平辻哲也(ジャーナリスト/編集者/大工/THX WORKS合同会社代表)

報知新聞時代は世界三大映画祭を取材。15年に退社し、フリーに。映画を中心に多ジャンルで…

平辻哲也(ジャーナリスト/編集者/大工/THX WORKS合同会社代表)

報知新聞時代は世界三大映画祭を取材。15年に退社し、フリーに。映画を中心に多ジャンルで執筆。エンタメサイト「ENCOUNT」ではインタビュー多数。「サンデー毎日」では「ウイークリーシネマ」を連載。編集デスク。ぴあアプリでも映画紹介しています。

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せっかくnoteを始めたので、少し自己紹介しますね。 東京生まれ、千葉育ち。大学時代は映画サークルに所属していたという典型的な映画ファン。ちなみに、サークルの先輩は園子温監督、作家の平山夢明さん、長浦京さんがいます。 卒業後は映画業界に進みたかったのですが、90年代は映画没落の時代。映画会社の募集は少なく、映画賞を主催していたスポーツ新聞社に入社しました。当時はプロ野球、Jリーグが始まったり、競馬ブームもあったりで、映画記者志望の新人は随分、珍しがられたものです。 最初

    • #映キャン! インタビュー配信 上田慎一郎監督×皆川暢二さん「ポプラン」

      映画ライターの仲間、渥美志保さん、石飛徳樹さん、伊藤さとりさんとの4人組ユニット「#映キャン」のスペシャルインタビューが配信されました。 今回のゲストは「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督と「メランコリック」の主演・皆川暢二 さん。インディーズ映画の雄2人がタッグを組んだ「ポプラン」について、4人が徹底的に聴きまくる、という内容です。 「ポプラン」は上田監督のオリジナル脚本。ある日、気がついたら、男性の大事なものがなくなっていた! 大事なものといえば、アレです!シンボル

      • フリーランスの“リアル二刀流”という生き方

        「リアル二刀流」と言えば、大谷翔平選手の代名詞ですが、フリーランスも二刀流、三刀流というのが正解ではないか、という気がします。刀はいくら持っていてもいい。 私は書き手の一方、編集者もやっています。さらには、昨年10月にモノづくりの会社を立ち上げました。ここでは、大工・経営者という顔もあります。二刀流どころか、何刀流なのか、自分でも分かりませんw。 20年春頃からのコロナ禍では、多くの業種の方が大きな影響を受けました。私がいつも取材させていただくエンタメ界、飲食業、旅行業な

        • 書く仕事30年 新聞社をやめたら、自由になった

          “書く仕事”を始めて30年目になりました。振り出しはスポーツ新聞の映画記者。23年目で退社し、フリーランス7年目です。 前回は“ライター業の闇 誰も書かない「お金の話」”と題して、昨今の原稿事情を書きました。これを読むと、フリーランスは大変だなと思った人もいるかもしれません。しかし、個人的には23年間、お世話になった会社に感謝しつつ、フリーになって、よかったと感じています。 まず、ストレスフリーです。会社に行く手間もありませんし、わずらわしい人間関係もありません。自分の時

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          ライター業の闇 誰も書かない「お金の話」

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          2022 年「ベスト・アルバムは最新作さ」(ミック・ジャガー)の精神で

          明けましてあめでとうございます!今年もよろしくお願い申し上げます。 年賀状を送ってくださった方、すみません。年賀状はやめました。デジタル時代になったのに、紙を使って、二酸化炭素を排出して……というのはSDGs(エコ)じゃないですよね。 前回の記事「200人くらいインタビューした2021年」で、“若手の俳優さんのインタビューは気持ちいい”と書きました。若手は夢があって、その中身も明確だから、と。若手には「こんな仕事がやりたい、とか、こんな役がやりたい、というのがあったら、絶

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          2021年は200人くらいをインタビューしたかもしれません。映画界だけではなく、テレビ、音楽、お笑い、ユーチューバー、ティックトッカー、会社社長まで。知らない世界を垣間見ることができ、その度に勉強になりました。 特に、10〜20代の人の話は気持ちがよく、たくさんの刺激を頂きました。 ベテランや中堅に「今後の目標は?」と訊ねても、「やりたい役は特にないですね」「来た仕事を丁寧に」といった感じの言葉が多いです。実際、私も「まずはバッターボックスに立つこと」「来た球はボールでも

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          コロナ禍で在宅ワークになっている方も多いかと思います。そこで、ぶち当たるのがWi-Fiの速度の問題ではないでしょうか。 僕の家では、「auひかり」を使っています。本当は「nuro 光」に変えたいのですが、ケータイ同様、2年縛りがあって、今、変えると、違約金を取られるみたい。なので、泣く泣く使っています。 そこで、いろいろルーターをいじってみました。 1)ルーターを新調 昨年、NETGEAR のメッシュWi-Fiを導入。メッシュWi-Fiは、複数のルーター(アクセスポイン

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          映キャンvol.1で取り上げた外国映画

          「映キャン!vol.1」をご視聴いただき、ありがとうございます。 配信をご覧になっていない方はこちらから。 https://www.youtube.com/watch?v=ZO_DTSwwZTQ&feature=youtu.be 私が選んだ2020年上半期ベスト3は「1917 命をかけた伝令」「サーホー」「はちどり」です。 先日のYou TubeLIVEのフォローアップで、取り上げた作品の記事を紹介します。 「1917 命をかけた伝令」(レンタル中、配信中) 「ぴあア

          映キャンvol.1で取り上げた邦画

          映キャン!You TubeLIVEで取り上げた作品たちです。これを機会に読んでいただけたら。 「37セカンズ」(公開中、Netflix配信中) ・2020年の邦画ベストワンは「37セカンズ」に決まり!世界の映画祭でも高い評価 https://encount.press/archives/7222/2/ ・ぴあアプリ「水先案内人」映画評 https://lp.p.pia.jp/shared/pil-s/pil-s-21-01_faabab48-8cab-42e8-ad3a-

          映キャン!Vol.1「2020年上半期ベスト映画を語り尽くす!!」

          note 初投稿です。以下のようなイベントをやることになりましたので、宣伝です。 8/22(土)21時〜22時予定 youtubeライブ!生配信 https://youtu.be/ZO_DTSwwZTQ コロナ禍に翻弄され続けた2020年の上半期の映画界。おかげで見落としてしまった映画も多いのでは? そんな上半期の映画をネタに、メンバーそれぞれが邦画・洋画のベスト3を発表し、あーだこーだとおしゃべりします。 「あの韓国映画」は、「あのホラー映画」は、そして「あのドキュメン

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