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留学生がびっくりした日本の高級なお弁当


それぞれの国にはそれぞれの「当たり前」がある。
ということは日本の「当たり前」にも、当然他の国からしたら「当たり前じゃない」ことは溢れている。


数年前の秋頃。
夏から留学で日本に訪れていた友人は、語学学校に通いながらアルバイトをしていた。
いつもの学校生活とアルバイトをこなしながら、ある日彼は、たまたま知り合いのつてで百貨店に期間限定で出店されるポップアップショップの販売員として、単発のアルバイトを頼まれた。

輸入食品の販売で、別に彼の母国の商品ではなかったのだが、ヨーロッパ出身の彼は「外国人が売っている方がいい」というなんとも言えない理由で北欧から来た新商品の売り子さんとして友人と共に駆り出されたのだ。


「まぁ、僕の国にもアジア圏の全然日本人じゃない人がやってるお寿司屋さんとかあるし、どこの国も自分の近くの国じゃない"外国”の感覚ってそんな感じだよね。」

そう言って彼は初めての百貨店でのアルバイトに向かった。



そして数日後、彼は私に言った。

「ねぇねぇ、聞いてよ!百貨店のお弁当はすごく高いんだよ!」

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