見出し画像

一番の願いが叶えば、あとはなくてもいい

この前、総合病院に行った。

受付のスタッフが「○○さーん!」と大きな声で患者さんを呼んでいる。半分怒鳴っているような状態だ。
診察室に行ったら、換気中で寒かった。
検査は、待ち時間が長かった。

私は、病院に文句を言いたいわけではない。

一番大事なのは、病院が、スタッフや患者や彼らの家族を守れることだ。

大事なことをしていく上で、細やかな気遣いをしてもらえれば、もちろん嬉しい。でも、それは二の次。一番大事なことができてから考えたらいい。

待ち時間が短くなるのは嬉しい。検査室までの案内ルートがわかりやすいのも助かる。スタッフが私たちにわかる言葉で説明してくれるのも安心できる。
でも、そこにデメリットはないだろうか?

薬を考えてみよう。薬は、良い面と悪い面がある。元気な時なら、薬は使わない。私たちが困っている時、「薬の良い面を借りた方がいい、その方が総合的に考えて得」、と考えられる時に、薬を使う。その時、良い面と悪い面を同時に飲み込んでいる。

それと同じで、何かを良くしようとするとそれだけの対価を払っている。
病院スタッフの対応は、レベル高いなーと思うけど、どこかに無理が生じてないかが気になる。

全部を叶えることはできない。一番の願いが叶えば、あとはなくてもいいんじゃないかな。

いろいろな要因が関連するから、そんなに単純じゃないこともある。でも、つらくなった時には、一番欲しいのは何だっけ?と思い出して、これができたから良しとしようと思いたい。