田舎の夏をあなたにも
Hinataboccoの畑には6時から朝日がサンサンと降り注ぎます。
毎日ぐんぐんと伸びる雑草や虫取りもちょっと大変だったり、土が固いところがあるので耕したりと苦労することもありますが、やりがいがありますね。
体を動かすことで気分転換になっています。
なんせ未経験なので全てが初めてで、陽をいっぱいに浴びて出てきてくれた芽が可愛いですし育っていく過程がとても嬉しいです。
それに、古民家に来てくださる皆さんが美味しいと食べてくれる笑顔が何より幸せです。
野菜の他にも季節に合わせて朝顔や向日葵の種まきをしました。
生長してきて開花までもう少しです。
畑にいる虫の種類も増え、大きな虫が家に入ってくるようになりました。
今は網戸を取り付けたので心地いい風が入ってきますが、最近まで網戸がなかったので窓を開けたままにしているといつの間にか虫が壁や天井にいることがありました。
リビングでは蚊取り線香から白い煙がゆらゆらと立ち上ったと思ったら、
すーっと部屋に溶け込んでいく、そんな光景が日常です。
7月の夜は寝苦しい日はなく寒いくらい涼しかったですが、外が暗くなり気温が下がった頃にお散歩するのはとても気持ちがいいです。
田舎でリモートワークをしていますが、どこで働いてもお仕事で疲れたなーと思うことはありますよね。でも、一歩外へ出るだけで疲れを自然が癒してくれるのは田舎ならではの贅沢です。
小川のほとりで風に身を委ね水が奏でるせせらぎを聞きながら、ゆっくりと目を閉じます。
初夏の出来事ですが、ふぅ~っと体に溜まっている重いものを吐き出してから目を開けると、ふわりふわりと光る1匹のほたるが目の前を飛んでいたことがありました。
優しい光だったので、肩の力が抜けてなんだか軽くなった瞬間でした。
お散歩する日は肌寒くなる前におうちに帰るのですが、帰宅するとシェアメイトがリビングにいておかえりーとにっこり笑って言ってくれます。
心が安らぎ私も自然と微笑んでしまいます。
「おかえり」と「ただいま」は、誰かと一緒に住んでいないと生まれないやりとりですよね。Hinataboccoはシェアハウスですが、長野県にはシェアハウスが少ないようです。
空き家も空き地もたくさんあるので住まいをシェアするという発想がそもそもないと聞いたことがあります。
田舎にはコミュニティがあるのかどうか、地域のひとたちに馴染めるのかなど不安もあると思うので、私たちは空き家をシェアハウスにする意味があるのではないかと考えています。
田舎体験やお試し移住ができるので息抜きしたくなったら、田舎の夏を感じに来てくださいね。
@furuka.mera
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?