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「羨望」に飲み込まれず、うまく飲み込んで自分のものにする

「すごい」
「うらやましい」
「あこがれる」

自分よりも有能な人や何歩も先を行っている人、到底敵わないなと思う人を見ると、人はその対象を羨望する。

羨望はプラスにもマイナスにも大きなパワーになる。
誰かを憧れ、羨む。
いいなぁと思っているだけだと「どうせ自分なんて...」とか「あの人にはあんなチャンスがあってずるい」なんて、自分や相手に向けたマイナスの感情に支配されそうになるが、プラスに考えることで、それが糧になったり新たな挑戦をするきっかけになったりもする。

ただ、1つ気をつけなければいけないと思うのは、そのプラスに向かう時の考え方だ。

「憧れる」→「すごい、自分もそうなりたい」

その人をリスペクトし、自分もやってみようと思うことは大切だが、重要なのは「では、自分はどうなりたいか、自分の場合は何をすべきか」をしっかりと考えるということだと思う。

人はついつい「この人みたいになりたい」と思った時に、その人の言動や服装、持っているものや考え方など、自分もそれに近づけるようにと同じものを選んだり、まるでコピーするかのように"その人"になろうとしてしまいがちだ。

憧れた人と同じ動きをして、その人になろうとするのではなく、憧れた人の行動、言動、生き方を見て、それでは自分はどのようになりたいのか、なりたい自分になるために、するべきことは何だろうかと考えることが大切だと思う。

とにかく技術を真似したり覚えたりして身につけていくことも大事だが、そればかりになってしまうと結局「追う」だけになってしまい、自分の中で「描く」ことができない。

些細な違いのように思えたり、そんなの当たり前じゃんと感じる人もいるかもしれないが、この「追う」と「描く」の違いは結構大きい。
そしてその違いに気づけず、結局マネをするだけのような動きしかできていなかったとあとから気づくことも私はよくある。


羨望を良い意味で捉え、自分の中に落とし込み、そして改めて自分と対話をする。
それが、羨望から来るただの「妬み」や「卑下」から脱出できたり、一歩踏み出していいアウトプットに繋げられたり、本当の意味でなりたい自分に近づける鍵になるのではと思っている。

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