見出し画像

写真展のご案内

グループ展やります

今日はいきなり写真展のご案内です。(写真展が終わってから読む方もいると思いますが、ご容赦ください)
私の所属するファインアートフォトグラファー集団「SAMURAI FOTO」のグループ展が10月1日(土)~10月7日(金)に六本木のストライプスペースで開催されます。

今年のテーマは「The Defense of Peace 心に平和のとりでをつくる」です。私たちがこのテーマを決めるにあたり共感したのはユネスコ憲章(前文)にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない……」という文章です。14名のアーティストが「心の中に築いた平和のとりで」をプリントした作品を展示します。
「アートってなんだろう(2)」で書いた通り、戦争を止めるのにはアートの力はないかもしれませんが、分断された人々をつなぎなおすことはできると思っています。

グループ展の意義

写真展は個展とグループ展がありますが、グループ展の意義とはなんでしょうか。出展者が各自好きなテーマで取り組んだ作品を一同に集め、自由に展示するのはバラエティーに飛んで見ていて飽きません。但し、世界へPRして海外でグループ展を実現させ、世界の人々とつながろうとすると少しやり方を考える必要があります。

それはグループの力を活かすことが大切になります。私たちがやっていることは、毎年テーマを決めてメンバーがそのテーマ(被写体のことじゃないですよ)に則ってステイトメントと写真を作っていくことにしています。またそのテーマは世界の人と共感できるものが望ましいと思います。やはり今年一番のテーマは「平和」だと思います。

今年のグループ展のテーマは「平和」としましたから、各自の作品を平和というものにつなげていく必要があります。もちろん被写体や表現方法は自由です。多くのアーティストの個性ある作品が集まることで、私たちが考える平和というものを「多面的」に考察し、深く掘り下げることができるのです。

それによって現代に生きる私たち日本人アーティストたちがクリエイトしたファインアートフォトのパッケージを作り上げるのです。それはキュレーターにとって興味深いものであり、海外での展示、そして人々とつながるというゴールに近づくと思っています。

一方、個人でギャラリーや美術館の壁を破るのは本当に大変です。私も将来は狙ってみたいと思っていますが相当の投資も必要でしょう。但し、仲間と力を合わせればグループの持つ強いメッセージ性を借りて、海外の美術館などでグループ展開催の門戸を開くチャンスが高まりまます。そして、それがきっかけとなり、世界で個展ができるようなアーティストが出てくれば良いと思っています。

お待ちしています

私たちのグループもまだまだ力不足な面もありますが、お時間がありましたらぜひ足を運んでいただけたら幸いです。
私も「都市の記憶」という作品を展示します。「77年前に焦土と化した東京、今の風景から平和を考える」というコンセプトです。

蓮見浩明作「都市の記憶」より


見逃した方も毎年秋頃にグループ展を開催しておりますので、そのときはまたご案内させていただきます。

更に、一緒に世界へ挑戦するアーティスト募集中です!


よろしければサポートお願いします。いただいたお金はアーティスト活動に使わせていただきます。