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書く仕事30年 新聞社をやめたら、自由になった

“書く仕事”を始めて30年目になりました。振り出しはスポーツ新聞の映画記者。23年目で退社し、フリーランス7年目です。

前回は“ライター業の闇 誰も書かない「お金の話」”と題して、昨今の原稿事情を書きました。これを読むと、フリーランスは大変だなと思った人もいるかもしれません。しかし、個人的には23年間、お世話になった会社に感謝しつつ、フリーになって、よかったと感じています。

まず、ストレスフリーです。会社に行く手間もありませんし、わずらわしい人間関係もありません。自分の時間、家族との時間も増えました。特に、私は労働組合書記長という大役も仰せつかった時期もあったので、その何年間はプレッシャーもありました。

“出世を考えなくてもいい”というのも、大きいかもしれません。この業界で働く人はあまり考えないかもしれません(とはいえ、本心から「出世したくない」という人は少ないけど)が、人事評定で優劣をつけられるのは、なかなかのストレス。老いを加速する原因の一つでは、と思っています。

みなさんが心配するのはお金の話でしょう。正直言えば、私も心配です。今ある仕事は来月あるのか。明日あるのか、というのはストレスかもしれません。実際、急になくなった仕事もいくつもあります。しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったものです。

書く仕事をやっている人は、私も含めてお金に無頓着な人が多いです。新聞社時代も、取材費の精算は苦手なことの一つでした。恥ずかしい話ですが、年金・社会保険料も天引きされるだけで、いくら何に取られているのか、よく分かりませんでした。

しかし、フリーランスとなれば、全て自分でやらなければいけません。こういうと、ネガティブに聞こえてますが、見えてくるものも多いのです。面倒なことをやってくれた会社って、ありがたいと思いましたし、国民健康保険料が高すぎるということにも気づきました。経費の費用対効果、ルールに則った節税対策も考えるようになります。この辺りも個人の裁量次第です。これらを一つ一つ解決することで、生活の質(QOL)を上げられます。

フリーランスのお金の話は、“秘伝のタレ”みたいなもので、あまり教えてくれる人はいませんが、自分のノウハウはみなさんと共有したいと考えています(全ての判断は自己責任でお願いします)。

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