほど高くない。
でも、私が思いがけず高い評価をもらったことが2回ある。
1回目は、私がプロジェクトリーダーをしていた時だ。
私はその頃、プライベートで辛いことがあり、とても落ち込んでいた。表立っては言わなかったけれど、仕事なんてどうでもよかった。家に帰って寝ていたかった。
私は仕事中もぼんやりしていた。すると、メンバーが「これしましょうよ」「これやりましたよ」と、次々に仕事を進めてくれた。リーダーとしてレポートをまとめる時は、とりあえず書いて、メンバーに見せて直してもらった。
その結果、昇進した。
2回目は、大きな責務のない時だった。
私は、気楽に仕事をしていた。言われたたことだけ、最低限のことだけを淡々としていた。手抜きをして楽をしていた。
その結果、普通より、ちょっと良い評価だった。
私は、どういう時に高評価を受けたのだろうか?
それは、私が余計なことをしなかった時だ。人が私に求めているのは、私が考えなくてもできること、自然にできることなのかもしれない。
そして、人の力を活かせた時。私が仲間を見守ることで、彼らは安心して行動し、チームとしてより良い成果につながったのだろう。