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普通は、苦痛じゃなくて。美しいものは、美しいだけじゃなくて。

SEKAI NO OWARIさんの新曲
「ターコイズ」と、「サラバ」が配信されました。

今日は2曲について書きます。

これまでのSEKAI NO OWARIさんの楽曲は、
夏よりも、冬の曲。
昼よりも、夜の曲。
晴れよりも、雨の曲が多い印象でした。

「ターコイズ」と、「サラバ」の2曲は、
どちらも夏にピッタリな、爽やかなナンバーです!


ターコイズ

作詞・作曲はFukaseさんです。

タイトルからイメージするのは、
ターコイズブルーの青空。

「ターコイズ」の前奏から、
どこか未知の世界に連れていってくれるような、
何かがはじまりそうなワクワク感があります。

前奏で使われているのは、
「HeyHo」の前奏で使われていた
楽器バグパイプでしょうか。

「炎と森のカーニバル」や、
「スターライトパレード」のような、
ライブの1曲目にふさわしい印象を受けました。

大きな声で夢を謳った
みんなの前でカッコ悪いくらいに
誰よりもそれを聴いていたのは
他ならぬ僕自身だろう

マリンスノーが宙を舞っていて
綺麗なものは綺麗なだけじゃないと
君もきっとそうなんだろう

SEKAI NO OWARI「ターコイズ」より

数え切れぬ敗北の前で
膝をつく日だってあるだろう
逃げる事も勇気の一つだと
その言葉を胸に

首を飾る君のターコイズ
そっと握り涙を溢した
雨の間奏 嵐が吹き飛ばすと
まだ拍手のない僕のステージが始まる

SEKAI NO OWARI「ターコイズ」より

歌詞の言葉は、実際にFukaseさんが、
経験してきたこともあるでしょう。

カッコいいものも、
カッコ悪いものも、
綺麗なものも、
綺麗ではないものも、
逃げることも、
涙することも、
敗北でさえも、
意味があることだと、

Fukaseさんの高く優しい歌声で、
包み込んでくれるように感じます。

一方で、歌詞のなかの"雨の間奏"などの表現は、
現実のなかに少しファンタジーを感じさせてくれます。

少し前に書いたカーテンの記事は、
ターコイズのMVと歌詞から、着想を頂きました。

ターコイズのMVでは、
サーカス開演前の、舞台裏のドラマを、
ターコイズのネックレスとともに描いています。

サーカスといえば、「ピエロ」という曲があります。

ピエロは、
誰も見ていないところで
独りがんばっている人に
寄り添うような曲です。

ターコイズも、ピエロのような印象を受けました。

そしてMVのなかでは、
ピエロに扮するFukaseさんが見られます!

最初は、すごく自信がなくて、
ピエロ芸がうまくいかなかったり、
Nakajinさんと言い争っていたりして、
大切なターコイズのネックレスが
壊れてしまいます。

ですが・・・

歌もそうなのですが、毎回MVが1つのドラマとして完成されています。

間奏のギターがめちゃめちゃカッコいいです。
MV観ながら聴くと鳥肌ものです。

ピエロ芸が上手になってきて、
幸せそうなFukaseさんを見ると
観ている方も、幸せな気持ちです。

そして、MVのフィナーレです!


サラバ

続いてはサラバです。
作詞はSaoriさん、作曲はNakajinさんです。

作詞・作曲ができる3人が紡ぐ音楽は、

1つとして同じような曲がなくて、
昨年のDiaryや、Habitとも全然違っていて、
そのどれもが新しい世界をみせてくれるようです。

失ったものばかり値がついた
いつだって時の中で変わった
何でだってこんな! 寄ってたかってそんな!

でも何度だって悩まされるもんで
怪物だとか 夜の魔人とか
そんなの出てこないのに戦ってる

間に合わなくなって 全速力で駆けて
ため息ついてたけど

サラバ 普通が苦痛だった日々

手を振ってみれば ほら今はもう
私の隣には君がいて
失敗しながら一緒に歩いてる

SEKAI NO OWARI「サラバ」より

過去の私もそうなのですが、

失ったものを後悔したり、

存在しない「夜の魔人」と
戦いつづけてきた人には、

すごく共感する歌詞ではないでしょうか。


「普通」が「苦痛」と
感じていたこともあったのですが、

いまは、普通の日常が、
とても尊いものに感じています。

きっと、苦痛と感じる日々が
あったからこそ、
そう思えるのかもしれません。

けっして明るい歌詞でもないけれど、
Fukaseさんの歌声で、
明るく聞こえてくるセカオワマジック!

夏の運転中に聴いてみたい。


MVは4人それぞれが、右に歩いていて、
ゲームの「スーパーマリオ」のように
途中で、いろんなアイテムが登場します!

手作り感が満載のMVです。

4人それぞれの歩くスピードや、
歩幅も違っていて、好きなものも違う。

けれど、歌詞の「私の隣には君がいて」のシーンでは、
それぞれのメンバーに指差しているのがすごく印象的です。

10年以上メンバー全員で
一緒に住んで・支えあって、
作り上げてきたからこそ、
すごく伝わってくるものがあります。

メンバーが困ったときには、
歩幅を合わせたり、
手を差し伸べたり、
画面を飛び越えて、あるアイテムをおくります!

MVを観ていて、
私のとなりには、
誰もいないと感じたとしても、

メンバー4人が、画面の向こう側に
微笑みかけてくれて、
応援してくれているようです。

ターコイズ同様に、サラバも間奏が素晴らしいです。

「MAGIC」、「アースチャイルド」、「DIARY」などなど
Saoriさんのピアノの間奏が素晴らしい曲は、
いくつもあるのですが、

「サラバ」の間奏は、
Saoriさんがすごく楽しそうな表情で
ピアノを弾いていて、
より楽しそうに聴こえてきます。

そしてMVのラストは!


「ターコイズ」と、「サラバ」は、
ダウンロード版だけじゃなくて、CDも発売されます。

今は、CDを買う人は少ないかもしれませんが、
CDのジャケットを眺めたり、
ライナーノーツを読むのも、大切にしたい時間です。

サラバのジャケットはMVを観た後だと、
クスっとしちゃうデザイン。

MVはでていない、バタフライエフェクトの
ジャケットデザインも良いですね。

SEKAI NO OWARIのサイトより


今回の記事は、セカオワさんばかりでした。

先日のカーテンの記事もそうなのですが、

noterのみなさんから刺激を受けて、
もっと自分が読みたいもの、
書きたいものも、書いてみようと思いました。

最後までお読みくださり、ありがとうございます!

皆さんの毎日が、素晴らしいものになりますように。

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