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インタビュー講座の講師を務めます

今度、現役記者を前に講師を務めることになりました。「インタビューのコツなどを話してほしい」というリクエストです。話すことは得意ではないのですが、精いっぱい務めたいと思っています。

私は23年間、新聞社に勤務し、9年前に早期退職制度に応じて退職しました。寸前まで会社をやめるとは思いもよらなかったので、後輩たちに経験や思いを伝えきれなかったなという後悔もあって、いい機会をいただけたなと思っています。

インタビュー記事は本当に難しいです。記者会見などの速報記事は目の前に起こったことを書けばいいので、割とすぐに書けるのですが、インタビュー記事はいまだに時間がかかります。

先日、打ち合わせで若い記者たちがどんなことで悩んでいるかを伺いました。「緊張してしまう」「質問が切れてしまって、沈黙の時間ができてしまった」「テーマ以外のことを聞きたいが、タイミングが分からない」などがあるようです。

インタビュー&記事の書き方の難しさは、ほとんど誰にも教えられなかったことです。税金のこと、社会保険料と同じです。記者生活にはとても大事なことなのに、誰も教えてくれない。だから、同様のことは僕も悩んできましたし、いまだに悩みます。

例えば、「緊張してしまう」についてですが、インタビューは大抵の場合、初対面。それも大抵30〜40分と、とても短い。そこで、その人の生き様まで聞き出すわけですから、やることは盛りだくさん。その量におそれをなして、パニクるのは当たり前の生理現象です。

まず緊張するのは当たり前だと思った方がいいです。それに、緊張しているのは自分だけではないです。インタビューを受ける側は多分、もっと緊張しています。特に、新人さんなどは経験もないですから、うまく質問に答えられるか不安になっています。

相手も緊張しているということを頭に入れて、少しリラックス。まずは1、2分、個人的な感想や雑談(アイスブレイク)などを話してから、本題に入っていくと、相手も、インタビュアーの立ち位置が分かって、スムーズに答えられるかもしれません。

インタビューは一期一会。でも、そこから長い付き合いが始まることもあるので、インタビューは面白いのです。

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