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ヤドカリ放浪記2014〜湯の児-天水編〜

1月28日
AM8:32
道の駅みなまた

国道を走るトラックの音で目覚める朝
まぁ〜結構寝たし、こんな時間に目覚めるのも珍しいが…
とにかく目覚めと共に散歩する
散歩してたらあっという間に十時前
車に戻ろうとしたら明らかにヤドカリに興味を持ったおっさんが俺を待ってた…
なんか面倒臭いのでおっさんが消えるのを待ってからヤドカリに戻って道の駅を去る
さぁ〜今日はどうしようかな(*´ω`*)
AM10:07
湯の児温泉

湯の児大洞窟温泉山海館へ
まず露天亀風呂に行くもお湯が溜まってない
以前訪れた時に勇気があればどうぞと許可を頂いてるので湯舟に栓をして湯を注ぐ
溜まるのを待って受付をして大洞窟風呂へ

洞窟を抜けると露天風呂
景色最高です(*´ω`*)
一時間浸かってから再び露天亀風呂へ
溜まってなかった…orz

敗因は温泉成分がこびり付いて栓がピッタリハマっていなかった事
また溜まるのを待つのも時間の無駄と判断し、先に進む
PM0:09
道の駅大野温泉センター

昨年道の駅に登録された温泉センター
今回の目的は温泉にあらず
ランチバイキング平日600円で腹一杯が目的♪
おにぎりに白飯・炊き込みご飯
味噌汁に鶏汁
肉じゃが・オカラ揚げ・白和え・お煮〆・煮っころがし・湯豆腐・ゴマ豆腐・漬け物・サラダ・酢味噌和え野菜・フルーツetc…

600円では充分過ぎる料理の数々
昔懐かしい日本の味ばかり♪
初めて利用しましたが満足のバイキングでした(≧ω)b
また食べに来よ〜っと♪
PM1:08
球泉洞

日本鍾乳洞九選に選ばれている鍾乳洞
約三億年前海底にあった石灰岩層が隆起してできた全長4.8kmの九州最大の鍾乳洞である
そのうち観光用に開放しているのはわずか800mのみ
これまで何度もこの鍾乳洞の前を通って来たが一度も立ち寄る事がなかった
鍾乳洞好きの俺とした事が…
なので球泉洞へ初潜入♪
PM1:17
鍾乳洞入口

探検記が記されており、そこには1973年から二年にわたる調査により全貌が明らかにされたと書かれている
最初真上から70m降りてきたらしく縦穴が口を開けている
水の流れる音がする
PM1:21
フローストーン

横に長く伸びた石灰岩層の境界面が少しずつ水が流れ出し岩壁の表面を薄く覆っている
その中に含まれている僅かなカルシウムが何万年と時間を掛けて炭酸カルシウムの結晶として残された
先にはフローストーンの滝がある
PM1:25
ポットホール

主に増水した時に地下水流が硬い岩礫を伴って洞内を渦巻いて流れ岩壁を削った直径5mの穴
その向かいには球磨川の川岸から約2Km東に聳える権現山から湧き出る地下水流が流れる
この地下水流が球泉洞を造り上げた

PM1:29
天然橋

造化の神は岩壁の一部を剥がして正確に水平な橋を架けたとある
補強されてますけど(´・ω・`)
PM1:31
中央ホール

天井までの高さ約二十m
その奥にはまだ約三Kmの洞穴が続いているらしい
そんなホールには壁一面に炭酸カルシウムの樹皮状結晶が着生している
またココにもフローストーンの滝が観られる
PM1:36
石柱

床の上から伸びていく石筍が天井の鍾乳管やつらら石と融合したもの
この石柱は直径1.2m・高さ3mあるらしい
石筍やつらら石などは年間数mmしか成長しないのでこの大きさになるまで約五万年の月日が掛かっていると推定される
PM1:40
オニックス

大理石と同じ様に結晶質の炭酸カルシウムで出来ている
結晶が平行に並んでいるのが特徴らしい
PM1:42
チャート

石英を含んでいて固く水に溶けない
天井や壁から突き出ている
PM1:44
洞穴形成層

左右に岩層の境界面がある
この層の中を水が流れはじめ、石灰岩をして出来た洞穴
しかし水の流れが止まっている今、成長も止まる
PM1:47
床から離れた石柱

拡大作用が停止した時代に床の土砂の上に立っていたものが造穴活動が復活と共に洗い流されて宙に浮いた形になったもの
PM1:50
フローストーンとベルホール

洞底の土砂を覆いっていたフローストーンの層の下にもう一つ古い時代のフローストーンの層が出来ている
このフローストーン上には小さなベルホールと呼ばれる空洞が二十個以上空いている
PM1:53
ヘリクタイトとヘリグマイト

極めて珍しいタイプの鍾乳石が観られるエリア
枝石とも呼ばれているヘリクタイトはつらら石から横に伸びている
上に伸びるのがヘリグマイト
色んな鍾乳洞を観てきた俺だが確かに珍しい
PM1:57
コウモリのアパート

ベルホール
蝙蝠の糞が残っているので昔コウモリが棲んでいたと思われる
PM2:01
シールド

天井に円盤状に伸びる鍾乳石
そこから更につらら石が伸びる
PM2:03
移動した石筍

普通ならつらら石の真下に石筍が出来るのだが少しずつ床面の変化で横にずれてきて不規則な石筍が産み出されている
PM2:05
つらら石だけ

落盤の上に出来た石筍は倒れたり流されたりして位置を変えていった
また溶けて無くなったりとしてつらら石のみのエリアとなっている
PM2:07
フローストーンと石筍の結合

垂直に落ちる水滴と表面を薄く覆う水の総合作用で生まれた鍾乳石
なんかやっと見応えある鍾乳石に逢えた♪
PM2:11
石の滝

鍾乳石は水が補給される間は成長を続ける
そして幾万年かの後には想像も出来ぬ自然の造形美を創造する
これはまさに石の滝♪
鍾乳洞らしくジメジメしてる(ノω`*)
また洞穴形成層も観られる
此処で折り返し
PM2:15
鍾乳管

ストローとも呼ばれる中空で水滴と同じ5mmの直径の穴が通っている
この穴を通って出てくる水滴が下り落ちる時、周囲に薄い炭酸カルシウムの輪を創り生み出している
PM2:20
球泉洞スピリアル

球磨川の清洌な服流水と厳選された米で醸された球磨村産の焼酎を寝かせているセラー的スポット
年間通じて温度が変わらないから酒のストックには向いてるよね
PM2:24
ベルホール

釣鐘状の穴
大小無数の穴が大空洞に空いている
PM2:25
ホマーテ型石筍

盃を伏せたような形の石筍
頂上には小さいプールのように窪みになっている
今の上から石灰水が垂れ落ちてきて石筍は成長し続けている
隣にはリムストーンや流礫棚が観られる
ここが最後のスポット



PM2:35
森の香房

球泉洞スピリアルに保存する焼酎を販売している売店
パン屋も併設している
ついでに隣のセンター森林なる売店も物色する
PM2:50
亀割り

江戸時代、人吉の商人・林正盛は球磨川の開削にとりかかり、舟の通行を妨げていた亀石と呼ばれる堅い巨岩を苦心の末に取り除き、船の通行ができる様にしたといわれる所
これにより球磨川の舟運が開け球磨の産業と交通が大発達
日本三急流の一つ、球磨川の景勝である
PM2:55
長命水

熊本県名水百選及び九州の名水百選
綺麗な水が湧き、地元の人たちからも古くから親しまれている歴史ある湧水
一口飲んだら冷たくて美味しかったのでペットボトルに汲んで持ち帰る
PM4:04
ベストプライス小川店
南下時にも立ち寄った激安給油所
レギュラー㍑148円
迷う事なく満タン
九州でも熊本のこのエリアは激安だよまったく♪
PM4:09
イオンモール宇城
給油所近くのショッピングモール
特に買い物はないのだが久し振りに無意味に立ち寄り
各店舗物色し回る
映画館もあるんだね〜
テルマエ・ロマエⅡは4月26日公開か…
なるほどΣm(`・ω・´)
PM6:17
熊本城

日本三名城の一つで別名・銀杏城
たまたま通り掛かったらライトアップされた石垣に魅入られ立ち寄る
作り出された光が当てられた石垣は実にビューティフル(*´ω`*)

江戸時代では決して見られない石垣の美しさである♪
PM7:05
小天温泉

熊本県玉名市天水町小天に位置する温泉
夏目漱石の小説・草枕の舞台でもある
そんな小説の題名をあやかった草枕温泉てんすいにてひとっ風呂
源泉掛け流しとあったがなんか臭かったよ
草枕の湯と打たせ湯でマッタリ一時間半浸かったけど余り満足出来る湯じゃなかったな

これならわざわざルートを変えて浸かりに来なくても良かったわ
なまじ無料入浴手形があったばかりに…orz
PM9:00
ヤドカリ帰還
でもとりあえずさっぱりしたので、てんすいの向かい側の駐車場にてP泊
てんすいのスタッフにちゃんと聞いてP泊OKだったのでP泊
酒呑んで過ごす小天の夜
なんやかんやと過ごす小天の夜
そんな観光と湯巡りな一日
やっぱ放浪は楽しいね〜♪

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