アウトプットができない時は総じてインプットをしていない。
落ち目だ。
何が原因かはわからないがやる気が起きない。
私はよくある。
もはやこれがデフォルトかと思うくらいある。
落ち込むような何かがあったわけでもないのになんとなく気持ちが上がらない。具合が悪いわけではないけど、なんとなくだるい。
これやらなきゃ、と思うほどにゴロゴロし、書かなきゃと思っても何にも頭に思い浮かばない。
私はこのようにアウトプットの扉が閉じている場合、総じてインプットの扉も閉じている場合が多い。
インプットの扉、つまりアンテナが立っていないと言うか色々な物事へ興味を持つ気持ちがまんべんなくうすーくなってしまっているのだ。
そういう時は意識して「自分ごと」を増やすようにしている。
世の中を見渡し、あえてどんどん首を突っ込んでみる。
実際に首を突っ込むわけではないのだが、そんなような気持ちで周りにあるさまざまなことに興味を向けてみる。
あの記事にこんなことが書いてあった。
自分はどう思うか。
あの店のマネキンが新しいシーズンのコーディネートになった。
最近はどんなファッションが流行っているのか。私は好きなテイストだろうか。今シーズンはどんな服を着ようか。
目の前に座っている人は、何歳くらいだろう。これからどこに行くんだろう。どんな声の人だろう。
閉じていた興味や関心の扉を自分でちょっと無理やりこじ開け、あえて見る、聞く、感じ取るを意識して行うようにして、それに対してくだらないことでもいいから何かを考えてみる。
最初のきっかけ自体はくだらないことでも小さなことでもなんでもいい。
むしろ小さなことの方が構えずに捉えられていい。
そうやって自分ごとを少しずつ増やしていくと、だんだんそれに反応してふと何かを思いついたり考えたりすることが増えていって、のっぺりしていた脳内になんとなく芽がぽこんと生えたような感覚になってくる。
アウトプットの時間を優先したいのでインプットを減らしますというようなことを、言っていたり書かれていたりするのをたまに見かけるが、私の場合はその2つは同量くらい存在して相乗効果によって上手く働いているような気がしている。
あくまで私の場合だけかもしれないが。
その中で、私が心がけているのは負のインプットをなるべく取らないこと。
たとえ遭遇したとしても、そこから負のアウトプットは出さないこと。
マイナス要素があるインプットの場合でも、なるべく自分の中でそれをプラスに捉えマイナスのままアウトプットしないように努力している。
ふと思ったが、世の中にいる「何かや誰かを叩く人」ももしかしたら心理的には同じで、それのかなりこじれてしまったバージョンなのかもしれない。
自分から生み出す何かがないからこそ、人の何かを待ち構えているというか、バッティングセンターでホームランを打つためにぶんぶんとバットを振り回して待っているような感じなのかもしれない。
アウトプットに困ったときこそ、優しいインプットを探すようにしよう。
幸せの芽が生えるように、楽しいアンテナをにょきにょきと伸ばしておこう。
自戒を込めて。
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