平野友康 (Teleport)
記事一覧
大規模言語モデルにおける言葉の重要性と情報量の考察
言葉の持つ情報量言葉というものは一見シンプルでありながら、実は膨大な情報を内包しています。大規模言語モデル(LLM)は、これを理解し、文脈に応じて適切な解釈を提供することができます。例えば、「公園には大きなリンゴの木がありました」という一文には、歴史的背景や社会的文脈、さらには個々の体験まで、多くの情報が含まれています。この一文を基に、LLMはその場所に関わる人物や出来事を推測し、より広範な物語を
もっとみる大規模言語モデルという思考エンジンの未来
序論大規模言語モデル(LLM)は、単なる言語解析ツールではなく、まさに「思考エンジン」としての役割を果たします。今後の社会では、この思考エンジンが至る所に組み込まれることで、かつてのインターネット革命を超える大きなパラダイムシフトが起こると予想されます。本エッセイでは、LLMがもたらす破壊的なイノベーションとその社会的影響について考察します。
思考エンジンの社会的普及1990年代のインターネット
大規模言語モデルを使った質的調査およびそのシミュレーション
序論言語は単なるコミュニケーションの手段にとどまらず、文化や歴史、個々の経験を映し出す鏡でもあります。特に、大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)の登場は、言語の多義性や文脈に対する理解を一層深める可能性を秘めています。本エッセイでは、LLMを用いた質的調査およびそのシミュレーションについて探求し、言語が持つ潜在的な意味の広がりを考察します。
言語モデルの基礎大規
坂本龍一氏のインターネット活動の軌跡を辿るポッドキャスト、セカンドシーズン始まる
セカンドシーズンは、ファーストシーズン(全7話)を聴いた坂本龍一氏から届いたコメントを交えて、ICCのトリビュート展で見つけた年表を片手にお届けします。
番組テーマ音楽家・坂本龍一は1995年、インターネットこそアレやんけ!と誰よりも早く気づき、自らの活動を積極的にネットで展開してきた。この番組はそのような活動に当時直接関わったメンバーが、その時、その現場で経験したことを可能な限り詳細に話して記
久しぶりのリアル講演、糸島と生成AI
本日、お茶の水のデジハリ大学(大学院)で奥出直人さんと有料のリアル講演をやります!
大規模言語モデルと糸島のまちづくりの可能性について語ります。
ー私たちはAIをどう捉えるのかー
連続6回・デジタルハリウッド大学大学院公開セミナー2nd session
2024年1/17(水)19:00 開催「漂流する思考」
奥出直人/平野友康
主催:デジタルハリウッド大学大学院
メディア協賛:角川アスキー
糸島の村づくりとうちの子
今日、ルイに僕らがつくった村づくり構想案を見せたのには理由がある。ルイはYouTube中毒なんだけど、どうも僕と似てる感じがすると思った。僕は寝る直前まで頭がぐるぐる回転してしまって寝落ちする寸前まで漫画なりくだらないことでいろんな考えを止めないと眠れないのだ。ルイも同じなのではないかと思った。で聞いてみると「頭の中にたくさんのアイディアがあってブループリントが脳みその中に詰まってる。それをどうし
もっとみるデザイン思考を学ぶ日々
この世の全ては、多彩で多様な5W1Hで関係されている。
この5W1Hの関係が金銭による使役でワンパターンになってる社会は不幸だ。そして、この5W1Hに現れてくる具体的な血肉の通った関係性が構築できていない社会では、ふわっとした「笑顔」や「夢」とかのあいまいかつ5W1Hに入らないものを掲げることになる。そして「答えがないことが大切」とか、謎の図解やメソッドを多用する自己啓発やスピリチュア
破壊的イノベーションってこんな凄かったのか
人類の生活やあり方を突然変えてしまう「破壊的イノベーション」というのは、こんなにも突然破壊的にやってくるのかと本当に驚いている。全ての計画を一度落ち着いて柔軟かつ広い視野と高い視座を持って見直した方がいいと本気で思ってる。
賢い人は口に出さないだけでみんな実は心の底でそう思ってるんでしょう?
ところがだ、AIって人間が試されてるから、小手先のビジネスモデルを考えてもおそらくそう長くは続かなくて
その山は若く、消えることのない畏怖と美しさで溢れていた
なぜか行かなければならない気がしていた。
冬の快晴、真っ青で風もない空、富士山から程近い杉林に降りる。少し湿った土道を歩き、仲間たちといくつかの祠を参る。
僕らの道先案内人の祥一がほぼ偶然声をかけて来てくれた方が、その不思議な谷を復興させようと数十年活動していたと知る。
ある場所に来ると小さな祠が奥にポツンとある。両脇には別々の新興宗教の建てた石碑が。それらは新しい。そして奥にある祠はいつの
実感の本性を掴みたい
現在の暮らしや働き方を改良したり最適化するのでは、今の300年に1度とも思われる変革期には全然足らない。何をやっても「なんかちがう感」があるのは、そこだ。
人間の脳の世界の認知の仕方についての理解を出来る限り深めて、これまで地味すぎて見過ごされてきた暮らしや働きの中での喜びや手応えを生むために、予想もしなかった何かを発明するのだ。
そしてそれはカタチにしてしまえば特別に斬新なものではなく、ひと