Hinatabocco 古民家再生

「大正4年築の古民家から現代の日本へ」 築100年以上の古民家を改装したシェアハウス …

Hinatabocco 古民家再生

「大正4年築の古民家から現代の日本へ」 築100年以上の古民家を改装したシェアハウス ◆飯田線羽場駅より徒歩2分 /伊北ICより車で3分 ◆仲間と一緒にDIYや畑をした思い出 ◆ 田舎暮らし古民家体験記録 of 2021 https://hinatabocco.jp.net/

最近の記事

冬は七輪で暖まりながら

木炭に火を点けました。最高気温マイナス1度。 I light charcoal. The highest temperature will be minus one degree celsius today. 点燃了木炭。最 气温 下1度。 お陽さまが雲に隠れています。 The sun is covered by clouds. 太阳 在云彩 。 空がどんよりしている日は、外に出る気がしないので I don’t feel like going out on a cloud

    • 躓きと気付きで暮らしを整える

      躓(つまづ)くことにより、新しく得るものがあったり想定よりもよいものに仕上げられたりすることがあります。 昨年12月にインターンとして来てくれた学生さんがそう言っていました。 もう春なので、きっと今は新生活が始まっていることでしょう。 春が来た古民家での暮らしは、寒い頃と比べて日差しがあたたかいだけで朝から気分がいいです。 ストーブをつけなくていいことが嬉しくて、山の雪も溶けてきてぽかぽかな日が続いています。 インターンとして来てくれた学生さんは首都圏の大学に通う方で

      • ブルーベリーチーズケーキ

        私は古民家の縁側からの眺めが好きです。 縁側からは今日も変わらずずっと山が見えています。いつでもどっしりと構えていて、今はまだ少し雪が残っているので春が待ち遠しいですが四季折々の山の表情が見れるので好きです。 今回は、変わらずずっと在り続けてほしいと感じた田舎の喫茶店に思いを寄せます。 スマートフォンでカフェを検索すれば、画面のマップの中にピンがいくつか立って色んなお店を教えてくれます。 でも実際に町を歩いてみると、毎日欠かさず見ているスマートフォンの情報よりも直感でピ

        • 終わりであり始まりでもある冬

          春夏秋冬という四文字の最後は 冬で終わりますよね。 冬は1年が終わり春の準備をするというイメージがあると思いませんか? Hinataboccoはそんな冬、一昨年12月から始まりました。 今回は少し固いお話になりますが、 終わりであり始まりでもある冬だからこそ考えた気持ちを綴ります。 今はまだ利益を生み出せる地方創生事業をしている訳ではありません。 そして、地方創生が事業として成り立っている企業も少ないです。 その中で、私たちは地方にひとが来たいと思う魅力を「創」り 利

        冬は七輪で暖まりながら

          晴れた日にはお散歩を

          冬の晴れ間は薄水色の淡い空が清々しいです。 今回は、雲ひとつなく陽射しが眩しかった日の出来事を綴ります。 古民家は大きな窓が多く、お部屋にいても外からの冷気を感じていましたが、移住体験で来てくれた学生さんが二重窓をDIYで作ってくれました。おかげでとても暖かくなって快適に過ごせています。Hinataboccoに関わってくれている皆さんに日々感謝の毎日です。 その日は散歩がてらお出かけをしました。 歩いていると、売ります。買います。探します。と書かれた看板を掲げている古本

          晴れた日にはお散歩を

          地域と関わる田舎暮らし

          左右の指を交互に組み手のひらを体の外側に向けて、 ぐーっと上へ押し出すように腕を耳の横で伸ばしてみてください。 私の朝のルーティンなのですが、太陽のほうに体を向けて張り詰めた静けさの中で澄んだ空気を深く吸ってゆっくりと吐きます。 吐息は真っ白です。 さて、少しずつ手をほどきます。 腕も下ろして楽になったところで 2021年の日記を紐解いていくことにします。 適当なところで開くと そこにはとても親切なおばあさんとの思い出を書いていました。 おばあさんの好きなごはん屋さ

          地域と関わる田舎暮らし

          好きな事を好きな時に好きなだけ

          2021年あと約2ヶ月ですが、穏やかに残りの日々も過ごしていけそうです。 それは景色に青と緑が多いからかもしれません。 空が広く、自然豊かで山々が連なる風景も広がっています。 空気を思いっきり吸い込みたくなりますし、その空気もおいしいです。 開放的なパノラマを望みながらゆっくりと 呼吸ができる辰野町が本当に好きですね。 日が暮れると吐息は白いですが、晴れた日の夜は 星がキラキラと明るく光ります。 空を見上げて星に願っただけでは夢は叶わないですし、手を伸ばしても星は決

          好きな事を好きな時に好きなだけ

          百幸は一皇に如かず

          日が短くなり朝晩の気温がぐっと低くなりましたね。季節の移ろいを楽しみながら毎日を過ごしています。 最近、白ヤギと烏骨鶏が古民家のメンバーに加わりました。一緒に住んでいる他の方々もお散歩をしてくれたり餌をあげたりしてくれています。 生き物と暮らすということには当然責任が伴います。命と向き合うことになるからです。 不自由なく身体が動かせて生活ができているので、新しい仲間を受け入れることができましたが、これって当たり前ではないんですよね。 笑いつつも少し残念そうに、 前はね

          百幸は一皇に如かず

          田舎の夏をあなたにも

          Hinataboccoの畑には6時から朝日がサンサンと降り注ぎます。 毎日ぐんぐんと伸びる雑草や虫取りもちょっと大変だったり、土が固いところがあるので耕したりと苦労することもありますが、やりがいがありますね。 体を動かすことで気分転換になっています。 なんせ未経験なので全てが初めてで、陽をいっぱいに浴びて出てきてくれた芽が可愛いですし育っていく過程がとても嬉しいです。 それに、古民家に来てくださる皆さんが美味しいと食べてくれる笑顔が何より幸せです。 野菜の他にも季節に

          田舎の夏をあなたにも

          古民家が与えてくれるもの

          2021年も後半になりましたね。 7月はHinataboccoに関わってくださるひとが一気に増えた1ヶ月でした。 キャストさんや幅広い年代のボランティアの皆さんに加え、大学生の方々も多く来てくださるようになりました。 初めて古民家に来たひとたちには、 おじいちゃんおばあちゃん家に似ていて懐かしい、来るのは初めてなのに知っているみたいなど、色んな感想をいただけます。 誰かの心の中にある何かにこの古民家は繋がっているのかもしれませんね。 Hinataboccoの古民家再生

          古民家が与えてくれるもの

          慮 OMONPAKARI

          私たちがいる辰野町の古民家は、どのお部屋にいても電車の通る音が聞こえてきます。1時間に1本か2本、時報のような感覚ですね。 なぜかと言うと、台所の窓を開けると畑のすぐ向こうにはJR飯田線が通っていて線路がとても近いからです。 朝は、始発の音で始まります。 もう少し寝たいなと思いアラームが鳴るまで二度寝する日もありますが、 古民家で迎える朝はとても清々しいので自然と活動したくなるんです。 真冬に田舎に来てからずっと格別に気持ちがいい朝日だなーと変わらず実感していて、よく晴れ

          今、何を感じて何をしていますか

          Hinataboccoの古民家では、活動中に一眼レフやミラーレス、コンデジなど色んなカメラで撮影をしています。もちろんスマホでも。 写真って、誰かの真心が写っているものだと思うんです。形のない瞬間を形として残すところがすきですね。感情だったり雰囲気だったり。 今回は、古民家で過ごした雨の日に特別に写真が撮りたくなったことをお話しさせてください。 いつもだったら低気圧で頭痛がひどいはずですが、田舎にいると比較的落ち着いて過ごせることが不思議です。雨ですが調子がいいので見て

          今、何を感じて何をしていますか

          空き地を大開拓!!

          5月13日から18日の6日間。この6日間で空き地を大開拓しました。この期間、毎日3人以上に集まっていただき、嬉しさと感謝でいっぱいです! まず、初日は平日だったにもかかわらず、8名のキャストさんが駆けつけてくれました。日差しが強くて、暑い日でした。 最初に、蚊除けやヘビ避けになるマリーゴールドを植えるべく、家の周りをぐるっと一周草刈りを行いました。マリーゴールドは独特の香りや、根に住む菌によって害虫を遠ざけてくれます。そういった草花は「コンパニオンプランツ」と呼ばれ、重宝さ

          空き地を大開拓!!

          想いの数だけ強くなれる

          5月はじめの土曜日。 世間が2度目の異常事態下でのゴールデンウィークを迎えている中、 Hinataboccoでは引き続き感染対策に気を配りながら作業が行われました。 なんと、今回は運営メンバー、キャストさん計10人参加と、今年はじめにHinataboccoが始まって以来1番たくさんのメンバーが集まってくれました。 はじめての人数だったので手持ち無沙汰になる人が出ないか最初は少し不安でしたがそんな心配はご無用。 漆喰塗り、障子張り替え、壁制作といった毎度お馴染みの慣れた作業

          想いの数だけ強くなれる

          地産食材で暮らしを食農しむ

          4月も残すところあと少し。 春から新しい生活が始まった方も多いのではないでしょうか。 だんだんと慣れてきましたか? Hinataboccoの畑は、見慣れていた枯れ草色の一面に春が訪れ、日に日に緑が増えてきました。 田舎には何もないイメージがあると思うのですが、そんなことないんですよ。畑では日々新しい発見があります。 先日は、野菜農家さんが来てくれた際にニラが生えているのを見つけてくれました。葉をちぎるとあの鼻に残る特有の香りが広がり、驚きと同時に自然と笑みがこぼれまし

          地産食材で暮らしを食農しむ

          日本の真ん中の、おおきな桜の木の下で。

          4月初旬。 名古屋から3人、長野県内から3人が参加してこの日の活動がはじまりました。 この日集まったのはHinataboccoを発信するためのinstagramの制作に携わるメンバーです。 まずは漆喰を水で伸ばして壁塗りをしていきます。 実は対面で会うのは初めてのメンバーもいましたが、どうしてでしょう。 共同作業をすると、言葉数は少なくても心の距離がぎゅんと縮まりますよね。 お昼は料理上手な2人が手早く作ってくれました。 この日のメニューはからあげとおひたしと炒飯。 「

          日本の真ん中の、おおきな桜の木の下で。